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楓ちゃんの両親が手記…小林薫被告への憤りなど吐露

2006-09-27 00:45:09 | Weblog
楓ちゃんの両親が手記…小林薫被告への憤りなど吐露 2006年9月27日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060926it12.htm
 奈良市の有山楓(かえで)ちゃん(当時7歳)の誘拐殺人事件で、小林薫被告(37)に対する奈良地裁の死刑判決を受け、両親が一生癒えない悲しみや、小林被告への憤りをつづった手記を奈良県警を通じて発表した。

 本日、小林被告に死刑判決が下されました。事件から今日までの1年10ヶ月は本当に長いものでした。悲しみ、苦しみそして怒りの収まらない日々がずっと続いてきました。裁判長の口から『死刑』という言葉が告げられ、「楓ちゃん聞いた?楓ちゃんよく頑張ったね。楓ちゃんが見守ってくれたからパパもママも頑張ってこれたよ。楓ちゃんありがとう」と心の中で楓には言いました。
 私たちはこの裁判において楓の無念さ、つらさ、悲しみをすべて知ってあげたい気持ちから、今日まで裁判を傍聴してきました。しかし、この裁判では小林被告から事件に対して、全く反省の姿を見せる事もなく、「生きていても面白くない。早く死刑にして欲しい」と自分勝手な言動ばかりで私たちには到底納得しえる事は何も小林被告の口から出てきませんでした。
 私たちには『死刑』が下されたからといって、幸せだった生活が元に戻るわけではありません。楓が受けた苦しみ、無念さがなくなる訳ではありません。私たちはこれからも大切な楓を奪われた深い悲しみの中、残された家族で毎日を過ごしていかなければなりません。
 下の娘も先日、「かえちゃん早く帰ってこないかなぁ?帰ってきたら『大きくなったね』って頭をなでてくれるかなぁ?ギューってしてほしいなぁ」と私たちに言ってきました。この事件で、楓の命が奪われただけではなく、楽しかった家族4人の生活をも粉々に砕かれてしまいました。この悲しみは一生癒える事はないのだと思います。それでも私たちは前に向かって進んでいかなければなりません。小林被告にはこの死刑判決を受け、少しでも真摯(しんし)に受け止めてもらいたいです。
 私たちが受けたこの悲しみはもう二度と誰にもしてほしくはありません。この判決が子供を持つ親にとって少しは勇気づけられる結果となったかは解りませんが、未来のあるかけがえのない子供たちが犠牲となる犯罪が無くなる事を願うばかりです。
 この判決まで私たちが頑張ってこれたのも、死刑判決まで導いてくださった検察官、必死の捜査により小林被告を逮捕してくださった奈良県警の方々、そして事件当初から私たちへの励ましの手紙や想いを送ってくださった方々、遺棄現場まで足を運んで手を合わせてくださった方々、そして温かく見守ってくださった地域の皆様のおかげであると思います。本当にありがとうございました。
      有山 茂樹
          江利


 勝手ながらコメントは控えさせて頂きます。被害者のご両親の思いを読んで欲しくて、そのままアップすることにします。

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