年金詐欺:愛知で急増 高齢者らの不安つけ込む 2007年8月9日 毎日
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070809k0000e040083000c.html
社会保険庁職員を装い「年金の払戻金がある」などと欺く手口で4~7月、愛知県内で現金計約450万円がだまし取られていたことが9日、愛知社会保険事務局と同県警のまとめで分かった。高齢者が被害に遭うケースが多く、県警は、年金不安につけ込んだ悪質な詐欺事件とみて捜査に着手した。
愛知社会保険事務局によると、4~7月に寄せられた不審電話などの相談件数は103件。4、5月は一けた台だったが、6月43件、7月50件と急増した。そのうち「年金保険料の過払い金があるので払い戻す」などと偽り、ATM(現金自動受払機)を誤操作させる手口に関する相談は79件に上り、県東部に集中していた。また、社会保険庁職員などを名乗る男が高齢者宅を訪れたとの相談は10件だった。
同事務局や県警によると、現金の被害は8件に上り、そのうちATMを悪用した手口は3件。先月24日、県東部の女性宅に社会保険庁職員を名乗る男から「保険料を過払いしているので払い戻す。キャッシュカードを持ってATM(現金自動受払機)に出向いてほしい」と電話があった。女性がATMに出向き、携帯電話で男の指示通り操作したところ、口座から36万円が他人名義の別口座に振り込まれてしまった。このほか、6月にも60代と30代の女性が同様の手口で計350万円を詐取された。
残り5件は、社会保険庁や県職員を装った男が1人暮らしの高齢者宅を訪れ、年金還付の手数料などとして5000~53万円の現金をだまし取る手口だった。6月28日には、名古屋市北区の女性(82)宅に県職員を名乗る男が訪れ「年金の受給額を増やす」などと偽り、印紙代5000円をだまし取った。男は女性に「名刺を切らしている」といい、身分証も提示しなかったという。
同事務局は「年金還付にはそもそも手数料はかからず、職員が現金を受け取ったり、ATMを操作させることはない。不審人物の訪問や電話が合った場合には相手の言いなりにならず、必ず事務局や警察署に相談してほしい」と呼びかけている。
私から見れば、この日本で『役所の人間が名刺も出さない&身分証も掲示しないで個人宅を訪問すること自体、どう考えても不自然』ですし、少しでも違和感を感じたら、別にその場で(勿論電話帳で電話番号を調べて)在籍確認の電話をしてもらっても、当の職員に対して失礼という事もない(もし怒り出すとしたら、逆に疑ってかかるに十分だと思います!)と思うのですが、このあたりは日本人はまだまだ悪徳商法や詐欺商法に対して無防備だな…などとついつい考えてしまいます。
紙面にもありますが、年金還付に手数料はかかりませんし、そもそもこのような重要なことを電話で済ますようなことはまずありえません。(還付を行う場合は、当然決定通知が書面で送付され、同封されたハガキに振込先金融機関を指定してもら送り返すことで、後日振込みという形で行われます そもそもキャッシュカードに本人確認を立証する機能などありません!!!)
まして年金の受取額を増やすということは、実際に働いて加入期間を増やすか支給漏れの年金をご自身の労力で見つけ出さない限り不可能。
まあ、これまで年金の仕組みを国民にわかるように説明してこなかった厚生労働省や社会保険庁も悪いのですが、これだけコンビニなどのATMを使った振込詐欺が世間を騒がせているのですから、個人レベルでも『自分の身は自分で守る』という意識を強く持ち、人間が本来持っていたはずの、生き残るために本来持ち合わせていたはずの警戒心という機能を取り戻して、こういった詐欺商法からご自身の身を守って欲しいと、どうしても考えてしまいます。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070809k0000e040083000c.html
社会保険庁職員を装い「年金の払戻金がある」などと欺く手口で4~7月、愛知県内で現金計約450万円がだまし取られていたことが9日、愛知社会保険事務局と同県警のまとめで分かった。高齢者が被害に遭うケースが多く、県警は、年金不安につけ込んだ悪質な詐欺事件とみて捜査に着手した。
愛知社会保険事務局によると、4~7月に寄せられた不審電話などの相談件数は103件。4、5月は一けた台だったが、6月43件、7月50件と急増した。そのうち「年金保険料の過払い金があるので払い戻す」などと偽り、ATM(現金自動受払機)を誤操作させる手口に関する相談は79件に上り、県東部に集中していた。また、社会保険庁職員などを名乗る男が高齢者宅を訪れたとの相談は10件だった。
同事務局や県警によると、現金の被害は8件に上り、そのうちATMを悪用した手口は3件。先月24日、県東部の女性宅に社会保険庁職員を名乗る男から「保険料を過払いしているので払い戻す。キャッシュカードを持ってATM(現金自動受払機)に出向いてほしい」と電話があった。女性がATMに出向き、携帯電話で男の指示通り操作したところ、口座から36万円が他人名義の別口座に振り込まれてしまった。このほか、6月にも60代と30代の女性が同様の手口で計350万円を詐取された。
残り5件は、社会保険庁や県職員を装った男が1人暮らしの高齢者宅を訪れ、年金還付の手数料などとして5000~53万円の現金をだまし取る手口だった。6月28日には、名古屋市北区の女性(82)宅に県職員を名乗る男が訪れ「年金の受給額を増やす」などと偽り、印紙代5000円をだまし取った。男は女性に「名刺を切らしている」といい、身分証も提示しなかったという。
同事務局は「年金還付にはそもそも手数料はかからず、職員が現金を受け取ったり、ATMを操作させることはない。不審人物の訪問や電話が合った場合には相手の言いなりにならず、必ず事務局や警察署に相談してほしい」と呼びかけている。
私から見れば、この日本で『役所の人間が名刺も出さない&身分証も掲示しないで個人宅を訪問すること自体、どう考えても不自然』ですし、少しでも違和感を感じたら、別にその場で(勿論電話帳で電話番号を調べて)在籍確認の電話をしてもらっても、当の職員に対して失礼という事もない(もし怒り出すとしたら、逆に疑ってかかるに十分だと思います!)と思うのですが、このあたりは日本人はまだまだ悪徳商法や詐欺商法に対して無防備だな…などとついつい考えてしまいます。
紙面にもありますが、年金還付に手数料はかかりませんし、そもそもこのような重要なことを電話で済ますようなことはまずありえません。(還付を行う場合は、当然決定通知が書面で送付され、同封されたハガキに振込先金融機関を指定してもら送り返すことで、後日振込みという形で行われます そもそもキャッシュカードに本人確認を立証する機能などありません!!!)
まして年金の受取額を増やすということは、実際に働いて加入期間を増やすか支給漏れの年金をご自身の労力で見つけ出さない限り不可能。
まあ、これまで年金の仕組みを国民にわかるように説明してこなかった厚生労働省や社会保険庁も悪いのですが、これだけコンビニなどのATMを使った振込詐欺が世間を騒がせているのですから、個人レベルでも『自分の身は自分で守る』という意識を強く持ち、人間が本来持っていたはずの、生き残るために本来持ち合わせていたはずの警戒心という機能を取り戻して、こういった詐欺商法からご自身の身を守って欲しいと、どうしても考えてしまいます。
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