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大相撲:「国技をつぶす気か」白鵬、思わず不満

2010-07-09 07:25:21 | Weblog
大相撲:「国技をつぶす気か」白鵬、思わず不満 2010年07月08日 
毎日 http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100709k0000m050126000c.html
朝日 http://www.asahi.com/sports/update/0708/NGY201007080029.html
 大相撲の野球賭博問題で、横綱・白鵬関(25)=宮城野部屋=は8日、名古屋場所(11日初日・愛知県体育館)での優勝力士への表彰自粛やNHKの生中継中止などについて報道陣の質問に答えた後、付け加えるように「自分たちの手で国技をつぶすつもりなのかと思います。そう思いませんか」と疑問を投げかけた。これを受け、貴乃花理事(元横綱)が報道を通じて「数多くしこを踏み、すり足、鉄砲をして体を鍛えて場所に挑んでもらいたい」と白鵬関に土俵に集中するよう発言。思わず不満を漏らした白鵬関を、先輩横綱がたしなめる形になった。
 8日朝、白鵬関は新小結・白馬関(27)=陸奥部屋=らとの21番のけいこで汗を流した後、サインや写真撮影などファンの求めに気軽に応じた。満足いくけいこもできて、時折笑顔ものぞかせた。一段落して報道陣とのやりとり。名古屋入り直後はけいこ場を公開していなかっただけに、言葉を選んで答えていた。
 まず表彰式自粛について「全部(辞退)ですよね。全力士が賜杯をいただくために日々努力している。心から残念に思います」と切り出した。続いて「賜杯の受け渡しまで自粛することで、国技としての地位が揺らいでいると感じるか」と聞かれると、「日本の横綱として」と自らの立場を踏まえた上で「あまりにもやりすぎなのでは、という気持ちはあります」と相撲協会の自粛ムードに戸惑う心境を明かした。
 6日に決まったNHKの生中継中止を白鵬関は「全国、世界中が楽しみにしている。日本だけの問題じゃない」。母国モンゴルでの人気を思い出し、こみあげるものがあったのか、静かな口調ながら「国技をつぶすつもりなのか」という言葉が思わず漏れた。
 先場所で2場所連続全勝優勝を果たした白鵬関は、現在32連勝中。元朝青龍関が引退後、一人横綱になった春場所から誰にも負けていない。名古屋場所で13連勝すれば大鵬の45連勝に並ぶ。さらに年6場所制が定着した1958年以降、初の3場所連続幕内全勝制覇もかかっている。
 自らも花札での賭け事を認める上申書を出し、4日の会見で謝罪した。野球賭博に関与した筆頭付け人やトレーナーが場所におらず、5日の番付発表会見で一連の問題に対し「心に大きなヒビが入った」と動揺していた。
 横綱の言葉にはさまざまな見解がある。東京相撲記者クラブ会友の杉山邦博さん(元NHKアナウンサー)は「白鵬はつらいでしょう。一人横綱で責任を負い続けながら、今回の事態で角界全体まで背負わされた。そのつらさの中で思わずこぼれた言葉だろう。協会に反旗を翻す話ではない。歯を食いしばって耐えている姿は痛々しい」と擁護する。
 一方、同じ会友でも中沢潔さん(元毎日新聞記者)は「協会は力士に説明せず『上が決めたことに文句を言うな』という古い体質が残る。力士は新聞やテレビで事態の動きを知るだけで、そんな不満も本音を吐露させたのだろう」と言いながらも「今の状況を考えると力士は今場所、土俵に上がることができるだけでも幸せに感じなくてはいけない」と話す。
 白鵬関は現在の調子について「千秋楽まで取り切ることができれば、一番いい結果になるのでは」と頼りない言葉を発した。9日の取組編成会議で、いよいよ初日の相手が決まる。




 いやいや。まだ一切賭け事に関わっていなかった力士や相撲関係者が発言するのならばともかく、花札レベルとはいえ賭け事に関わっていた白鵬関がこのような恨み節をぶつけたところで ますます世間の反感を買うだけでしょうし、『残念だ』くらいに留めるのならばまだしも「国技をつぶすつもりなのか」発言一つとっても、今の相撲界を見る世間の目の厳しさがわかっていないと批判されても文句は言えないでしょうね…(呆れ
 NHKの生中継が一時的に自粛(とはいっても午後6時台の本来ならばニュース報道を行う準ゴールデンタイムにダイジェスト版を流す超厚遇振りですが…)で表彰の辞退くらいでやる気をなくすくらいならば、そもそもそんなスポーツが国技として本当にふさわしいのかといった疑問さえ浮かびますし、いくら横綱1人体制でプレッシャーも強いとはいえ、今の白鵬関には少し傲慢さが現れはじめたかな…という印象を受けずにいられません。


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