「ジーユー」1号店開店、「ユニクロ」より低価格 2006年10月13日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20061013AT2F1300313102006.html
ファーストリテイリングは13日、「ユニクロ」より低価格の新ブランド「ジーユー」の1号店をダイエー南行徳店(千葉県市川市)に開業した。同日朝の会見でファストリの柳井正会長は「旬のファッションを低価格で提供する新しい店舗で、ユニクロ同様、成長の柱にしていきたい」と自信を示した。
ダイエーの西見徹社長は「ジーユーの導入で店が活性化するため、顧客が頻繁に来店することを願っている」と語った。ダイエーはジーユーを誘致する一方で、イオンと提携して再建を進める方向。柳井会長は今後の出店について「ダイエーと互いに協力する姿勢は変わらない」と述べた。
ジーユーは流行を取り入れた衣料を多品種少量で販売するのが特徴で、ユニクロより3―4割安い。まず12月までにダイエー内に13店、そのほかの商業施設に5店、ユニクロの閉店跡に7店出店する。続いて来春には25店を開業する予定で、「初年度の売上高は100億円、近い将来は1000億円を目指す」(柳井会長)。
一時期はダイエーの最期の救済者の本命はユニクロでは?(日経ビジネス2006年8月21日号)とまで言われていましたが、この「ジーユー」というのも、ユニクロとの業務提携によるもののようですね。
もっとも私には、未だに、ダイエー現社長の食料品重視路線から衣料品への配分変更の新路線が理解できないのですが…。
同雑誌によれば、ダイエーの部門別予算達成度を見ると、総菜類や日配食品、加工食品、ファーストフードが95%割れをしていて、食料品だけには頼れないという見方もできるのですが、実は女性カジュアル衣料も95%割れ、婦人衣料フォーマルが95%付近。紳士モノは相対的に健闘しているものの、本業の食料品が不安定なのに、それを立ち直らせることをしないで、衣料に進出するのは、どうなんでしょうね
軽視し過ぎた分を一部修正する程度なら良いのですが、正直なところ、ユニクロよりも3―4割安いといっても、もともとが安いため節約できるのは1品数百円レベルですし、他のライバル大手スーパーもこの分野には力を入れて手頃な値段でよい品物が手に入るはず。安さそのものよりはデザインセンスが勝負を分けるような気がします。この大勝負 ダイエーにとって吉と出るか凶とでるか。いろんな意味で要注目ですね。
関連ニュース
イオン、ダイエー株15%取得へ・マルエツ株は20%
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20061013AT2F1102E12102006.html
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20061013AT2F1300313102006.html
ファーストリテイリングは13日、「ユニクロ」より低価格の新ブランド「ジーユー」の1号店をダイエー南行徳店(千葉県市川市)に開業した。同日朝の会見でファストリの柳井正会長は「旬のファッションを低価格で提供する新しい店舗で、ユニクロ同様、成長の柱にしていきたい」と自信を示した。
ダイエーの西見徹社長は「ジーユーの導入で店が活性化するため、顧客が頻繁に来店することを願っている」と語った。ダイエーはジーユーを誘致する一方で、イオンと提携して再建を進める方向。柳井会長は今後の出店について「ダイエーと互いに協力する姿勢は変わらない」と述べた。
ジーユーは流行を取り入れた衣料を多品種少量で販売するのが特徴で、ユニクロより3―4割安い。まず12月までにダイエー内に13店、そのほかの商業施設に5店、ユニクロの閉店跡に7店出店する。続いて来春には25店を開業する予定で、「初年度の売上高は100億円、近い将来は1000億円を目指す」(柳井会長)。
一時期はダイエーの最期の救済者の本命はユニクロでは?(日経ビジネス2006年8月21日号)とまで言われていましたが、この「ジーユー」というのも、ユニクロとの業務提携によるもののようですね。
もっとも私には、未だに、ダイエー現社長の食料品重視路線から衣料品への配分変更の新路線が理解できないのですが…。
同雑誌によれば、ダイエーの部門別予算達成度を見ると、総菜類や日配食品、加工食品、ファーストフードが95%割れをしていて、食料品だけには頼れないという見方もできるのですが、実は女性カジュアル衣料も95%割れ、婦人衣料フォーマルが95%付近。紳士モノは相対的に健闘しているものの、本業の食料品が不安定なのに、それを立ち直らせることをしないで、衣料に進出するのは、どうなんでしょうね
軽視し過ぎた分を一部修正する程度なら良いのですが、正直なところ、ユニクロよりも3―4割安いといっても、もともとが安いため節約できるのは1品数百円レベルですし、他のライバル大手スーパーもこの分野には力を入れて手頃な値段でよい品物が手に入るはず。安さそのものよりはデザインセンスが勝負を分けるような気がします。この大勝負 ダイエーにとって吉と出るか凶とでるか。いろんな意味で要注目ですね。
関連ニュース
イオン、ダイエー株15%取得へ・マルエツ株は20%
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20061013AT2F1102E12102006.html
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます