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リンナイ、全機種を無償点検の対象に 

2007-02-13 19:31:06 | Weblog
リンナイ、全機種を無償点検の対象に 2007年2月13日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070213STXKB014812022007.html
 ガス機器メーカー最大手「リンナイ」(名古屋市)の小型湯沸かし器による一酸化炭素(CO)中毒事故で、同社は12日、経済産業省が9日に公表した事故で使用されていた2機種以外にもすべての開放式小型湯沸かし器の無償点検に応じる方針を明らかにした。
 同社は全国紙などの12日付朝刊に社告を掲載し、ガス会社などへのOEM(相手先ブランドによる生産)供給品を含む事故機種2機種について無償点検を行うとしたが、同日夕の会見で、無償点検をすべての機種に広げると方針転換した。「お客さまの不安を取り除くため」としている。点検でCO濃度が一定の値を超えた場合には、湯沸かし器に「取り換えをおすすめします」と事実上機器の交換を促すシールを張ることも明らかにした。
 社告では事故による死者と遺族に「心より深くお悔やみ申し上げます」とした上で、同型の湯沸かし器を使う際には換気扇を回したり、窓を開けたりするよう使用者に呼び掛けた。


 リンナイ製の小型湯沸かし器による事故のニュースが世間を騒がせていますが、リンナイは顧客の不安を和らげるために開放型小型湯沸かし器の全機種の無償点検に応じることを決めたようです。
 とはいえ、この無償点検。12日朝の時点では、事故を起こした機種と同じ仕組みでデザイン変更しただけの機種(RUS-51DT)については無償点検の対象外としていた(現にHPは未更新)ようですし、マスコミにその対応を突っ込まれたため慌てて全機種回収に切り替えたのでは…という疑惑も捨て切れません。
 他にも、無償点検はするもののCO濃度が一定の値を超えた場合は取替え転換を促すだけで、買い替え費用の一部を負担するといった対応まではしないようです。利用者から見ればおもわぬ出費を迫られるわけですし、(引き続きリンナイの製品を使い続けて欲しいのならば)せめて使用年数に応じて一定率の割引をするくらいの購入特典くらいはつけて欲しいものですね。


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