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日経平均、国内長期金利の動向が影響大

2024年06月02日 | 捕らぬ狸の経済



  5月31日
  日経平均 3万8487.90円(433.77円高)
  TOPIX 2772.49(46.29ポイント高)
  長期金利(新発10年国債) 1.070%(+0.015)
  1ドル= 157.14 - 157.15円(0.18円安)


5月27日 3万8900円  13億7756万株 3兆3847億円
5月28日 3万8855円  15億0047万株 3兆7244億円
5月29日 3万8556円  17億9926万株 4兆3727億円
5月30日 3万8054円  17億0870万株 4兆3985億円
5月31日 3万8487円  29億8398万株 7兆7612億円

株探ニュース 2024.6.1
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今週の【早わかり株式市況】続落、長期金利13年ぶり上昇と米株安でリスク回避加速

今週の相場ポイント
1.日経平均は2週続落、一時3万8000円台割れ
2.長期金利13年ぶり高水準、日銀正常化観測で
3.金利上昇で高PER株に逆風、半導体株など下落
4.リスク回避ムード加速、木曜に一時急落も
5.金曜は自律反発の買い流入、金融株が上昇


週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比158円(0.4%)安の3万8487円と、2週連続で下落した。

今週は堅調地合いでスタートしたが、その後は国内長期金利の上昇を嫌気して相場のムードは徐々に悪化。
米ハイテク株高のなかも日本株は冴えない動きが続いた。
木曜には日経平均が一時900円安と急落する場面があった。


週明け27日(月)の東京株式市場は上昇。
前週末の米国株市場でハイテク株が買われた流れを引き継ぎリスク選好の地合いとなった。
半導体関連株を中心に物色が活発化し全体相場を押し上げた。

28日(火)は小反落。
日経平均は狭いゾーンでのもみ合いに終始した。
前日の米株市場がメモリアルデーで休場だったため手掛かり材料に欠けた。
日銀による金融政策の正常化観測が強まり、国内長期金利が上昇したことも重荷に。
金利上昇が追い風となる銀行や生保といった金融株は堅調だった。

29日(水)は朝高後に下落。
米ハイテク株高が続くなか東京市場も好調な地合いが想定されたが、買い一巡後に手控え感が台頭。
国内金利の上昇傾向が続き、半導体関連など高PERのハイテク株への向かい風が強く意識された。

30日(木)も売り優勢の展開に。
引き続き金利上昇が嫌気されるなか、前日の欧米株安も重なりリスク回避ムードが一気に加速し日経平均は900円を超える値下がりで3万8000円台を一時割り込んだ。
この日、国内債券市場で新発10年物国債の利回りは1.1%台をつけ、2011年以来およそ13年ぶりの高水準となった。

31日(金)はようやく反発。
前日までの下落を受けた自律反発狙いの買いが流入。
国内金利が高水準を維持するなか、三菱UFJフィナンシャル・グループなど金融株の上昇が目立った。


来週のポイント
来週も米国市場の動向と国内長期金利が焦点となる。
米重要指標が相次いで発表されることに注意したい。
日経平均は上値が重く、3万9000円ラインでは戻り売り圧力が高まりそうだ。
個別では金利上昇メリットのある金融株人気が継続するだろう。


重要イベントとしては、国内では6月3日朝に発表される1-3月期法人企業統計調査、7日に発表される4月景気動向指数が注目される。
海外では、3日に発表される中国5月財新製造業PMI、米国5月ISM製造業景気指数、5日発表の中国5月財新サービス業PMI、米国5月のADP雇用統計とISM非製造業景気指数、6日に発表される米国4月貿易収支、7日に発表される中国5月貿易収支、米国5月雇用統計に注視が必要だろう。


日々の動き(5月27日~5月30日)
5月27日(月) 反発、半導体関連が買われ高値引け
       日経平均 38900.02( +253.91) 売買高13億7756万株 売買代金3兆3847億円


5月28日(火) 反落、長期金利上昇でハイテク株が売られる
       日経平均 38855.37( -44.65) 売買高15億0047万株 売買代金3兆7244億円


5月29日(水) 続落、長期金利上昇でグロース株中心に売り優勢
       日経平均 38556.87( -298.50) 売買高17億9926万株 売買代金4兆3727億円


5月30日(木) 大幅続落、日米金利上昇でリスク回避の売り優勢
       日経平均 38054.13( -502.74) 売買高17億0870万株 売買代金4兆3985億円


5月31日(金) 4日ぶり反発、自律反発狙いの買い流入
       日経平均 38487.90( +433.77) 売買高29億8398万株 売買代金7兆7612億円


セクター・トレンド
(1)全33業種中、25業種が値上がり
(2)値上がり率トップのT&Dなど保険をはじめ三菱UFJなど銀行、大和など証券といった金融株が大幅高
(3)輸出株はまちまち。HOYAなど精密機器、ホンダなど自動車は買われたが荏原など機械は安い
(4)内需株もまちまち。三井不など不動産、ソフトバンクG情報・通信が堅調だが、
  味の素など食料品、JR東日本など陸運は軟調
(5)ENEOSなど石油、住友電など非鉄、INPEXなど鉱業といった資源株が高い
(6)値下がり率トップはニッスイなど水産・農林


【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(3) データセンター
2(2) エヌビディア
3(1) 半導体
4(8) ペロブスカイト太陽電池
5(4) 人工知能
※カッコは前週の順位

  株探ニュース(minkabu PRESS)


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