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出雲市長選 長岡氏が圧勝し、初当選 

2009-04-15 06:08:57 | Weblog
出雲市長選 長岡氏が圧勝し、初当選 2009年4月13日 山陰中央新報
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=511425004
 任期満了に伴う出雲市長選が十二日、投開票され、無所属新人で元副市長の長岡秀人氏(58)が60%を超える得票率で、同新人の元地元夕刊紙役員の菊地恵介氏(33)、再選を目指した同現職の西尾理弘氏(67)に圧勝し、初当選した。投票率は市長選が無投票となり、単独で行われた前回の市議選(78・03%)を0・53ポイント上回る78・56%だった。
 西尾氏の敗退によって、選挙戦に突入した島根県内の市長選では、昨年の益田、安来両市長選に続き、現職が三連敗したことになる。
 二〇〇五年三月の旧二市四町合併後、初の選挙戦となった出雲市長選は、伝統芸能上演施設「出雲阿国座」の建設計画に代表される積極財政への評価やまちづくりの将来ビジョンが争点となった。
 長岡氏は、同建設計画など、多額の借金を生み出した財政運営の「方針転換」を主張。行財政改革や不況を踏まえた経済・生活対策を最優先課題に掲げた。
 出馬表明は三候補で最も遅かったが、合併前の旧平田市長や新出雲市の副市長を務めた豊富な行政経験に裏打ちされた現実的な改革論が、徐々に浸透。自民党出雲総支部の支持、同党の有力支持組織の市農政会議の推薦のほか、連合島根傘下の一部労組や民主党の地元選出県議の後押しも受け、着実に票を積み上げた。
 菊地氏は、出雲阿国座の建設計画に反対する市民団体・出雲市を愛する会や自民党の元県議らの支援を受け、若さを前面に押し出して運動を展開。同計画の「即刻中止」と市財政の健全化などを訴えたが、届かなかった。
 西尾氏は旧出雲市長選から続いた自民、公明両党の全面支援を失って苦戦。実現に意欲を燃やした出雲阿国座計画が市民の猛反発を浴びた上、選挙戦を目前に突如、打ち出した見直し方針も逆効果で、最下位に沈んだ。
 開票は午後九時から、同市今市町北本町の出雲体育館で実施。順調に票を伸ばし、当選を果たした長岡氏は「皆さんの熱い支援のおかげ。市民の暮らしを最優先に、安心して住める出雲市にする」と決意を述べた。
 当日の有権者数は、十一万五千九百八十六人(男五万四千八百九人、女六万一千百七十七人)。
島根県出雲市長選選挙結果
当 54703票 長岡秀人 無新
 18683票 菊地恵介 無新
  16832票 西尾理弘 無現



 島根県出雲市は、島根県中東部に位置する 平成17年3月に旧出雲市と平田市・大社町・湖陵町・多伎町・佐田町の2市4町が合併してできた人口14.5万人の県内では松江市に次いで人口の多い市ですが、市長選は1995年4月の旧出雲市時代から市長を4期14年務めている現職の西尾理弘氏に、元副市長で任期半ばの2月で辞職した副市長の長岡秀人氏が分かれる保守分裂選挙となり、そこへ更に新人でまだ33歳と若い会社役員の菊地恵介氏の2新人が挑む形となったのですが、出雲阿国座の建設計画について「(市民の反対が根強い)この状況では建設すべきではない」と強調した新人で元副市長の長岡秀人氏が54703票を獲得し、同じく新人の菊地恵介氏(18683票)や現職の西尾理弘氏(16832票)を破り初当選。
 現職の西尾理弘氏は、自民・公明の全面支援を失うハンディがあったとはいえ、長岡氏どころか、もう1人の新人の菊池氏の得票数さえ下回るまさかの大敗に終わりました。


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