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日経平均、どんな動きをするか予測がつかない

2020年04月12日 | 捕らぬ狸の経済


 4月10日
 日経平均 1万9498.50円(+152.73円)
 TOPIX 1430.04(+13.06)
 出来高 13億7022万株
 長期金利(新発10年国債) -0.005%(-0.015)
 1ドル=108.38(0.55円高)


 4月6日  1万8576円  16億7962万株 2兆6994億円
 4月7日  1万8950円  17億0351万株 2兆8231億円
 4月8日  1万9353円  16億8156万株 2兆8114億円

 4月9日  1万9345円  13億6889万株 2兆2997億円
 4月10日  1万9498円  13億7022万株 2兆1945億円

■株探ニュース 2020.4.11
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今週の【早わかり株式市況】1678円高と急上昇、米株高と大型経済対策が押し上げる

今週の相場ポイント

1.日経平均は2週ぶりに急上昇、1万9000円台半ばまで大きく切り返す
2.週初は米株先物を横目に日経平均先物を買い戻す動きが活発化し全体押し上げ
3.週央も政府の大型経済対策への期待から買い戻しが続く
4.FRBによる大規模な資金供給策発表も米株高を通じポジティブ材料視
5.新型コロナウイルスの国内感染者数が増勢強め、週末は上値重い場面も


週間 市場概況

今週の東京株式市場は日経平均株価が前週末比1678円(9.42%)高の1万9498円と2週ぶりに急上昇となった。

今週は、国内外で新型コロナウイルスの感染者数拡大に対する懸念が高まるなか、大型経済対策への期待もあって株価は意外にも強い動きをみせた。
オプションSQ算出を前に日経平均先物を買い戻す動きが加速し全体相場の戻り足を助長する格好となった。

6日(月)は日経平均が700円を超える急反発をみせた。
前週末の米国株市場でNYダウ は下落したものの、東京市場の取引時間中に米株価指数先物が大きく買われ、これを横目に日経平均も先物主導で一気に水準を切り上げた。
7日(火)も上値指向を継続。
新型コロナに対する警戒感がやや後退し、前日にNYダウが1600ドルを超える急伸をみせ、日経平均もこれに追随する形となった。
8日(水)は政府の緊急事態宣言を受けて目先悪材料出尽くし的な動きが優勢となった。
大型経済対策への期待による全体相場の予想外の強さをみて空売り筋の買い戻しが加速したほか、週末のオプションSQをにらんだ思惑も先物への買いを助長し日経平均は400円あまりの上昇をみせ、1万9000円台を回復した。
9日(木)は上昇一服。
目先筋の利益確定の売りが上値を押さえたが、下値抵抗力も発揮し下げ幅はわずかに7円にとどまった。
そして週末10日(金)は前日にFRBが大規模な資金供給策を決定して米株市場が続伸したことを受け、買い優勢に。
新型コロナウイルスの国内感染者数が増勢を強めるなか上値も重い展開だったが、後場は買い直され結局1万9000円台半ばとこの日の高値圏で着地した。


来週のポイント

今週急速に買い戻されただけに、来週は押し目を入れる場面がありそうだ。
ただ、米株高が続いた場合は連動する形で日経平均2万円台を奪還する可能性がある。

日々の動き(4月6日~4月10日)

4月6日(月) 急伸・1万8500円回復、「緊急事態宣言」観測で買い戻し膨らむ
         日経平均 18576.30(+756.11)  売買高16億7962万株 売買代金2兆6994億円

4月7日(火) 3日続伸、NYダウ急伸と108兆円の緊急経済対策で買い先行
         日経平均 18950.18(+373.88)  売買高17億0351万株 売買代金2兆8231億円

4月8日(水) 4連騰・1万9000円回復、大型経済対策で買い戻し続く
         日経平均 19353.24(+403.06)  売買高16億8156万株 売買代金2兆8114億円


4月9日(木) 5日ぶり小反落、コロナ感染懸念も日銀ETF買いへの期待
         日経平均 19345.77(-7.47)  売買高13億6889万株 売買代金2兆2997億円


4月10日(金) 反発、前場軟調も日銀ETF買いへの期待でプラス圏浮上
         日経平均 19498.50(+152.73)  売買高13億7022万株 売買代金2兆1945億円


セクター・トレンド

(1)全33業種が上昇
(2)JALなど空運業、商船三井など海運業が値上がり率1位、2位
(3)三菱UFJなど銀行、野村など証券といった金融株が買い戻された
(4)トヨタなど自動車、コマツなど機械、ソニーなど電機といった輸出株も大幅反発
(5)AGCなどガラス・土石、住友鉱など非鉄、信越化など化学といった素材株も堅調
(6)内需株は大和ハウスなど建設、楽天などサービス、菱地所など不動産は大幅高も
  味の素など食品、セブン&アイなど小売りはやや上値重い


【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数上位5テーマ)

1(1) テレワーク
2(3) 遠隔医療  “医療崩壊”阻止へ高まる注目
3(2) コロナウイルス
4(5) マスク    政府の家庭への配布政策で注目度高まる
5(4) 巣ごもり
※カッコは前週の順位

  株探ニュース(minkabu PRESS)



モーニングスター 2020.4.11
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株式週間展望=アク抜けの動き一服も、コロナ・経済対策に不安/2番底形成目前、中国復調で関連株見直し

緊急事態宣言の発令を受けてアク抜けの動きを示した今週(6~10日)の東京株式市場で、日経平均株価は1万9000円台を回復した。
しかし、新型コロナウイルスをめぐる状況が大きく改善したわけではなく、日本に関しては疑問符の付く経済対策が先行きの不安要素として浮かび上がる。
強い買いサインの「2番底」形成を目前にした足踏みが長引けば、再び市場のムードが冷え込む可能性がある。


今週の日経平均はオプションSQ(特別清算指数)算出日の10日に、1万9500円まで水準を切り上げた。
週間の上昇幅は1678円と大きい。
ただ、3月19日の1万6358円、4月3日の1万7646円の両安値をボトムとする2番底形成の条件である3月25日高値1万9564円の奪回には至らなかった。

そもそも前週の上昇を支えた買い材料はぜい弱だ。
半年先を見据えた上で、新型コロナを克服して経済がV字回復しているという根拠は乏しい。
とりわけ日本は、罰則も手厚い支援も伴わない自粛要請の効果が不安視される。
国と東京都の足並みの乱れや、愛知県や京都府を対象に含めるかをめぐるいざこざからも、ちぐはぐさは鮮明だ。

安倍首相が打ち出した経済対策の真水部分は39兆円とされるものの、実際はっきりしているのは補正予算分の16.8兆円にすぎない。
少なくとも前工程の「緊急支援フェーズ」が行き届く層や企業は限られるとみられ、他の先進国と比較し力不足の感が否めない。
3月の景気ウオッチャー調査では、現状判断DIが14.2(前月比13.2ポイント低下)というかつてない水準に落ち込んだ。

もちろん市場は頼りない日本政府への期待などではなく、海外の状況を手掛かりに景気回復を織り込んでいるのかもしれない。
ただ、それにしても不透明感は強く、日経平均は現段階で許容されるリスクオンの上限が迫ってきたとも考えられる。
いずれは金融緩和マネーと実体経済がかみ合った本格的な株価上昇の局面が訪れるにしても、まだいくらかの上下動を挟む必要があるように思われる。

本稿では締め切り時間の都合で内容を確認できないが、10日にはG20(主要20カ国・地域)エネルギー相の緊急テレビ会合が開かれる。
これに先立ち行われた「OPEC(石油輸出国機構)プラス」の会合で合意した協調減産が日量1000万バレルと不十分な規模にとどまり、原油価格の急落を招いた。
G20における米国などほかの産油国の対応が市場のマインドを左右し、今週(13~17日)の日本株相場のスタート地点にも影響を及ぼす。


来週の日経平均の想定レンジは1万8000~1万9800円とする。
今週の当欄でも指摘した通り、緊急事態宣言を受けたアク抜け感は長続きしないとみる。
一方、中国市場には実体を伴う確かな復調の兆しがあり、関連銘柄を見直してもいい。 (市場動向取材班)


   提供:モーニングスター社


新型コロナウイルスの汚染拡大が収束しないことには、どんな動きをするか予測がつかない。


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