ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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米小売り大手シアーズ、破産法申請 事業継続探る

2018-10-15 18:14:10 | Weblog
米小売り大手シアーズ、破産法申請 事業継続探る 2018年10月15日
記事リンク先 日経夕刊 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36488250V11C18A0000000/?nf=1
       ロイター https://jp.reuters.com/article/sears-chapter11-bankruptcy-idJPKCN1MP0F5
 今月に入ってから米小売り大手シアーズの経営悪化を巡る記事が目立ち始めていて、近くに何らかの法的整理と店舗再編は不可避だろうな…とは思っていたのですが、やはり連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請したようです。
 あのシアーズ・ローバック(2005年に同業のKマートと合併してシアーズホールディングスの傘下に入りました)の親会社的存在の会社が破産法申請というと、いくら日本とは関係のない出来事とはいえ驚かされますし、車社会でネットショッピングの浸透が日本より大きな米国では小売業が生き残ることは厳しくなっているのでしょうか。
 どうも日本にいると、アマゾンが他業種の売り上げを奪っていく恐怖というものは実感しにくいのですが、大型倒産だけでも米トイザらスに続く法的整理。
 ロイターは、「ネット通販の波にのまれる」とばっさり斬っていますが、いやいや そんな簡単に片づけていいレベルの企業じゃないでしょ? と思いますし、再建を支援するスポンサー企業は現れるのでしょうか。
 米トイザラスは事業継続を模索するも債権者との交渉が難航して買い手も見つからず、最終的には米国事業の清算に追い込まれてしまいましたが、シアーズの運命は果たしてどうなる?
 シアーズの場合は取引先企業もより広範囲に及ぶでしょうし、取引先企業の資金繰りに与える影響も心配です。

消費税率10%に引き上げへ 首相 消費冷え込み対策などを指示

2018-10-15 18:12:25 | Weblog
消費税率10%に引き上げへ 首相 消費冷え込み対策などを指示  2018年10月15日
記事リンク先 NHK https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181015/k10011672221000.html?utm_int=news_contents_news-main_001
 こちらは想定通りだと思いますが、複数税率の問題や食料品の場合はイートインの取り扱い、消費税還元セールなどの文言の問題など、細かな運用を今後より詳細に詰めていくことになるのだと思います。
 

15日の日経平均 423円36銭安い22271円30銭で終了

2018-10-15 18:01:59 | Weblog
 週明け15日の日経平均ですが、先週末12日の米国市場は反発して終了(ダウ1.15%高、ナスダック2.29%高、S&P500種1.42%高)していたものの、ムニューシン米財務長官が日本との貿易協議で為替条項を求める考えを示したのを嫌気して、先週末終値(22694円66銭)よりも193円33銭安い22501円33銭でスタート&直後に22520円59銭も9時15分頃にまず22420円割れ。
 10時過ぎには22274円94銭まで下落した後は11時少し前に22450円近くまで下げ幅を縮小も、11時10分に22380円近辺まで調整してからは様子見となり、前場は先週末比315円18銭安い22379円48銭で終了。
 午後は13時まで緩やかに回復した後、13時から14時頃までは、安倍総理の消費税増税を予定通り来年10月に実施するかを巡る発表を前に膠着感が強かったのですが、その後は予定通り実施するとの見方が強まり、消費増税後の景気腰折れへの警戒感からか、再びじり安が止まらなくなり14時35分頃に22269円87銭まで下落。終値ベースでも先週末比423円36銭安い22271円30銭で終了しました。

 指数別では、日経平均が1.87%安、トピックスが1.59%安、JPX日経インデックス400が1.54%安。
 他、東証マザーズが1.73%安となるなど東京市場の各指数は軒並み調整。

 東証1部の上昇組では、ネオス(30%高)、Gunosy(24.03%高)、ワコム(19%高)、デサント(10.55%高)など9銘柄で10%以上の上昇。
 デサントに関しては筆頭株主の伊藤忠商事の株式保有比率がこれまでの27.7%から一気に3割強(大量保有報告書では29.84%)になった旨の日経ビジネス速報記事に敏感に反応した模様。
 一方の下落組では、USEN-NEXT(17.87%安)やイオンファンタジー(10.07%安)など4銘柄で10%以上の下落。
 ソフトバンクグループが7.27%安と大きく下げ、ソフバンクテクノロジーも6.76%安。伊藤忠食品が5.91%安、ファストリテイリングが4.51%安。伊藤忠商事は0.99%安。
 ソフトバンク系2社の大幅調整には正直吃驚しましたが、サウジアラビアの反政府記者がトルコで行方不明になったことでサウジ政府の関与疑惑が出ていることから、サウジ政府系ファンドが出資者に含まれる「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」に対する影響を懸念して売り込まれた模様。
 化粧品セクターはコーセーが4.43%安、ファンケルが4.16%安、資生堂が3.6%安、花王は2.06%安など。
 ドンキホーテHDは4.94%安と反落。
 TATERUが37円安の541円で6.4%安でした。

千葉 君津市長選 石井宏子氏が初当選

2018-10-15 09:02:53 | Weblog
千葉 君津市長選 石井宏子氏が初当選 2018年10月15日
千葉日報 https://www.chibanippo.co.jp/news/politics/539322
★千葉県君津市 市長選挙選挙
当 石井宏子 16084票
  渡辺吉郎 14736票
  安藤敬治 5345票


 千葉県君津市は、県南部の人口8.3万人程の市で、2006年11月から3期12年現職を務めた鈴木洋邦氏が出馬を見送ったことから、市長選は元県議会事務局長で自民党県連からの推薦を受けた61歳の渡辺吉郎氏、元市議で70歳の安藤敬治氏、元県議で53歳の石井宏子氏の3新人による争いとなりましたが、
 市議及び県議の15年間の経験を活かし、市民が主役の市政を目指すと語った石井宏子氏が16084票を獲得して
 37年間の行政経験を活かし、地域経済の活性化や子育て支援を中心に取り組みたい安らぎと活力のある君津を目指したいと語り14736票を獲得した渡辺吉郎氏
 23年間の経験を活かし、責任ある市政を。行財政改革に力を入れたいと訴え5345票を獲得した安藤敬治氏 
 の両氏を退けて新人同士の争いを制しました。
 市議なり県議なり3人ともそれなりの実務経験のある方同士の戦いは結果的に女性市長の誕生となりましたが、その石井氏は最初の4年間でどのような実績を打ち出してくれるのでしょうか。

(沖縄)豊見城市長選:山川仁氏が初当選「新しい豊見城市つくる」

2018-10-15 08:54:53 | Weblog
(沖縄)豊見城市長選:山川仁氏が初当選「新しい豊見城市つくる」 玉城県政の運営に追い風 2018年10月15日
記事リンク先 琉球新報 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-818615.html
       沖縄タイムズ https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/329615
★沖縄県豊見城市 市長選挙結果
当 山川仁  11274票
  宜保安孝 7645票
  宜保晴毅 6459票


 沖縄県豊見城市は、沖縄本島南部に位置する2002年に島尻郡豊見城村から市制を施行した人口6.3万人程の市で、市長選は2010年11月から2期8年現職を務めて3期目を目指す50歳の宜保晴毅氏に、社民・共産・沖社大・自由・国民民主が推薦する前市議で44歳の山川仁氏、自民・日本維新の会・希望が推薦する 前市議で41歳の宜保安孝氏の2新人が挑みましたが、
 
 行財政改革検討委員会を新設し、事業仕分けや子どもの習い事助成の開始などに着手したい。すべての市民の心を一つに、市民の声を形にと語った山川仁氏が11274票を獲得して
 48の自治会と共に、地域の声を市政へ。自治会懇談会の復活や、子どものためのスポーツ・文化基金の創設を訴え7645票を獲得した宜保安孝氏
 企業誘致による税収増や雇用の場の創出の実現、待機児童解消に力を入れたい。市民とともに日本一住みよいまちをつくりたいと語り6459票を獲得した現職の宜保晴毅氏 
 の両氏を破り初当選を決めました。

 ん。ALL沖縄が推薦する候補に一騎打ちでも厳しい戦いになるというのに、今回は三つ巴とは現職も苦しいだろうな…とは思っていたのですが、次点にもなれずにまさかの最下位得票数になるとは…。
 国政にとっても、基地移設問題がますます難航しそうで厳しい結果になりました。