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東京三社祭や富山チンドンコンクールが中止決定

2011-03-27 18:05:34 | Weblog
三社祭を全面中止 2011年3月21日 東京
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011032102000038.html
 東京最大規模の祭りとされる浅草・三社祭が、東日本大震災の影響を考慮して全面中止されることになった。浅草神社(台東区)と同神社奉賛会(鈴木秋雄会長)が二十日、決定した。三社祭では、三基の本社神輿が浅草を練り歩く「宮出し」を中止したことは過去にあるが、祭りそのものの取りやめは戦後初めてという。
 今年の三社祭は五月二十~二十二日に開催予定だった。二十日の大行列、計百基の神輿が勢ぞろいする二十一日の連合渡御(とぎょ)、最終日の本社神輿「宮出し」のいずれも中止する。神事の「例大祭式典」は、被災地の早期復興祈願の意味も込め、予定通り行う。
 同神社は大震災発生後の今月十八日に緊急総代会、二十日に氏子四十四町会代表者の会議を開き中止を決めた。同神社奉賛会事務局長の内田宗孝さん(62)は「未曽有の大惨事。被災者の方々、いまだ行方不明の方々の心中を考えたら、中止はやむを得ない」と話した。
 三社祭は過去に、本社神輿を修理した一九九五年と、担ぎ手の神輿乗り行為が問題化した二〇〇八年に最終日の「宮出し」だけを中止した例などがある。

チンドンコンクール中止決定 2011年03月24日 毎日
 来月8~10日に富山市内で開催予定だった「第57回全日本チンドンコンクール」の実行委員会は23日、ニュージーランド地震で富山外国語専門学校生が犠牲になったことや、東日本大震災の被災者への配慮から、今年のコンクールを中止すると決めた。中止は1955年の開始以来初めて。
 同コンクールは「富山大空襲から復興した富山市に平和と明るさを取り戻そう」と、市や商工会議所が中心になって始めた。桜の咲く時期に全国のチンドンマンが一堂に集い、「富山に春を呼ぶ祭り」として定着。近年は毎年20万人以上の観光客が訪れている。
 今年はプロ30組、素人32組が参加する予定だったが、震災後、計6組が出場を辞退。さらに市民からも「今年はやめるべきだ」という意見が寄せられていた。そのため、この日の臨時の実行委員会で開催の是非を検討。委員からは「楽しみにしている人も多く、残念だ」などの意見も上がったが、最終的に中止を決めた。参加者には今後、連絡する。
 上谷修・市観光振興課長は「4月にニュージーランド地震の追悼行事も予定されており、中止はやむを得ない」と説明している。





 甚大な被害になってしまった東日本巨大地震の被災者に配慮する意味もあり、各地で行われる予定だったイベントが相次いで中止に追い込まれています。
 まず5月20日~22日に開催予定だった東京最大規模とされる浅草・三社祭ですが、こちらは日本全国から観光客が集まるお祭りだけに、公共交通網の混乱を防ぐ意味では中止も致しかたなかったのかな…と思いますし、現在も計画停電が実施されている状況では、とても祭を開催する雰囲気にもなれなかったのかな…とも思います。
 そして、富山では(おわら風の盆程には県外の知名度は高くないものの)、地元ではかなり定着もし観客動員数も見込めたチンドンコンクールも中止決定。まあ、富山の場合は、東日本巨大地震での被害はそれ程大きくは受けなかったものの、その少し前に発生したニュージーランド地震で外国語専門学校生が多数巻き込まれて死亡してしまっただけに、こちらもとてもコンクールを実施する雰囲気になれなかったのかな…と思います。

 ただ、少し考えたいのは、何でもかんでも自粛すればいいのか? ということ。
 『今お祭りを実施するのは不謹慎』と理由をつけるのは簡単ですが、経済的観点から考えれば、地域の伝統的なイベントには観光客が集まり、外からの観光客が集まれば、当然ながら宿泊するホテルや近隣の飲食店・お土産屋などにはお金が落ちるわけで…。
 もし今後も伝統的なイベントが相次いで中止に追い込まれていくようだと、今度はホテルや旅館の稼働率が下がり、その影響で人員整理を余儀なくされる悪循環になる可能性も決して否定できませんし、例えばチンドンコンクールなどは、チャリティイベントとしてあえて実施して義捐金を集めた上で被災地に贈るとか、復興住宅が建設されて入居が進むなどある程度状況が落ち着いたところで、上位入賞者が被災者の気持ちを奮い立たせてもらう意味で慰問訪問する という選択肢もあったのではないかな…という気もしなくもありません。

 勿論被災地の方の気持ちを考えることは非常に大切ですし、今は東京近辺でもガソリン不足で外出どころではないという雰囲気なのでしょうが、お金が回らないと経済も回りませんし、既に観光業界ではゴールデンウィークの予約が取り消されたりするなど日本全体を覆う不況の波は拡大し続けているのが現実。
 この死者を悼む気持ちと経済を回していくことの必要性という、大きくかけ離れたギャップをどうすり合わせていくのか…。今後、私達日本人に強く突き付けられる重たい課題になりそうです。

JT、たばこ出荷一時停止 30日から全銘柄 震災で原材料調達滞る

2011-03-27 18:01:24 | Weblog
JT、たばこ出荷一時停止 30日から全銘柄 震災で原材料調達滞る 2011年3月25日 日経夕刊
 日本たばこ産業(JT)は25日、30日から4月10日まで全97銘柄のたばこの出荷を停止すると発表した。東日本大震災の影響で原材料の調達が滞っていることに加え、栃木県と福島県の工場の操業停止で安定供給が難しいと判断。銘柄を大幅に絞って生産し4月11日から出荷を再開する。店頭では今後、たばこが品不足になる可能性がある。
 震災の影響でたばこの葉を加工する茨城県の自社工場などが操業停止しているほか、フィルターや包装材などを生産するメーカーも被災した。最終製品を生産する国内6工場中、郡山工場(福島県郡山市)と北関東工場(宇都宮市)も操業停止中で生産能力は通常の7割弱にとどまっている。
 稼働中の東海工場(静岡県磐田市)など4工場では「マイルドセブン」など主力銘柄に絞り生産を続けるが、販売計画などを見直すため、出荷はいったん止めることにした。まず6~7銘柄の出荷を再開。5月中旬までに25銘柄まで増やす。JTが全銘柄の出荷を停止するのは初めて。通常時に戻るのは6月以降になる見通しだ。
 セブン―イレブン・ジャパンはたばこの出荷停止を受け、たばこを扱う加盟店1万1800店へ買い物客に購入制限を告知する表示を配った。制限するかどうかは加盟店の判断に任せるが、一部では25日から実施しているという。ローソンは「ある程度在庫があるため通常通りの販売を続ける」(同社)としている。

たばこ出荷一時停止で買い占め懸念 「生き残る」主要銘柄はコレたばこ出荷一時停止で買い占め懸念 「生き残る」主要銘柄はコレ  2011年3月25日 夕刊フジ
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/n_jt__20110326_5/story/26fujizak20110326018/
 日本たばこ産業(JT)が決めた30日から12日間にわたるたばこの一時出荷停止。4月11日からは数銘柄の出荷は順次再開されるが、愛煙家にとっては“オレのたばこ”の動向が気になるところ。一部ブランドをめぐっては、水道水危機のミネラルウオーターに次ぐ買い占め騒動も懸念されている。
 JTは、たばこ製造工場6工場のうち2工場が被災。製造能力は約3分の2に落ち込んでいる。タバコの葉の製造工場や包装材、フィルターなどの製造工場も影響を受け、資材の調達も難しくなった。このままでは、主要銘柄などで予期せぬ欠品が発生する可能性が出たことから一時出荷を停止し、供給体制を見直すことにした。
 30日から4月10日まで、全97銘柄のたばこの出荷が停止される。同11日以降は供給量を25%まで落とし、段階的に銘柄数を回復させる。5月中旬には「セブンスター」「ハイライト」など主要25銘柄に絞って出荷。ただ、「キャメル」や「ピアニッシモ」など残り72銘柄については、出荷再開のめどは立っていないという。
 たばこをめぐっては、昨年10月の増税を目前にしたまとめ買い騒動が記憶に新しい。ところが「これからまとめ買いする動機は昨年9月末時点の『節約』ではなく、『自分のたばこがなくなる』という危機感。ミネラルウオーターのような買い占めがたばこでも起きるのでは」(都内のたばこ店)と心配する声もある。
 極端な「奪い合い」を防ぐため、コンビニ最大手のセブン-イレブンでは、25日から一部店舗で購入制限を始めた。一方、ローソンではある程度の在庫があるため通常の販売を続けるという。現時点で各社の対応はまちまちだ。
 喫煙歴26年、さいたま市の40代の男性が嘆いた。
 「夜の計画停電中は何もできず、たばこをふかしてヒマをつぶしている。これから愛用のたばこが手に入らず、“計画禁煙”までせざるを得ないのだろうか」
 出荷停止の原因が工場の被災では、愛煙家も不満のぶつけどころに困る。愛用銘柄の変更や一時的な禁煙も、身近な復興支援のひとつと思うしかないか。




 う~ん…(汗
 タバコは吸わず、ビールならスーパードライでも一番搾りでも気にしない(たまに黒風味のビール系飲料が飲みたくなる程度の拘りしかない)私から見れば、『別にメントールタバコしか売らなくなるとか、今後一切取り扱わなくなる』というものでもないのだから、自分の吸っている銘柄が12日間くらい売り場からなくなっても、他の銘柄のを吸えばいいじゃん! などと思うのですが、愛煙家というのものは買い溜めしてまで好きな銘柄を吸いたいものなのでしょうかねぇ…(汗
 まあ、大幅値上げしてもそれでも吸い続けているくらいの愛煙家だからこそ『銘柄くらい拘らせてくれ!』という言い分もわからなくもないのですが、「夜の計画停電中は何もできず、たばこをふかしてヒマをつぶしている。」では(吸う本数が増えることで)ご自身の健康もますます害することになってしまいますし、もし職場でそれをやられると、今度は間接喫煙を余儀なくされる周囲の人にも迷惑をかけないだけに、ごくごく個人的な意見を述べるならば、喫煙以外の時間の潰し方というのも考えていく必要があるように思います。

ゆうちょ銀行:東電管内のATM稼働時間短縮 26日から

2011-03-27 17:58:00 | Weblog
ゆうちょ銀行:東電管内のATM稼働時間短縮 26日から 2011年03月25日 毎日
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110325k0000m040035000c.html
 日本郵政グループのゆうちょ銀行は24日、節電に協力するため、東京電力管内の1都8県で現金自動受払機(ATM)の稼働時間を短縮すると発表した。平日は最長午後6時、土・日・祝日は同5時までとする。24時間稼働ATMも含め、朝7時まで全て停止する。26日から実施する。対象は、同行店舗や郵便局内の約1100カ所と、東京23区内の店舗外ATM約220カ所。





 東電管内のATMについては、りそな銀行と埼玉りそな銀行が『22日から当面の間(計画停電実施期間?)』という条件で、首都圏の無人店舗の現金自動出入機(ATM)の大半を止めると共に、最長で24時間稼働していた支店や出張所にあるATMについて28日以降、稼働時間を午前9時~午後6時に短縮することを発表済みですが、ゆうちょ銀行も26日(昨日)から節電協力目的で同様の措置を取り始めたようですね。
 まあ ゆうちょ銀行から見れば、『もしお客様がATMを利用中に、計画停電で処理がストップしてしてしまったら、後の修正処理やカード返却の一連の処理が面倒…』という本音部分もあるのだろうな…とは思いますが、夜間休日に引き出しても引き出し手数料のかからないゆうちょ銀行の場合、年輩の方を中心に一旦振り込まれたお給料をゆうちょ銀行に移して、必要な度に最小限度額を引き出すことを繰り返している方も少なくないと思われる(今でこそ、提携コンビニATMで簡単に引き出せるようになり、昼時に銀行ATMに並ぶ必要もなくなりましたが、長年の習慣というものは中々変わらないものですし、いつ引き出しても手数料がかからないというのはやはり有難いものです。)だけに、ゆうちょ銀行預け替え派の方は、必要な時や連休などにお金が下ろせない! などということにならないように、十分注意された方がいいかと思います。

浜松市長に鈴木氏再選 政令市初の無投票当選

2011-03-27 17:55:20 | Weblog
浜松市長に鈴木氏再選 政令市初の無投票当選 2011年3月28日 日経
 27日に告示された浜松市長選で、現職で無所属の鈴木康友氏以外に届け出がなく、同氏の無投票再選が決まった。政令指定都市の市長選での無投票当選は初めて。



 う~ん。浜松市と言えば 静岡県西部の人口約80万人の政令指定都市ですが、人口数万人の地方都市ならまだしも、まさか政令指定都市で現職1人しか出馬せずに無投票当選が決まるとは吃驚ですね…。
 普通このクラスの都市なら、たとえ勝ち目がなくても共産党あたりがライバル候補を立てそうなものですが、調整が上手くいかなかったのでしょうか…。
 4年前に鈴木氏に敗れた(当時の現職の)北脇保之氏が出馬しなかったのも意外でしたが、これだけの規模の都市で選択肢がないというのも少し考えさせられるものがあります。