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山口下関市長選 首相の元秘書 前田晋太郎氏が現職中尾友昭氏破り初当選

2017-03-13 18:10:09 | Weblog
下関市長に首相元秘書の前田氏…保守分裂の激戦 2017年03月13日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20170313-OYT1T50009.html
 安倍首相の地元である山口県下関市の市長選が12日投開票され、首相の元秘書で新人の前市議・前田晋太郎氏(40)(自民)が、3選を目指した現職・中尾友昭氏(67)(無所属)ら2人との保守分裂の激戦を制し、初当選した。
 投票率は47・09%(前回42・04%)だった。
 前田氏は、首相との関係の深さをアピールし、「国や県とのパイプ、人脈をフルに生かす」と訴えた。首相の後援会などもバックアップし、昭恵夫人も遊説に加わった。
 前田氏は「負ければ政権にもダメージを与えるという重い責任を持って臨んだ。皆さんのおかげで無事に果たせた」と喜びを語った。
 一方、中尾氏は、首相と同様、同市を地盤とする元農相の林芳正・自民党参院議員の支援者を主な支持基盤とした。「市民党」を掲げ幅広い層への支持拡大を図ったが及ばなかった。
 選挙戦は、自民党市議団が自主投票を決めるなど、地方議員らが前田氏、中尾氏のそれぞれの支持に動き、同市の保守層を二分する結果となった。

下関市長選 安倍晋三首相の元秘書が現職3選阻む 2017年03月13日 産経
http://www.sankei.com/politics/news/170313/plt1703130003-n1.html
 任期満了に伴う山口県下関市長選が12日、投開票され、無所属新人の元市議、前田晋太郎氏(40)が3選を目指した無所属現職の中尾友昭氏(67)と無所属新人の元市議、松村正剛氏(63)を破り、初当選を果たした。投票率は47・09%。
 前田氏は安倍晋三首相=衆院山口4区=の元秘書で、自民党下関支部が推薦していた。中尾氏は自民党の林芳正参院議員(山口選挙区)側の支援を受け、選挙戦は保守層を二分する「安倍家対林家」の代理戦争の様相を呈した。首相は自ら前田氏を激励しテコ入れを図った結果、おひざ元で面目を保った。

★山口県下関市 市長選挙結果
当 48896 前田晋太郎 自新
  45546 中尾友昭 無現
  10958 松村正剛 無新


 山口県下関市は、人口約26.5万人程の関門海峡北岸に面する市で、市長選は2期8年現職を務めて3期目を目指す67歳の中尾友昭氏に、前市議で自民が推薦する40歳で首相の元秘書の前田晋太郎氏、元市議で63歳の松村正剛氏の三つ巴の争いになりましたが、
 夢への旗立てと種まきが政治、港湾活性化やあるかぽーと地区の再開発を訴えた前田晋太郎氏が48896票を獲得して、
 市政は経営。国や県の財政は借金で厳しい。下関のことは下関で責任をもって行うべきと、市長選は市民のための選挙だとして党派を超えた市民党を強調して45546票を獲得した現職の中尾友昭氏との保守対決を制して初当選。
 前田建設工業が計画している洋上風力発電について風車が住宅地から近く、住民が低周波による被害を不安視していると同洋上風力発電の中止を訴えた松村正剛氏は10958票を獲得しました。

 安倍総理としては地元で元秘書が出馬とあり負けられない戦いですが、いきなり強敵をぶつけられた現職の中尾友昭も退くに引けず林芳正参院議員らの支援を受けましたが、首相陣営が面目を保った形に…。
 二分を余儀なくされた市議会の議員達も困惑しきりでしょうし、今後どう市政運営を円滑に取りまとめていくかが問われそうですね。