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(21日の選挙)津山市長に宮地さん 現職に大差 連合の組織力支え

2010-02-28 12:51:35 | Weblog
(21日の選挙)津山市長に宮地さん 現職に大差 連合の組織力支え 2010年2月22日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20100221-OYT8T00890.htm
 津山市長選は21日投開票され、新人で元市環境福祉部次長の宮地昭範さん(61)(無所属)が、再選を目指した現職の桑山博之さん(68)(無所属)を破り、初当選を果たした。宮地さんは市長給料やボーナスの3割カット、事業仕分けの実施などを掲げ、推薦を受けた連合岡山の組織力にも支えられた。当日有権者数は8万5765人、投票率は56・85%(前回57・74%)だった。
 同市西吉田の事務所では、「当選確実」の知らせを聞いて姿を見せた宮地さんが、支持者にもみくちゃにされながら初当選の喜びをかみしめた。宮地さんは改めて庶民派を強調し、「市民は冷静な判断をした」と述べ、市内に計画されている「総合ごみ処理センター」建設に反対する地域住民に、理解を求めていく姿勢を強調。「心の通う信頼のある市政を実現したい」と語った。
 宮地さんは津山商高卒。1967年に津山市に採用され、市教委生涯学習振興主幹などを歴任、自治労県本部副委員長なども務めた。

津山市長選 気を引き締め、市民のため尽力 一夜明け、初当選の宮地氏 /岡山 2010年2月23日 毎日夕刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100223-00000207-mailo-l33
 津山市長選から一夜明けた22日、現職の桑山博之氏(68)を破って初当選を果たした前市環境福祉部次長、宮地昭範氏(61)が同市西吉田の事務所で記者会見し、「気を引き締めて、市民のために頑張りたい」と決意を述べた。接戦予想の中、約6000票という大差当選となった背景を検証する。
◇“反現職連合”追い風に
 宮地氏は「現職の無投票当選は避けたい」として、年明けに急きょ出馬を決めた。告示まで1カ月と出遅れ感は否めなかったが、宮地氏を当選に押し上げた要因として、“反現職連合”とも言える支持層が挙げられる。
 発端は4氏が立候補した前回市長選(06年)。商業施設「アルネ津山」の再開発を巡る現職のリコールに伴う出直し選挙だった。乱戦を制したのは、リコール派が推した候補ではなく、辞職した現職と同系列の保守系候補だった桑山氏。リコール派が「トンビに油揚げをさらわれた格好」と振り返るように、わだかまりが残った。
 告示日の14日、宮地氏の出陣式には出身母体である市職労、自治労県本部、連合岡山の労組関係者のほか、前回選挙で敗れた2陣営の関係者や市議・県議も姿を見せた。さらには自治体合併による格差を訴えていた合併地域の市議や有力者らも加わるなど、宮地氏が“反現職派”の受け皿となった側面は否定できない。さらに地元町内会、母校・津山商高の野球部同窓会などを通じて急速な浸透ぶりを見せた。市長選関係者の一人は「組織のトップが号令をかけて末端を動かす手法は、もはや通用しない。学校やサークル活動など、身近なネットワークをつかむことが重要」と分析する。
 もっとも、“幅広い支持”を裏返せば、多種多様な要望をどのようにさばくのか調整力が問われる。また、市職員出身の宮地氏自身が明言するように「市の中枢ポストを歩んでいない」ため、市執行部との連携も未知数。合併地区選出市議など少数与党となる議会運営の手腕も試されることになりそうだ。
◆街の声
 街の声を聞くと、同市の30代女性は「より住みやすい街にしてほしい。就学前の子供が2人おり、医療費無料化を実現してほしい」と話す。40代女性は「高校生と中学生の息子がおり、教育環境を整えて」という。60代男性は「現職にもう1期やってほしかった」と現路線の継承を求めた。また、40代男性は「政策論争がなく、候補者の好き嫌いで選ぶような選挙だった。なるようにしかならないのでは」とあきらめ顔だった。

◇“対話の市政”へ課題山積--宮地氏に当選証書
 宮地昭範氏は22日、「懸案の広域ごみ処理センター問題は、関係住民への謝罪から始めたい」と述べた。同施設の建設を巡っては、建設予定地の決定過程をめぐるしこりや予算の過剰支出差し止め訴訟などの課題がある。
 一方、行財政改革では「市長報酬30%、退職金50%カットの条例案を早期に提案したい。また、市民が参加する事業仕分けも秋までには実現したい」とした。選挙を通じて訴えた“対話の市政”については、「私は市役所の中で中心的ポストを経験していない。職員の知恵を集め、政策立案していく。職員が積極的にものを言える自由な空気をつくりたい」と強調した。


★岡山市津山市 市長選挙結果
当 27198 宮地昭範 61 男 無新 元市職員、無職
  21063 桑山博之 68 男 無現 津山市長、司法書士



 岡山県津山市は、岡山県北部にある2005年2月に旧津山市が加茂町・阿波村・勝北町・久米町を編入した人口10.7万人程の市で、市長選は4年前に市街地中心部の再開発ビル(アルネ・津山)への税金投入を巡ってリコールされた当時の市長選で、前市長の中尾嘉伸氏に9000票以上の大差をつけて初当選を決めた前岡山県議で司法書士出身の桑山博之氏に対して、元市職員の宮地昭範氏が挑みましたが、
 『市役所に就職して、行政は強い者に弱く、弱い者に強いと感じ、自分はそうならないよう努力してきた。市長報酬を30%、退職金を50%カットして先頭に立って行財政改革を断行し、市の事業も徹底して見直す。合併や支所機能についても見直したい。』と訴えた宮地昭範氏が27198票を獲得し、
 『クリーンセンター建設は大きく前進し、あと数年で十分な施設ができる。30年間もめてきた問題だ。これが完成すれば現在年間21億円かかっているごみ処理の費用が半分で済むようになる。そうなれば子育てや教育、福祉に使う原資ができる。今まで培ってきた度量と知恵でこの難局を乗り切る。市役所は良識の府でなければならない。まっとうな市政を目指す。 』と1期4年間の実績を強調し21063票を獲得した現職の桑山博之氏 を破り見事初当選を決めました。
 現職を破って新市長に就任する宮地氏はどのような市政運営を行ってくれるのでしょうか…。


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