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現職・福田氏が4選 小林氏、浸透せず 栃木県知事選

2016-11-21 12:38:33 | Weblog
現職・福田氏が4選 小林氏、浸透せず 栃木県知事選 2016年11月21日 下野朝刊
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20161121/2516902
 知事選は20日、無所属現職の福田富一(ふくだ・とみかず)氏(63)の4回目の当選が決まった。
 今回の知事選は過去2回と同様、現職と共産系新人の一騎打ちとなった。新人の出馬表明は告示2週間前で準備不足は否めず、3期12年の福田県政の継続か転換かを問う選挙は、福田氏に対する事実上の信任投票との印象が拭えなかった。
 6月に立候補を表明した福田氏は国会議員や県議、首長の支援のほか、約230の各種団体の推薦などを背景に、安定した選挙戦を展開。教育や子育て支援、産業、観光振興、共生社会づくりなど新たに取り組む70項目を含む計146項目の公約を掲げた。
 街頭演説は市町村合併前の旧49市町村を回り、地方創生の実現を強調。「選ばれる栃木を目指す」などと訴えた。
 福田氏は同日夜、宇都宮市の選挙事務所で「責任の重さを改めて実感している」と4選を果たした心境を語った。「今回の17日間で、地方創生をやり遂げるためには県の役割が非常に大きい、県民の期待も大きいことを肌で感じた」と振り返り、地方創生の実現に全力を挙げることを強調した。勝因には支援者らによる「盤石な態勢」を挙げて感謝を述べたほか、「私の訴えに県民が理解を示してくれた」と自信をみせた。
 一方、共産系の団体などで構成する「みんなで県民の知事をつくる会」が擁立した小林氏は「県民に冷たい県政をチェンジ」などとアピール。「安保法制の廃止」「暴走する安倍政治ノー」などとも訴えたが、支持は広がらなかった。
 共産、社民の両党、市民団体が連携したほか、自主投票となった民進党県連の一部県議らの応援も受けた。しかし今夏の参院選のような野党共闘は実現せず、共闘の模索に時間を要した分、立候補表明は遅れ、政策論争も深まらなかった。
 小林氏は同日夜、宇都宮市の選挙事務所で「ご支援いただいた皆さまの期待に応えられなかった」とおわび。一方で「告示直前の立候補表明で県内の野党、市民団体、支援者の期待を集められた意味では、一つの大きな成果が共同の戦いだった」と述べた。敗因については「知名度を浸透しきれなかった」と話した。

★栃木県知事選挙結果
当 422544票 福田富一 63 男 無所属(公明党推薦、自民党県連推薦)  現 栃木県知事
  114814票 小林年治 64 男 無所属(日本共産党推薦、社民県連推薦) 新 政党役員

 栃木県知事選は、現職で自民・公明が推薦する63歳の福田富一氏に、共産・社民が推薦する64歳の小林年治氏が挑みましたが、
 自民党県連の推薦も受けた上で、3期12年の実績をアピールするとともに、地方創生の実現に向けて人材育成や健康づくり支援、観光誘客などを掲げた福田富一氏が42万2544票を獲得して
 子育てや介護、防災などに力を入れる一方、放射性物質を含む県内の指定廃棄物最終処分場を同県塩谷町に建設する計画の白紙撤回や、宇都宮市などが進める次世代型路面電車(LRT)整備事業への支援中止を訴えて11万4814票を獲得した小林年治氏 に3倍半以上の圧倒的大差をつけて危なげなく4選を決めています。


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