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パウエル、3カ月出場停止・二重契約問題はソフトバンクに優先権

2008-02-05 18:46:27 | Weblog
パウエル、3カ月出場停止・二重契約問題はソフトバンクに優先権 2008年2月5日 共同
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080204STXKB057504022008.html
 パ・リーグの小池唯夫会長は4日、ジェレミー・パウエル投手がソフトバンク、オリックス両球団と二重契約している問題で、ソフトバンクとの契約が優先することを認めた上で、同選手の支配下選手登録は6月22日までは認めず、同23日以降にソフトバンクから統一契約書の申請があれば、受け付けるとした。パウエルは事実上3カ月は試合に出場できない。ただし、両球団が合意に達した場合は6月22日以前の登録も認めるという。
 小池会長は4日午前、来日したパウエル投手から電話で事情聴取し、ソフトバンク入りの希望を確認。午後からは東京都内のホテルでソフトバンクの角田雅司、オリックスの機谷俊夫両代表と会談した。小池会長は「両球団の主張は平行線をたどった。連盟会長として、いつまでも放置できない」とし、村田繁事務局長は「これは野球協約上の強制措置でも裁定でもない。強い勧告を示した」と話した。

パウエルの二重契約問題、ソフトバンク優先にオリックスが反発 2008年2月5日 共同
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080204STXKB062704022008.html
 オリックスの中村勝広球団本部長は4日、パ・リーグの小池唯夫会長がジェレミー・パウエル投手の二重契約問題で、ソフトバンクとの契約を優先すると認めたことに反発し「二重契約の後出しを尊重した提案は何ら解決策にはならず、大いに疑問を感じております」と、これが最終決定にはならないとの認識を示した。
 一度は契約の正当性を認められながらも、一転して不利な立場に立たされることになり、中村本部長は「この種の悪例を絶対に残してはいけない」と強調し、連盟の勧告を受け入れない態度を鮮明にした。今後については「球団としてあらためて検討いたします」と話した。

パウエル:「オリックスには断り」二重契約を否定 会見で 2008年2月5日 共同
http://mainichi.jp/enta/sports/baseball/pro/news/20080205k0000e050051000c.html
 前巨人のジェレミー・パウエル(31)がオリックス、ソフトバンクと「二重契約」を結んだとされる問題で、パウエルが5日午前、東京都内のホテルで釈明会見を開いた。パウエルは「オリックスとは契約締結に近かったが、代理人を通じて断りを入れた。その数日後にソフトバンクから話があり契約に合意した。二重契約ではない」と、契約したのはソフトバンクであることを強調した。
 パウエルによると、1月上旬の時点ではオリックスとの契約締結が非常に近く、11日にオリックスが「入団合意」と発表する時点では、自身も今季オリックスでプレーするつもりでいたという。オリックスからはその後、「ビザ取得を早めるために」との名目で統一契約書がファクスで送られてきた。パウエルはそれにサインして送り返した。
 その後、数度、オリックス側が有利になるように契約条件を変更したいとの打診があり、パウエルは「もはやオリックスでプレーできない」と判断、20日前後に代理人を通じて、オリックスに契約交渉の決裂を通告した。その数日後にソフトバンクから獲得の意志を伝えられ、代理人を通じて正式な統一契約書にサインしたという。
 同問題をめぐっては4日に、パ・リーグの小池唯夫会長が6月23日以降にソフトバンクの支配下選手登録申請を認める見解を示している、これについてパウエルは「残念だが、(勧告は)僕の力が及ぶ範囲のものではない。僕は自分をホークスの一員と考えている。体調を維持し続け、ホークスの日本シリーズ優勝のためにがんばりたい」と受け入れる姿勢を示した。




 プロ野球 オリックスとホークスのパウエル選手の二重契約を巡る問題ですが、パ・リーグの小池会長が、事実上3ヶ月の出場停止を条件に、後出しじゃんけん?をしたホークス側に優先権を与える勧告案を出しました。
 一方、パウエル本人は、代理人を通じてオリックス側には断りを入れたと、本人は既にホークスの一員になることを望んでいるようです。
 まあ、既に仮契約を結んでいて、本契約まで締結するつもりだったオリックス側が反発するのは当然だと思うのですが、意外にもホークス側も、6月22日まで登録できない懲罰に反発しているようで、私などは、『登録停止だけでなく、ホークス側に登録させるならば、オリックス側に違約金を払わせることを求める』と思っていたので、個人的にはこれでも甘い!!(ちなみに、90年代の後半に問題になったプロ野球選手の脱税事件の場合、出場停止は最大で8週間)と思うのですが、会長案は強制力がないだけに、この問題はまだまだもめそうですね。

 ちなみに、もめることとなった原因の一つに、パウエル側が契約という所属チームを決める重大なことまで代理人任せにしたこともあり、一説には、オリックス側が掲示した年俸が5500万円プラス出来高で、ホークス側が1億円プラス出来高だったと言われており、代理人側がより高い年俸を出したホークス側に目がくらんだという説もあるのですが、ごくごく個人的な意見を述べるならば、これでもオリックス側にはかなり酷な勧告案ですし『これで不満ならば、契約そのものを諦めたら』と、ホークス側に突っ込みの一つも入れたくなりますね。


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