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「先進医療」の消費税を非課税に、患者負担を軽減

2006-11-07 15:38:00 | Weblog
「先進医療」の消費税を非課税に、患者負担を軽減 2006年11月6日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20061105AT3S2702D04112006.html
 厚生労働省は保険診療との併用を例外的に認める先端医療技術である「先進医療」の患者負担について、これまで課税対象としてきた消費税の取り扱いを見直し、非課税にすることを決めた。先進医療は条件が整えば将来は保険が使えることになっており、保険診療の非課税扱いを先取りして適用し、患者負担を軽くする。税務当局と調整し全国の社会保険事務局などに通知した。
 先進医療は欧米で認められていても国内では未承認の技術などが該当する。昨年夏に制度が始まったばかりで件数はまだ少ないが、厚労省は100程度の技術を指定し、約2000の医療機関で実施することを目指している。今は「内視鏡を使った泌尿器腫瘍(しゅよう)の手術」など9技術が指定されている。


 ご存知かもしれませんが、インフルエンザの予防接種を診療所などで任意で受ける場合には本来の料金に加えて消費税を合わせて徴収されますが、このように同じ医療といっても、保険外診療に当たる場合は、消費税がかかりますが、先進医療ともなれば費用もバカになりませんし、仮に費用が100万円かかるとしたら、消費税だけでも別途5万円。もし消費税が引き上げられれば当然その負担も増えますし、今回の非課税にするという取扱も妥当かと思います。
 ただ、先進医療のどこまでを非課税にするのかその線引きは難しいでしょうね。一消費者としてはどこまで適用になるのかが、気になるところです。


1 コメント

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病院側の持ち出し (お弟子)
2006-11-09 15:19:51
 患者負担の消費税非課税ですので、今の保健医療と同じように消費税分が医療側の持ち出しになるだけですね。
 数年前の医療雑誌で、経営のよい医療機関で利益率が2%くらいと報道されていましたから、今回の件で先端医療を行うかどうかの経営的再検討が必要になってくる医療機関もあるでしょう。
 ちなみに病院でなかなかクレジットカードの導入が進んでこなかったのも同様の理由といわれています。
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