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新潟の第四銀と北越銀、統合なら県内シェア69%

2017-03-17 20:03:25 | Weblog
第四銀と北越銀が経営統合検討 2行で持ち株会社、18年春めどに最終調整 2017年03月17日 新潟日報

 この第四銀と北越銀の経営統合に関しては、県内のオーバーバンキングを理由として強調している報道が多かったものの、それはあくまでも新潟市や長岡市の話であって、それ以外の地方都市では隣県の地銀や第二地銀が進出しているわけでもなく今でも3行からしか選べず、この広さの規模の県で3つなら別に多いとも思えない(信用金庫や信用組合も合わせれば多いのかもしれませんが、信用金庫や信用組合の経営統合と県NO1・NO2の経営統合では県内企業への影響度合いが違い過ぎます)し、ある程度の規模以上の地元企業の経営者は取引金融機関を実質選べなくなることで不自由を強いられることになるでしょうね。
 長崎県では首位の十八銀行と同2位の親和銀行を傘下に抱えるふくおかフィナンシャルグループの統合計画に対し、県内の貸し出しシェアが約7割に達すると待ったがかかった経緯があるそうですが、東京商工リサーチの調査によればこちらも両行を合わせると県内貸出金シェアの69%(県内企業数ベースでも63%)を占めるそうで、こちらもすんなり話がまとまるのか気になるところです。


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