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中国ウナギを「四万十川産」…茨城の通販業者に改善指示 他関連ニュース1本

2008-07-04 19:13:15 | Weblog
中国ウナギを「四万十川産」…茨城の通販業者に改善指示 2008年7月4日
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080704-OYT1T00424.htm
朝日夕刊 http://www.asahi.com/national/update/0704/TKY200807040163.html
 茨城県は4日、中国産ウナギを「四万十川産」と表示してインターネットで販売するなどしたとして、同県神栖市のインターネット通信販売会社「サンシロフーズ」に対し、日本農林規格(JAS)法と景品表示法に基づき改善を指示した。
 同社はインターネット上の仮想商店街「楽天市場」で「四万十川産特上うなぎ2枚セット」を2880円で販売。人気を集めた商品に贈られる「グルメ大賞2007」に、水産物部門で選ばれている。
 高知県の四万十川は、全国有数のウナギの漁獲量を誇り、「ブランドウナギ」として人気が高い。

「里帰りウナギ」、すべて「輸入」表示に…日本鰻輸入組合 2008年7月3日
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080703-OYT1T00589.htm
日経夕刊 http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080704AT1G0303K03072008.html
 ウナギの産地偽装問題が相次いでいることを受け、全国のウナギ輸入業者でつくる「日本鰻輸入組合」(加盟29社、森山喬司理事長)は3日、海外で育て日本に逆輸入する「里帰りウナギ」が産地偽装の温床になっているとして、今後はすべて国産ではなく輸入ウナギと表示すると発表した。
 日本農林規格(JAS)法では、日本と外国の両方で育てても、国内での養殖期間が長ければ国産と表示できる。このため経費が安く、成長も早い台湾などにウナギの幼魚を輸出し、大きく育てた後に逆輸入して、国産と表示するケースが増加している。
 一方で外国での養殖の時期や状態を確認するのが難しいことにつけ込み、外国産ウナギを輸入して、里帰りウナギと称している例も多いと言われていた。
 先月には愛知県一色町の「一色うなぎ漁業協同組合」(大岡宗弘組合長)が生産履歴のはっきりしない台湾からの輸入ウナギを「一色産」と表示して出荷したことが発覚。同漁協が国内業者に幼魚を出荷した日と、その幼魚が台湾に渡って養殖池に入った日が伝票で同じ日になっていたり、出荷した幼魚は約18万匹だったのに、輸入した成魚が約26万匹だったりしていたことが明らかになっている。



 一方、魚秀―神港魚類ラインとは別口で、新たに中国産ウナギを四万十産ウナギと偽ってインターネット通販していた業者があることが発覚。
 ちなみに、この業者。他にも山形県米沢牛と称して別の産地の牛肉を販売するなど、ネット上の評判とは裏腹にかなり広範囲で偽装を行っていたようで…。
 先日は、使用が禁止されている抗菌薬が使われていることが発覚していますし、複数の業者でこのような不祥事が相次ぐようだと、消費者は一体何を信じたらよいかわからなくなりますし、ウナギそのものの売り上げにも影響しそうですね。

 そして、全国のウナギ輸入業者でつくる「日本鰻輸入組合」は、海外で育て日本で逆輸入する、いわゆる「里帰りウナギ」が産地偽装の温床となっているとして、今後は全て輸入物扱いにするようです。
 まあ、私達庶民から見れば、一旦海外に輸出した幼魚と地元の幼魚が混じってしまったり、あるいは最初から輸入ウナギの幼魚を使っていても、とても区別はつきませんし、『ずっと国内で育てていなければ国産表示はおかしいだろ!』というのが普通の感覚。
 むしろ今までこのような例外表示を認めていたことに問題があったように思います。


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