不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

ゆめ未来     

遊びをせんとや生れけむ....
好きなことを、心から楽しもうよ。
しなやかに、のびやかに毎日を過ごそう。

「凍った夏」  止まっていた過去が動き出すときに

2018年07月23日 | もう一冊読んでみた
凍った夏/ジム・ケリー  2018.7.23

 いまや、むごい死に方でつらい人生を終えたふたりの男たちの別の姿が見えてきていた。共同寝室の窓から外を眺め、子供時代が終わることを夢見ている、ふたつの青白い顔。

「フィリップ・ドライデン」シリーズの一冊 『凍った夏』 を読みました。
地味な展開で、しかもなかなか先が見通せない。少々小さめの文字ポイントで、ページはびっしり埋め尽くされて、p465。
お昼にお酒を飲んで、昼寝の前に読んでいるとバサッと落ちてくる。気がつけばいいのであるが、大概は高いびき。
それでも、最終章は読ませます。好きな人は、これがたまらないのかも知れません。
英国本格の伝統を継承する作家” の真骨頂。

ジム・ケリーの作品を読むのは、これで二冊目。
逆さの骨』 は読みましたが、彼の代表作である 『水時計』 は、まだ、今度読んでみます。

 「そういうことは、いつとはっきりわかるものではありません。われわれは罪なきものから、いきなり罪びとへと変わるわけではない。じょじょに道を踏み外していく。それが悪のやり方です。ドライデンさん。小さな勝利を積み重ねて、善を凌駕していく。わたしは組織の一員でした。そして、組織というのは、そうしたことが起きやすい場です。気がついたときには、もはや手遅れになっている。わたしは、もはや手遅れだと気づいたときのことを覚えています」

 マーティン神父は身体をすこしひねって、お盆を机の上に置いた。「狡い返事といわれそうですが……」
 「訊かれなかったから」ドライデンはいった。


 不信というのは、じわじわと効いてくるものなんだ。不信をもったほうも、もたれたほうも、最後にはそれにやられてしまう

 マーティン神父が天を仰いだ。「これがわたしへの罰です。ドライデンさん。告発されたもののなかで、ひとり取り残されることが」

 彼自身、カトリック系の学校にかよっていたが、そこでのあつかいはおおむね穏やかなものだった。だが、それでもときおり暴力や習慣化した残酷さにさらされた経験があり、虐待の被害者にいくらか共感をおぼえることができた。

 ドライデンの膝の上では、オフィスの飼い猫スプラッシュが仰向いて寝て、ピンク色の肉球を突き出していた。ドライデンは猫を撫でた。その毛皮と自由気ままなところが、どちらもおなじくらい羨ましかった。

 『凍った夏』はアーチ橋づくりをほうふつとさせる小説である。一つ一つ、着実に足場を固めて進みながらも、向こう岸がなかなか見えてこない。だが無我夢中で足場づくりを続けて振り返ると、そこには決して揺らぐ事のない、美しい巨大なアーチ橋が出来上がっているのである。(解説/若林踏)

       読書メーター/感想・レビュー


      『 凍った夏/ジム・ケリー/玉木亨訳/創元推理文庫

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週の日経平均株価 再度、2万3000円の壁にチャレンジするか

2018年07月22日 | 捕らぬ狸の経済


 7月20日
 日経平均 2万2697.88円(-66.80円)
 TOPIX 1744.98(-4.61)
 出来高 12億6202万株
 長期金利(新発10年国債) 0.030%(-0.005)
 1ドル=112.44円(0.52円高)


 7月17日  2万2697円  14億0373万株 2兆5651億円
 7月18日  2万2794円  11億4604万株 2兆1670億円
 7月19日  2万2764円  12億0660万株 2兆1958億円
 7月20日  2万2697円  12億6202万株 2兆3975億円

■株探ニュース 2018.7.21
小幅続伸、円安で上値追うも2万3000円接近で伸び悩む

今週の株式市場は、前半は円安で上値を追ったものの、戻りの壁と意識される2万3000円ライン接近で伸び悩み日経平均株価は小幅続伸にとどまった。


3連休明けの17日は米中貿易戦争への懸念が重荷となったものの、海外ヘッジファンドによる先物市場への買いに加え、為替市場で円安基調が続いていることが追い風となり、日経平均は3日続伸した。
18日は、5月21日高値の2万3050円と6月12日高値の2万3011円で形成されるWトップに接近したことで売り圧力が強まり伸び悩んだ。
週末の20日は値動きの荒い展開となった。
前日の米株安や円高進行で寄り付き直後こそ日経平均は安かったが、すぐに買いが入りプラス圏に浮上。
その後は中国の人民元安が嫌気され急速に値を下げ、後場後半は 上海株高で急速に下げ渋ったものの、マイナス圏で着地した。

日経平均株価は、前週比100円(0.44%)高の2万2697円と小幅ながら2週続伸して取引を終えた。週間の値幅は407円と、前週の948円から縮小した。


来週は今週2万3000円の壁に跳ね返されたうえ、引き続き米中貿易戦争への懸念も重荷となるだけに弱含みの展開が想定される。ただ、為替が円安に振れれば再び2万3000円突破にチャレンジする可能性は残る。

7月17日(火) 3日続伸、円安追い風に先物主導で買い継続
         日経平均 22697.36(+100.01)  売買高14億0373万株 売買代金2兆5651億円

7月18日(水) 4日続伸、円安追い風に上値追いも後半伸び悩む
         日経平均 22794.19(+96.83)  売買高11億4604万株 売買代金2兆1670億円


7月20日(金) 続落、人民元安を警戒も上海株高で下げ渋る
         日経平均 22697.88(-66.80)  売買高12億6202万株 売買代金2兆3975億円


■モーニングスター 2018.7.21

日経平均、デッドクロスは買い場―短期調整も本格上昇へ、貿易戦争は米勝利織り込む

中国との貿易戦争への勝利を織り込む米国株にツレ高し、日経平均株価は2万3000円台の回復が目前に迫っている。
この勢いは続くのだろうか。需給やテクニカルの面からは目先いったん調整を挟む可能性はあるものの、円安定着や好決算が期待される企業業績が中期的な支援材料。

 こうした中、テクニカルでは前週示現した、日経平均の25日移動平均線が75日線を上から下に抜けていくデッドクロス(DC)に注目したい。




日経平均の想定レンジは2万2250~2万2950円とする。

朝日新聞 2018.7.21
■来週の市場は/本格化する企業決算に注目


来週の東京株式市場は、本格化する上場企業の2018年4~6月期決算発表が注目される。
米国の保護主義的な貿易政策が業績に及ぼす影響を見極める展開になりそうだ。
日経平均株価は2万2000円台を中心に推移する公算が大きい。


25日に日立建機、26日に野村ホールディングスが決算発表するほか、27日JR東日本、関西電力など100社以上が開示する予定。
経済指標は26日に米耐久財受注、27日には東京都区部消費者物価指数の発表がある。
26日開催の欧州中央銀行(ECB)理事会にも投資家の関心が高い。 (共同)


先週の東京株式市場は、尻がむずむずすると言うか何か落ち着かない日々だった。
大きく下げたわけではないが、かといって何か良いことがあったわけでもない。
しっくりとしない気分が目立った。

----------------------------------------------------

  朝日新聞 2018.7.18
  レジ横での生ビール 販売中止

----------------------------------------------------

コンビニ最大手のセブン-イレブン・ジャパンは17日から東京周辺で予定していたレジ横での生ビール販売を、当面中止することを決めた。

    反響が予想以上…「態勢整わず」

サーバーを設けたところ、その映像がSNSで拡散。
反響が広がり、「販売態勢を整えられないと判断した」という。

扱う予定だったのはキリンビールの「一番搾り」。
客はレジで専用のカップを受け取り、サーバーのボタンを押して注ぐ。
レジ横のコーヒーマシンを使う「セブンカフェ」と似たシステムだ。

サーバーを設けた13日ごろから、映像がSNSで話題になった。
「ちょい生」「ちょこっと飲んで今日も幸せ。」といったポップ広告が付けられていた。

セブン本部に「どこの店で販売するのか」といった問い合わせが相次いだという。
広報の担当者は「テストの域をこえてしまい、本当の需要が測れない」と話す。
予定していた価格はSサイズが消費税込み100円で、Mサイズが190円。
それぞれの量は明らかにしていない。
テスト販売を改めて実施するかどうかは未定という。 (牛尾梓)


----------------------------------------------------
    朝日新聞 2018.7.17
    波聞風問/編集委員 原真人
    世界経済 バブル崩壊の足音が聞こえる

----------------------------------------------------

バブルというのは渦中では往々にしてそうと気づかず、崩壊して初めてわかる。
それが歴史の教訓だ。

        (中略)

さて現在の米国経済はどうだろうか。
株価は、このところ多少の調整はあったものの、歴史的な高値圏にあることに変わりはない。
これに警鐘を嗚らすのは中前国際経済研究所の中前忠代表である。

「いまの米国は史上まれに見る大バブル。 崩壊は時間の問題。 いつ起きてもおかしくない」と言う。

中前氏は1990年代初頭の日本のバプル崩壊をいち早く見抜いたエコノミストだ。
バブルという言葉がまだ定着していなかった90年3月、日本経済が好調とされるのは 「実はバブルにすぎない」 「日没は時間の問題」 と本紙インタビューに答えている。

その氏がいま着目するのは米国の家計がもつ株や不動産など純資産額の異常な跳ね上がりだ。
90年代までその総額は可処分所得総額の5倍ほどだった。いまは7倍近い。

この倍率が6倍を超えたのは2000年代のITバブルと住宅バブルのときだった。
どちらもその後、価格は急落した。
今回の山は、そのいずれのバブル時より高い。

山高ければ谷深し。
これもまた歴史の必然だろう。

これまでバブルが崩壊したら政府・中央銀行が手厚い経済対策を打ち、空前の金融緩和に乗り出した。
結果として資産価格は回復し、市場や投資家は窮地から救われた。

ただ、それはまるでバプルの傷を新たなバプルをつくって癒やすような試みとも言える。
次のバプル崩壊でも同じことを繰り返すのだろうか。
果たしてこれを永遠に続けていけるものなのか。

米国バプルが崩壊すれば、世界も日本も道連れになる。
同じ問いは、日本政府と日本銀行にも突きつけられる。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モダン仙禽 亀ノ尾

2018年07月21日 | さらに酔うもう一杯の日本酒に
仙禽  栃木 2018.7.21

        モダン仙禽 亀ノ尾




納戸に眠っていた仙禽、「火入れ」だから大丈夫とついつい飲むのが遅れてしまいました。
わずかになった日本酒のストックのなかから、今回は 『モダン仙禽』 を楽しみました。

      モダン仙禽 亀ノ尾

  原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)
  原料米/ドメーヌさくら・亀ノ尾(栃木県さくら市産)
  精米歩合/麹米:35% 掛米:50%
  アルコール分/15度(原酒)
  仕様/火入れ
  せんきん(栃木県さくら市馬場)



      裏ラベルより............

ドメーヌ。
仙禽はすべて原料米に対してドメーヌ化を行いました。
蔵に流れる地下水(仕込み水)と同じ水脈上にある田圃だけに
限定し、原料米を作付けします。仙禽にとって、その米と水は
最良のマリアージュを約束します。
すべての米の原点である『亀ノ尾』のポテンシャルを100%引
き出すために、クリーンな酸味、美しい甘味を追求しました。


裏ラベルにも、「クリーンな酸味、美しい甘味」とありますが、お米の上品な甘さのなかに、ほのかな苦味も感じます。
これが意外にアクセントとなります。 杯が進む。
旨いお酒ですねえ。
近くの酒屋さんで手に入らないので、お取り寄せになります。
これが結構、経済的負担(カートン代+クール代+送料)なんですよ。
でもねえ、呑んでしまうと、また欲しくなるんですよ。 このお酒!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「土用の丑の日」 うなぎ、食べますか

2018年07月20日 | 食は文化だ
 ■ なまずや県庁前店  2018.7.20

 「土用の丑の日の始まり」は、「本日丑の日」 の看板を平賀源内が立てたから。

この数年、「土用の丑の日」に家族揃ってうなぎを食べに行くことが難しくなったので、前日に、うなぎを買ってきて家で食べることにしています。

なまずや県庁前店』 で、「うなぎの長焼」を買ってきました。




鰻丼」 に仕上げました。



うなぎは、古より夏の「滋養食」とされていたようです。

  石麻呂に吾れもの申す夏痩せに
   よしといふものぞむなぎとり召せ  大伴家持


写真のメロンは、「さとう温泉メロン」です。

日本列島、酷暑の日々が続きます。
暑さに負けぬよう、栄養のあるものをたくさん食べて、ご自愛下さい。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グリーンアスパラとベーコン炒め

2018年07月19日 | お昼のおひとり様ご飯
グリーンアスパラとベーコン  2018.7.19

スーパーに行くと、美味しそうなグリーンアスパラが並んでいます。
夏野菜、 今が “” といった趣です。

ビールのお伴に、「グリーンアスパラとベーコン炒め」 を作ってみました。

【材料】
グリーンアスパラ 適量
ベーコン 適量
チキンコンソメ(洋風) 小さじ半分ほど
サラダ油(バター)


【作り方】
適当に切って、お塩ひとつまみをパラパラと、後は炒めるだけ。

調理は、至って簡単な割に、意外に美味しい。 これが嬉しい。
ビールのお伴に最高です。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「鮎御膳」 お年寄りでも入りやすい店を探す=7

2018年07月18日 | 食は文化だ
日本料理 嵐山  岐阜 2018.7.18

日本料理 嵐山』 さんで、季節限定の 「鮎御膳」 をいただきました。




【期間限定】 「鮎御膳」 のお品書き

 ・前菜
 ・茶碗蒸し
 ・鮎南蛮漬け
 ・お造り(鮎のお造りは+300円・要予約)
 ・鮎塩焼
 ・鮎雑炊
 ・デザート











鮎は、「長良川の天然もの」とのことでした。
今回の食事で一番のお薦めは、鮎のお造りです。
びっくりする旨さでした。
お造りの骨も唐揚げにして出して下さいました(黄色いお皿)。
デザートは、マンゴープリン。
コーヒーも美味しかったです。

偶然、写真を撮り忘れたのですが、「鮎の甘露煮」(前菜と同じ品か)も2匹ほど別のお皿で出して下さいました。

お隣の席は、おばちゃん三人組。やたらと声が大きい。
嫌でも聞こえてくる話は、すさまじい。 波瀾万丈、女の一生
食事の時ぐらい、楽しいお話で終始しましょうよ。


      『 日本料理 嵐山  』

    住所 岐阜市元住町11番地
    TEL ( 058 ) 266 - 8723

        日本料理嵐山HP


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「さとう温泉メロン」 南伊豆から届きました

2018年07月17日 | ゆめ未来
さとう温泉メロン  南伊豆下賀茂温泉 2018.7.17

毎年、この時季に南伊豆の知人から 下賀茂温泉の 『さとう温泉メロン』 が、届きます。



メロンを美味しくいただくために、食べ頃には気を遣います。
全体に薄黄色味をおびてつるがしおれます。
底の部分が少し柔らかくなり芳香が出始めると食べ頃です。
さとうの温泉メロン」 は、当たり外れがなく、何時も美味しくいただけます。
上品な味です。

         『 さとう温泉メロン  』

    住所 静岡県賀茂郡南伊豆町加納736
    TEL 温室 ( 0558 ) 62 - 0447
    HP: http://www.minami-izu.net/melon

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「肺都」  腐臭汚臭悪臭刺激臭が漂ってこないか

2018年07月16日 | もう一冊読んでみた
肺都/エドワード・ケアリー  2018.7.16

望楼館追想』 で、ぼくに「とても心地よい体験」をさせてくれた、エドワード・ケアリー。
今回は 『肺都(はいと)』 を読んでみました。
この作品は、「アイアマンガー三部作」の最終巻です。
ぼくは、第一巻 『堆塵館(たいじんかん)』 第二巻 『穢れの町(けがれのまち)』 を、まだ読んでいません。
訳者あとがきを読むとがぜんと興味がわきます。是非、読んでみたくなりました。

 邪悪なものがこの町にやってきた。

 さっき言ったように女は黒ずくめで、やはりさっき言ったが、とて小柄だった。奇妙なほどに体が小さく、初めからなにかおかしなところがあるかのようだった。
そして女はきょろきょろとあたりを見回した。
 そして、私は見たのである。
 邪悪なものを。



 たちまち、顔の前に差し出した手すら見えなくなった。
 たちまち、あらゆるものが真っ黒になった。
 世界中の蝋燭がひとつ残らず、いきなり消えてしまったかのようだった。
 そしてまたブーツの音を、頑丈なブーツの音、歩くたびにガシャンガシャンと鳴る音、砂利を擦るその靴音を残して、女は次第に遠ざかっていった。そして漆黒の闇だけが残った。


 「なんて恐ろしい人たちだろう! あなたがたは贋人間を作っている!」
 「人はだれもが目的を見出さなければならない、だれもが忙しく働かなければならない」おばあさまが言った。
 「でも、あの贋人間は、あの間は……。どうやってあれを作りだしているかぼくは知ってますよ!」


 彼の顔を、なんとか言い表してみよう。しかし、これまた特徴らしきものはなく、人並みで平凡な顔である。穏やかな美男子の顔だったかもしれない。……あえて言えば、この男にはなにかおかしなところがある。そして、そのなにかおかしいという感じがどこから来るのかがやはりわからず、彼には普通ではないところがあると思うだけなのだ。……スミスは、非情に、非常に異質だ。私は、警察の最新の方法で、右記のように彼を活写しようとした。わたしにできるのはこれくらいなのである。顔についてこうひとつだけ言えば、恐ろしいことに、スミスは話しているとき、表情がまったく動いていないように見える。

 さまざまな物がかつては人だったことがわたしたちにはわかるけれど、それの持ち主は、人であったことを知りたいだけで人に戻したくはない、という場合もときどきある。
「いまはまだ」と痣だらけの女性は言った。持ってきた犬の首輪は彼女の夫だった。「いまのところは。また改めて来るかもしれません」

 もしあなたが品物を、自分では判断できない物を持っているなら、それを持ってきてください。
 是非どうぞ。


ファンタジー小説なんですが、ファンタジーに関するあなたの認識が根底から揺さぶられること請け合いです。

  『 アイアマンガー三部作 3/肺都/エドワード・ケアリー
                       /古屋美登里訳/東京創元社



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日経平均株価は、引き続き2万2000円台で推移か

2018年07月15日 | 捕らぬ狸の経済


 7月13日
 日経平均 2万2597.35円(+409.39円)
 TOPIX 1730.07(+20.39)
 出来高 12億7836万株
 長期金利(新発10年国債) 0.040%(変わらず)
 1ドル=112.78円(0.45円安)


 7月9日  2万2052円  12億2088万株 2兆0415億円
 7月10日  2万2196円  15億2212万株 2兆6087億円
 7月11日  2万1932円  13億6664万株 2兆3208億円
 7月12日  2万2187円  11億9258万株 2兆3081億円
 7月13日  2万2597円  12億7836万株 2兆5472億円

■株探ニュース 2018.7.13
809円高・4週ぶり急反発、海外株高と円安で買い戻し加速

今週の株式市場は、米中貿易戦争への警戒感は残るものの、海外株高と急速な円安を追い風に買い戻しが加速し、日経平均株価は前週比809円高と4週ぶりに急反発した。

週初の9日は前週末の米国や取引時間中のアジア株など海外株高を受けたリスク選好の流れの中、空売りの買い戻しが加速したこともあって、日経平均は続急伸となり2万2000円大台を回復した。
11日はトランプ米政権が中国に対して2000億ドル相当の追加関税リストを公表したことで米中貿易戦争の泥沼化が警戒され、一転してリスクオフの流れとなり、日経平均は急反落し2万2000円大台を割り込んだ。
12日はドル円相場が円安方向に大きく振れたことを受けて再びリスクを取る動きが鮮明となり、急反発し前日の下げ分をほぼ取り戻した。
週末の13日は前日にナスダック指数が最高値を更新するなど米欧株高に加え、為替市場で円安が一段を進んだことでリスク選好ムードがさらに高まった。海外ヘッジファンドなどによる買い戻しが加速したこともあって、日経平均は続急伸。25日、75日、200日の3本の移動平均線を一気に上抜いた。




日経平均株価は、前週比809円(3.71%)高の2万2597円と4週ぶりに急反発して取引を終えた。
上げ幅は3月5週以来の大きさだった。
中期と長期のトレンドを示す75日、200日移動平均線の両線を上抜いたことで中長期の上昇トレンド復活への期待が高まった。


来週は中長期の上昇トレンドへの復活に向けて、5月と6月につけた2万3000円台のWトップを目指す展開が期待される。
ただ、泥沼化しつつある米中貿易戦争が重荷となる可能性は残る。


7月9日(月) 続急伸・2万2000円台回復、海外株高で買い優勢
         日経平均 22052.18(+264.04)  売買高12億2088万株 売買代金2兆0415億円


7月11日(水) 急反落、対中追加関税を嫌気しリスク回避の売り優勢
         日経平均 21932.21(-264.68)  売買高13億6664万株 売買代金2兆3208億円


7月12日(木) 急反発、円安を追い風に前日下げ分を取り戻す
         日経平均 22187.96(+255.75)  売買高11億9258万株 売買代金2兆3081億円

7月13日(金) 大幅続伸、欧米株高や円安進行で一時500円高
         日経平均 22597.35(+409.39)  売買高12億7836万株 売買代金2兆5472億円


朝日新聞 2018.7.14
■来週の市場は/国内外の経済統計に注目


来週の東京株式市場は、国内外の経済統計に加え、米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言も注目される。
日経平均株価は引き続き2万2000円台で推移しそうだ。

16日に中国で今年4~6月期の国内総生産(GDP)、17日には米国で6月の鉱工業生産が発表される。
19日には日本の6月の貿易統計も公表。
市場予想を上回る結果なら買い材料となりそう。
17日にはFRBのパウエル議長が議会の公聴会で金融政策や経済状況を説明する。
米中の貿易摩擦への影響など発言内容も平均株価の値動きを左右すると見込まれる。 (共同)


7月に入ってから、持ち株の含み益が下がり気味である。
下がってくると、今の高いときに売って、安いときに買う戦略の法が良いか? との迷いが一瞬、頭をかすめる。
でも、自分の性格から最適な時に適切に行動できるとは思わないので、結局、今の戦略に落ち着く。 10年以上になるか。
まあ、最後に行き着いたところで、結果をみるしかない。
心の支えになっているのは、こんな事実なのだが。



----------------------------------------------
    朝日新聞 2018.7.14
    経済気象台/自立せよ日本経済

----------------------------------------------

トランプ米大統領が仕掛けた貿易戦争が世界に広がっている。
米中間の報復合戦はエスカレートし、このままでは米中貿易額の大半に高関税が課されてしまう。
偏狭な経済ナショナリズムに基づく戦争の帰結はグローバルな景気後退だ。

1990年代以降、世界経済は貿易取引や直接投資、金融取引の拡大によって成長を遂げてきた。
この間の増加率は貿易量で4.5倍、対外直接投資残高(主要7力国)で13.2倍に上り、世界実質GDPの2.7倍を大きく上回る。
保護主義の高まりはその好循環を逆流させる。
貿易、対外投資は萎縮し、サプライチェーンは寸断される。
不確実性に直面した企業は積極的な設備投資を手控え、ただでさえ停滞している生産性は一段と低迷する。

これまで日本経済の成長を支えてきたのはグローバル経済の拡大だった。
今回の長期景気回復も財・サービスの輸出の寄与率は6割を超える。
世界経済の縮小スパイラルが直接間接に日本経済に及ぼす悪影響は予想を上回る大きなものとなるだろう。
ちなみに金融危機後、たった1年で輸出は36%、実質GDPは9%も落ち込んだ。

そのような逆風に立ち向かう鍵を握るのは家計である。
多くの労働者に安定した雇用とまっとうな賃金が持続的に提供されれば将来不安は緩和され、経済の6割を占める消費が回復し、設備投資も増える。
その裾野が中小企業や地方経済に広がれば、日本経済の不況抵抗力は増していく。
それは、グローバル経済に依存してきた日本が自立度を高めることである。
非正規雇用を増やし、中小企業や地方経済を軽んじて日本経済の脆弱性を高めたアベノミクスに代わる政策が、今こそ求められる。 (山人)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三輪の酒 「みむろ杉 純米吟醸 雄町」

2018年07月14日 | さらに酔うもう一杯の日本酒に
みむろ杉 純米吟醸 雄町   奈良県桜井市 2018.7.14

       三輪山に降る清き雨
       めぐりて湧き出す、三輪の酒




デザインの美しいお酒は、旨い!
飲んで、心地よく酔えば人生幸せ。

        みむろ杉 夢まろん シリーズ
       純米吟醸 雄町 無濾過生原酒


    原材料名/米(国産)・米麹(国産米)
    原料米/雄町米 100%
    精米歩合/60%
    アルコール分/16度
    今西酒造(奈良県桜井市大字三輪)



酒米を変えて買った2本のうちの1本です。
今週は、山田錦に続き 『雄町』 を楽しみました。

“雄町は、旨い!” 本当に旨いお酒です。
美味しいお酒に出会うと離れられなくなるので困ります。
「どのお酒を買おうかと迷ってしまう」、うれしい悩みが、また、ひとつ増えました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする