保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

保津川下りの社屋の窓から。

2018-03-19 13:37:51 | 保津川下りものがたり
朝、保津川下り社屋の窓から、工事風景を見ながら思う。

球技場として建設が進む「京都スタジアム」生態系保全に配慮して、
当初の建設予定地から、私たち保津川遊船社屋の隣に建設変更されました。

今後はお隣さんとして永久にお付き合いする仲になるはずです。

京都市内から見て、亀岡市の入口に位置するこのエリア。

嵯峨野トロッコ列車がつなぎ、自然と生態系豊かな保津川がながれ、日本最古の舟下りが継承されているこの地は、
現在、年間延べ150万人もの人々が行きかう交差点です。

JR嵯峨野線を含めれば、市外の人々を200万人以上、大量移動させる力のあるエリアといえるでしょう。

この視点に目をむければ、この京都スタジアムの建設はさらに交流人口を引き込む強力なコンテンツになり得るばずです。
しかし、その場合、これらのコンテンツがただ近い場所にあるだけでバラバラに存在していては、発信力も分散されます。

トロッコ列車と駅、保津川流域、JR線、スタジアム、舟下りが集結するこのエリアを、
印象的に上手くまとめるような「コンセプト」「テーマ」が必要な気がしています。

スタジアム周辺に整備される商業エリアの開発も大事です。
このコンセプト・テーマのもとに、ホテルやアミューズメント、カフェグルメ等をまとめ、
すでにあるコンテンツともつなげて、「‘ここ’にしかない!」
テーマパーク的視点の整備ができれば、マーケットは広がっていく。

テーマはネイチャーでも、ポップカルチャーでも、ヒストリアでも構わないと思います。

アユモドキという超希少な生物が生息する地での開発という点も前向きに取り込み
「自然と共生する」斬新にして希少でありながら、訴求力のあるエリアに開発できれば、
地域間の経済波及効果は計り知れないはず。

勿論、やるなら中途半端ではなく、徹底的にクオリティの高さも追及していく。

今、工事が進められているこのエリアが、そんな「夢」が広がるエリアになっていく姿を社屋の窓から眺めていたい。


・・・・そんなことを空想しながら、今日一日を頑張ります!

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