TBCの個人情報流出、1人最大3万5000円の賠償命令 2007年2月9日 日経
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070208AT1G0802B08022007.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070208ic22.htm
朝日 http://www.asahi.com/national/update/0208/TKY200702080322.html
エステティックサロン、TBCグループ(東京・新宿)のホームページに入力した個人情報が流出したとして、男女14人が同社に1人当たり115万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が8日、東京地裁であった。阿部潤裁判長は「情報保護のために安全対策を講じる法的義務を怠り、プライバシーを侵害した」として1人2万2000―3万5000円の支払いを命じた。
個人情報の大量流出を巡る判決で、1人当たりの認容額としては過去最高額という。
判決理由で同裁判長は、流出した情報のうち、原告らが関心を持っていたエステコースの種類などは「氏名、住所などの基本情報と比較して、一般人の感受性を基準にしても、秘匿の必要性は高い」と指摘。
「ファイル交換ソフトなどで情報が流布し、完全な回収は困難。原告らの不安は大きく精神的苦痛は軽視できない」として、迷惑メールなどの2次被害を受けた13人の慰謝料を3万円、残る1人は1万7000円と算定し、1人5000円の弁護士費用を加算した。 (19:39)
個人情報漏洩絡みの裁判といえば、宇治市役所で、1人当たり1.5万人の損害賠償請求が認められた事件がありました(実際に訴えたのが3人だったので市の直接的実害は4.5万円で済んだとか…)が、確かに1人あたりの認容額としては過去最高のようです。
とはいえ、漏れた内容が内容だけに、万が一にも悪用された日の被害者のショックは相当なものでしょうし、実際に迷惑メールが来たということは、このマル秘情報は相当の人間にばら撒かれてしまったということ(迷惑メール慣れしている人は一目見ただけでメールを消します(どこから情報が漏れたかまで一々意識しません)ので潜在的な被害者はもっと多いはず)
個人的にはここまでプライベートな情報を漏洩されて、それも相当のショックを受けて裁判に訴える決意をした被害者が、それでも3.5万円しか損害賠償が認められないというのもある意味厳しい現実を見せられたように思います。
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070208AT1G0802B08022007.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070208ic22.htm
朝日 http://www.asahi.com/national/update/0208/TKY200702080322.html
エステティックサロン、TBCグループ(東京・新宿)のホームページに入力した個人情報が流出したとして、男女14人が同社に1人当たり115万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が8日、東京地裁であった。阿部潤裁判長は「情報保護のために安全対策を講じる法的義務を怠り、プライバシーを侵害した」として1人2万2000―3万5000円の支払いを命じた。
個人情報の大量流出を巡る判決で、1人当たりの認容額としては過去最高額という。
判決理由で同裁判長は、流出した情報のうち、原告らが関心を持っていたエステコースの種類などは「氏名、住所などの基本情報と比較して、一般人の感受性を基準にしても、秘匿の必要性は高い」と指摘。
「ファイル交換ソフトなどで情報が流布し、完全な回収は困難。原告らの不安は大きく精神的苦痛は軽視できない」として、迷惑メールなどの2次被害を受けた13人の慰謝料を3万円、残る1人は1万7000円と算定し、1人5000円の弁護士費用を加算した。 (19:39)
個人情報漏洩絡みの裁判といえば、宇治市役所で、1人当たり1.5万人の損害賠償請求が認められた事件がありました(実際に訴えたのが3人だったので市の直接的実害は4.5万円で済んだとか…)が、確かに1人あたりの認容額としては過去最高のようです。
とはいえ、漏れた内容が内容だけに、万が一にも悪用された日の被害者のショックは相当なものでしょうし、実際に迷惑メールが来たということは、このマル秘情報は相当の人間にばら撒かれてしまったということ(迷惑メール慣れしている人は一目見ただけでメールを消します(どこから情報が漏れたかまで一々意識しません)ので潜在的な被害者はもっと多いはず)
個人的にはここまでプライベートな情報を漏洩されて、それも相当のショックを受けて裁判に訴える決意をした被害者が、それでも3.5万円しか損害賠償が認められないというのもある意味厳しい現実を見せられたように思います。
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