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工事より除雪が先 秋田・横手市、公共事業一時ストップ

2011-01-26 05:35:42 | Weblog
工事より除雪が先 秋田・横手市、公共事業一時ストップ 2011年1月25日 朝日
http://www.asahi.com/national/update/0125/TKY201101240538.html
 今冬の大雪で市民生活に深刻な支障が出ているとして、秋田県横手市が24日、喫緊の課題の除排雪を優先させるため、公共事業工事を一時全面ストップさせる「工事中止命令」を建設業者に出すことになった。
 業者や作業員にはその分の労力を除雪に傾けてもらおうという考えで、除雪作業の仕事を改めて依頼するという。
 秋田県内は今年に入り、連日、降雪が続いている。横手市では、22日に今季最高積雪の1.59メートルを記録。市が独自に観測する地点では1.96メートルになったところもある。片側2車線の道路も除雪で1車線が埋まり、雪捨て場も満杯状態で、高さは10メートルを超えている。80歳の女性が屋根から落ちてきた雪の下敷きになって死亡したほか、転落事故も相次いでいる。
 中止の対象となるのは水道管敷設工事など公共事業36件、30業者。契約金額は計5億2800万円。1週間から10日間、工事をやめ、除排雪を支援してもらうように業者に依頼する。五十嵐忠悦市長は「工事の遅れはやむを得ない。除排雪を急ぎ、業者には民間の雪下ろしにも回ってもらう」と話している。
 豪雪の影響は東北全体に広がっており、青森市も24日、豪雪対策本部を5年ぶりに設置。現場を確認する職員を増やす。山形県も同日、道路雪害対策本部を5年ぶりに設置した。



 ん…。公共事業ならば仮に一時延期したところで、工事そのものがキャンセルになることもないでしょうし、代金の支払いさえ迅速に行えば業者も資金繰りに苦しむこともなく、むしろ業者にとっては受注残が長期間残る形になり、市民としても助かるWIN-WINな関係なわけで…。至極妥当な判断だと思います。
 ちなみに私の住む県でも、一部の自治体で除雪予算が底を付き、市長が先決処分で他の予算を回す形で追加計上。どこぞの市のように合理的な理由のない専決処分はもっての他ですが、今年のように短期間に大量の雪が積もるようなケースでは、優先順位を変更するなど臨機応変な決断も必要ではないかと思います。


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