前原外相「日中は良き隣人として」

前原外相「日中は良き隣人として」2010年10月4日　読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101003-OYT1T00510.htm
　前原外相は３日、枝野幸男民主党幹事長代理が２日の講演で中国を「悪(あ)しき隣人」と批判したことに関し、「日中はこれから良き隣人として戦略的互恵関係をしっかり結び、共存、共栄の道を探っていくべきだ」と述べた。東京都内で記者団に語った。
　民主党の岡田幹事長も３日、三重県川越町で記者会見を行い、枝野氏が日中の戦略的互恵関係を「美辞麗句」などと述べたことに対し、「戦略的互恵関係は日中間で合意された基本的な考え方で、（前外相である）私自身も使っており、間違ったことだとは思わない」と指摘した。



　ん…。前日の枝野発言をフォローする意味合いもあったのだとは思いますが、まさかあのタカ派で有名な前原外務大臣から「日中は良き隣人として」発言が出るとはこちらも吃驚ですね…。
　中国は何よりもメンツを重んじる国だけに、程々には顔を立てつつ、かつ日本として主張すべきところはしっかり主張していかなければならないだけに、政治家としても言葉は選ばないといけないと思うのですが、これだけ要人の発言が続いただけに、当然菅総理へのコメントも求められることになるでしょうし、内閣支持率が急落する中、菅氏がこの問題についてどのような発言を行うのか注目されそうです。