27日の欧州株式市場 2011年01月28日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT884142320110127
<ロンドン株式市場>
小反落。証券会社の示した明るいコメントを手がかりに保険株に買いが入ったものの、携帯電話大手のボーダフォンの下げに相殺された。
FT100種総合株価指数は4.13ポイント(0.07%)安の5965.08。
米通信大手AT&Tの決算を嫌気し、ボーダフォンが0.9%下落し、相場全体を圧迫した。
半面、保険株のオールド・ミューチュアル、アヴィヴァ、リーガル&ジェネラルは3─4.6%上昇した。
HSBCはノートで、保険大手によるキャッシュフロー拡大への取り組みが、高配当を求める投資家から評価を得たと指摘した。
<欧州株式市場>
銀行株主導で小幅上昇。貯蓄銀行改革への取り組みを強めるスペインでは、決算を来週に控えたサンタンデール銀行などが上昇した。 堅調な米企業決算を受けて、欧州企業の決算に対しても期待感が高まっている。
FTSEユーロファースト300種指数は1.87ポイント(0.16%)高の1154.58。一時は1150.12まで売られたが、その後切り返した。
DJユーロSTOXX50種指数は21.97ポイント(0.74%)高の2989.75。
序盤の取引では、格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が日本の外貨建て・自国通貨建ての長期ソブリン格付けをAAからAA─に引き下げたことを受けて、地合いが悪化していた。
これに対し、BNPパリバの調査部門責任者、フィリップ・ジゼルズ氏は「ユーロ圏で再び緊張が高まる可能性がある。日本は、多くの国がかなりの負債を抱えているという点をわれわれにあらためて認識させた。相場の上昇局面は終わりに近づいており、そう遠くないうちに調整に入る可能性がある」と述べた。
銀行株では、サンタンデール、BBVA、インテーザ・サンパオロ、ソシエテ・ジェネラルがそれぞれ3.1─4.9%高。
また欧州の保険株が高い。同セクターに対するHSBCの強気のコメントなどが追い風となり、スイスライフ、オールド・ミューチュアル、ING、アヴィヴァはそれぞれ4.1─5.2%値上がりした。
半面、小売株は売られ、スウェーデンのH&M(ヘネス・アンド・モーリッツ)は7.3%急落。同社の税引き前利益が予想外に減少するとともに、粗利益率が予想以上に低下したことが重しとなった。
ギリシャのデフォルト・債務再編の可能性はない 2011年01月28日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT884134520110127
ギリシャのパパンドレウ首相は27日、ギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥る可能性も、債務再編を迫られる可能性もないとの立場を示した。
ただ、欧州連合(EU)/国際通貨基金(IMF)による融資の期間延長、および利率の引き下げは必要になるとの考えを示した。
世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席している同首相は、ギリシャは厳しい緊縮財政措置を導入しているとし、年内にも資本市場からの資金調達を望んでいると述べた。
そのうえで、債務再編に関する疑問が出ていることは承知しているとしながらも「ギリシャはデフォルトには陥らない。また、債務再編の方向にも動いていない」と述べた。
ただ「IMFとEUによる融資の期間延長はあり得る。また融資条件についても協議されている」と述べ、融資条件の緩和により、ギリシャが2014年に資金調達難に陥ることを回避できるとの考えを示した。
欧州3市場は、終値ベースでは小動き。
英FTSE100は、午前9時頃まではイマイチな値動きが続き、前日終値(5969.21ポイント)よりも20ポイント近く安い5950.72ポイントをつける場面もあったものの、その後は上昇に転じて、午前10時頃に5990ポイント乗せ。その後午前11時半過ぎに一旦5970ポイント近辺まで下げるもすぐに値を戻し、午後4時頃までは5880-5890ポイント強(5997.33ポイント)のレンジで推移していましたが、終盤急調整し、結局終値ベースでは前日比4.13ポイント安い5965.08ポイントで終了(0.07%安)しました。
オールド・ミューチャルが4.55%高、アヴィバが4.05%高、プルデンシャルが3.00%高、マン・グループが2.89%高、スタンダードライフが2.76%高、セージグループが2.39%高、ペトロファクが2.03%高。
一方、ネクストが2.73%安、BAEシステムズが2.36%安、カーニバルが2.33%安。
独DAXは、前日終値(7127.35ポイント)よりやや高い7120.64ポイントでスタートした後、時折もみ合いながらも午後2時半頃までは堅調で7175ポイント近くまで上げ、その後一旦7150ポイント近くまで戻すも、午後4時半頃に7180.15ポイントまで上げましたが、終盤調整が入り、結局終値ベースでは前日比28ドル23セント高い7155.58ポイントで終了(0.40%高)しました。
6割の銘柄で上昇し、アリアンツが3.84%高、フレゼニウスが1.66%高。
一方、ルフトハンザ航空が2.23%安、ヘンケルが1.61%安。
仏CAC40は、前日終値(4049.07ポイント)より10ポイント弱安い4040.20ポイントでスタートした後、午前10時頃まではイマイチな値動きが続いた(安値は4032.11ポイント)ものの、その後は午後2時半頃まで上昇トレンドで推移して4070ポイント近くまで上昇。その後一旦4050ポイント近くまで下げるも、午後4時半頃に4079.30ポイントまで上げましたが、終盤調整が入り、結局終値ベースでは前日比10.50ポイント高い4059.57ポイントで終了(0.26%高)しました。
6割の銘柄で上昇し、とりわけ金融株が堅調で、ソシエテ・ジェネラルが3.13%高、ナティクシスが2.52%高、クレディ・アグリコルが2.29%高、BNPパリバが1.95%高となった他、STマイクロエレクトロニクスが4.78%高、EADSが4.02%高、テクニップが3.15%高。
一方、ラファージュが2.22%安、PPRが2.17%安、サンゴバンが1.83%安、ロレアルが1.70%安、ミシュランが1.59%安。
欧州ローカル市場は、スペインの2市場が1%半前後の上昇(MAマドリードが1.64%高&IBEX35が1.48%高)で、ポルトガルが0.19%高に対して、アイルランドが0.77%安。
他、ノルウェーが0.83%高、オランダが0.63%高、ベルギーが0.33%高に対して、スイスが0.46%安。
北欧3市場も、コペンハーゲンが0.75%高、ヘルシンキが0.35%高に対して、ストックホルムが0.48%高となるなど、概ね上昇したものの、一部でマイナスに沈む市場も見られました。
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT884142320110127
<ロンドン株式市場>
小反落。証券会社の示した明るいコメントを手がかりに保険株に買いが入ったものの、携帯電話大手のボーダフォンの下げに相殺された。
FT100種総合株価指数は4.13ポイント(0.07%)安の5965.08。
米通信大手AT&Tの決算を嫌気し、ボーダフォンが0.9%下落し、相場全体を圧迫した。
半面、保険株のオールド・ミューチュアル、アヴィヴァ、リーガル&ジェネラルは3─4.6%上昇した。
HSBCはノートで、保険大手によるキャッシュフロー拡大への取り組みが、高配当を求める投資家から評価を得たと指摘した。
<欧州株式市場>
銀行株主導で小幅上昇。貯蓄銀行改革への取り組みを強めるスペインでは、決算を来週に控えたサンタンデール銀行などが上昇した。 堅調な米企業決算を受けて、欧州企業の決算に対しても期待感が高まっている。
FTSEユーロファースト300種指数は1.87ポイント(0.16%)高の1154.58。一時は1150.12まで売られたが、その後切り返した。
DJユーロSTOXX50種指数は21.97ポイント(0.74%)高の2989.75。
序盤の取引では、格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が日本の外貨建て・自国通貨建ての長期ソブリン格付けをAAからAA─に引き下げたことを受けて、地合いが悪化していた。
これに対し、BNPパリバの調査部門責任者、フィリップ・ジゼルズ氏は「ユーロ圏で再び緊張が高まる可能性がある。日本は、多くの国がかなりの負債を抱えているという点をわれわれにあらためて認識させた。相場の上昇局面は終わりに近づいており、そう遠くないうちに調整に入る可能性がある」と述べた。
銀行株では、サンタンデール、BBVA、インテーザ・サンパオロ、ソシエテ・ジェネラルがそれぞれ3.1─4.9%高。
また欧州の保険株が高い。同セクターに対するHSBCの強気のコメントなどが追い風となり、スイスライフ、オールド・ミューチュアル、ING、アヴィヴァはそれぞれ4.1─5.2%値上がりした。
半面、小売株は売られ、スウェーデンのH&M(ヘネス・アンド・モーリッツ)は7.3%急落。同社の税引き前利益が予想外に減少するとともに、粗利益率が予想以上に低下したことが重しとなった。
ギリシャのデフォルト・債務再編の可能性はない 2011年01月28日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT884134520110127
ギリシャのパパンドレウ首相は27日、ギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥る可能性も、債務再編を迫られる可能性もないとの立場を示した。
ただ、欧州連合(EU)/国際通貨基金(IMF)による融資の期間延長、および利率の引き下げは必要になるとの考えを示した。
世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席している同首相は、ギリシャは厳しい緊縮財政措置を導入しているとし、年内にも資本市場からの資金調達を望んでいると述べた。
そのうえで、債務再編に関する疑問が出ていることは承知しているとしながらも「ギリシャはデフォルトには陥らない。また、債務再編の方向にも動いていない」と述べた。
ただ「IMFとEUによる融資の期間延長はあり得る。また融資条件についても協議されている」と述べ、融資条件の緩和により、ギリシャが2014年に資金調達難に陥ることを回避できるとの考えを示した。
欧州3市場は、終値ベースでは小動き。
英FTSE100は、午前9時頃まではイマイチな値動きが続き、前日終値(5969.21ポイント)よりも20ポイント近く安い5950.72ポイントをつける場面もあったものの、その後は上昇に転じて、午前10時頃に5990ポイント乗せ。その後午前11時半過ぎに一旦5970ポイント近辺まで下げるもすぐに値を戻し、午後4時頃までは5880-5890ポイント強(5997.33ポイント)のレンジで推移していましたが、終盤急調整し、結局終値ベースでは前日比4.13ポイント安い5965.08ポイントで終了(0.07%安)しました。
オールド・ミューチャルが4.55%高、アヴィバが4.05%高、プルデンシャルが3.00%高、マン・グループが2.89%高、スタンダードライフが2.76%高、セージグループが2.39%高、ペトロファクが2.03%高。
一方、ネクストが2.73%安、BAEシステムズが2.36%安、カーニバルが2.33%安。
独DAXは、前日終値(7127.35ポイント)よりやや高い7120.64ポイントでスタートした後、時折もみ合いながらも午後2時半頃までは堅調で7175ポイント近くまで上げ、その後一旦7150ポイント近くまで戻すも、午後4時半頃に7180.15ポイントまで上げましたが、終盤調整が入り、結局終値ベースでは前日比28ドル23セント高い7155.58ポイントで終了(0.40%高)しました。
6割の銘柄で上昇し、アリアンツが3.84%高、フレゼニウスが1.66%高。
一方、ルフトハンザ航空が2.23%安、ヘンケルが1.61%安。
仏CAC40は、前日終値(4049.07ポイント)より10ポイント弱安い4040.20ポイントでスタートした後、午前10時頃まではイマイチな値動きが続いた(安値は4032.11ポイント)ものの、その後は午後2時半頃まで上昇トレンドで推移して4070ポイント近くまで上昇。その後一旦4050ポイント近くまで下げるも、午後4時半頃に4079.30ポイントまで上げましたが、終盤調整が入り、結局終値ベースでは前日比10.50ポイント高い4059.57ポイントで終了(0.26%高)しました。
6割の銘柄で上昇し、とりわけ金融株が堅調で、ソシエテ・ジェネラルが3.13%高、ナティクシスが2.52%高、クレディ・アグリコルが2.29%高、BNPパリバが1.95%高となった他、STマイクロエレクトロニクスが4.78%高、EADSが4.02%高、テクニップが3.15%高。
一方、ラファージュが2.22%安、PPRが2.17%安、サンゴバンが1.83%安、ロレアルが1.70%安、ミシュランが1.59%安。
欧州ローカル市場は、スペインの2市場が1%半前後の上昇(MAマドリードが1.64%高&IBEX35が1.48%高)で、ポルトガルが0.19%高に対して、アイルランドが0.77%安。
他、ノルウェーが0.83%高、オランダが0.63%高、ベルギーが0.33%高に対して、スイスが0.46%安。
北欧3市場も、コペンハーゲンが0.75%高、ヘルシンキが0.35%高に対して、ストックホルムが0.48%高となるなど、概ね上昇したものの、一部でマイナスに沈む市場も見られました。
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