保津川下りの船頭さん

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保津峡千年物語

2018-03-28 10:18:35 | 船頭の目・・・雑感・雑記
<保津峡千年物語>
2億5千万年前、浮遊微生物の化石が海底で積み重なった層が隆起して生まれた保津峡。

延暦3年(784)長岡京造営時から筏による木材輸送が始まり、平安京遷都造営事業により水運事業が活発になる。

412年前、慶長11年(1606)に角倉了以翁により舟運が開かれ、農産物や薪炭などの丹波産物が京の都へ供給される。

明治32年(1899)に京都鉄道(現嵯峨野観光鉄道)が開通し、京都~丹波=丹後間の人・もの・情報の流通や交流が盛んとなる。

そして現在、全世界の人々が年間約150万人もの人が訪れる峡谷となっている。

「船が下り、鉄道が走る」京の峡谷・保津峡には全時代に渡り、

人間の夢と希望、信念、そして最先端の知恵により自然に挑んだ歴史物語が息づいている。


今、執筆を進めている「了以伝」や「こんな会社の物語・保津川下り」と合わせ、

この「保津峡千年物語」も書き綴っていきたい。

先人たちの英知と精神を壮大な歴史スペクタクルとして描きたい。

さて、何年かかるかわからないが、必ず書き上げたい。

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