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保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

保津川を世界遺産へ!松井氏が講演会。

2008-04-30 00:00:50 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
今日、亀岡市文化資料館で「保津川世界遺産登録への道」
と題した講演会が開催されました。

講師は「保津川の世界遺産登録をめざす会」の
幹事を務める松井哲哉さん。

この講演会は先月から2ヶ月にわたり同資料館で
開催されている「みんなでつくろう『亀岡学』」
というイベントの一環として開かれたもので、
毎週、亀岡にまつわる文化、歴史に焦点をあて、
その各分野の識者により講演が開かれています。

保津川が流れる地元亀岡市では2年前の保津川開削400周年
事業後「保津川を世界遺産へ!」という大きなテーマに
向かった‘夢’事業が市民の手により進められています。

講演会では保津川水運がユネスコの世界遺産「古都京都の文化財」
の追加登録を目指し「保津川水運の魁となった建築用材の筏」
から「保津川遊船の元となる荷船事業」等の歴史の流れと
水運事業に携わった人間模様に焦点を当てると共に
保津川開削の生みの親・角倉了以翁の偉業も検証し
世界遺産登録への意義と可能性を探ろうというものでした。

具体的には、保津川水運の歴史調査と並行して
保津川に残る水運産業の遺産である‘綱道’の
復元維持や曳き上げ技術の継承保存などを
進め、保津川の産業的かつ文化的景観・価値の
再構築を図り世界遺産登録への道を目指していきます。

この保津川(桂川)の水運は千年の古都、日本人の心の
ふるさとといわれる‘京都’をつくり支えてきた産業で
あり、そこにはこの事業に携わった人々の暮らし文化が
形成されてきました。
王朝文化と武家文化の融合から生まれた優雅な京都文化。
その文化を底辺で支えてきた庶民暮らし文化に焦点を
当てることが、これからの世界遺産の方向性に添うもの
であることも、現実味が感じられよかったです。

講師の松井哲哉さんは以前「保津川開削400周年事業」
の時の同志で、旧亀山城跡のお堀で演じた
「角倉了以にであう夢開削・水の庵」演劇の舟舞台を
制作した設計士さんです。UZU[一級建築士事務所ウーズ]


斬新は発想で個性豊な建築物を設計されることで定評があり
テレビの「「ビフォーアフター」の依頼もあるほどの方です。

了以にであう七夕メモリアル、明日保津で!

2007-07-11 22:50:10 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
明日7月12日(木曜日)は保津川下りの生みの親にて
初代社長にもあたる角倉了以翁の命日です。

昨年の保津川開削400周年に了以ゆかりの寺・養源寺(保津町)
でメモリアルイベントを開催したのですが、今年から地元
保津町自治会が中心となり「了以の偉業」を讃えるイベントを
開催する運びとなりました。

イベントは昨年度同じく二部制。
午後1時30分~2時30分までが第一部、
午後6時~9時までを第二部と時間を分けて開催されます。

第一部では
1「了以翁と保津川のお話」として西口純生市議会議員が講演。
その後、昨年好評だった「ささぶね流し」を地元小学生、園児
老人会というエイジレス交流で‘未来へつなげる川の流れ’
の祈りを込めて行う予定です。

夜の部にあたる第二部では、
1.了以翁の法要の後、昨年私が‘船頭役’で出演した
「舟舞台・水の庵」(旧亀山城跡お堀)の公演映像が
上映され、400周年を振り返り了以を偲びます。

また、夜の7時30分~9時まで「了以七夕竹灯路2007」
として保津町内を800基の竹灯路のやさしいあかりが
来客者を出迎えます。

駐車場も保津川の河川敷という大型駐車場も完備されて
おりますので、是非皆さんお誘い合わせの上、
明日は保津町の養源寺メモリアルイベントにお越しください。

主催 保津町自治会  お問合せ 0771ー22-0810まで

関西大学・石垣ゼミの皆さん、ご乗船~

2007-06-30 22:26:30 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
今日、関西大学の石垣泰輔教授とそのゼミ生である
工学部都市環境工学科の生徒さん10名が、
保津川下りにご乗船下さいました。

石垣教授は河川など水域での防災と環境保全研究の第一人者。

石垣教授は昨年、船を通す目的で400年前に開削工事が施された
保津川の設計工法について、現地調査を各箇所で実施され、
新事実の証明も含め当時角倉了以が施した河川土木技術の高さを、
緻密な調査データに基づき科学的に実証されるなど、保津川開削
400周年を河川伝統技術という分野で盛り上げて下さった。
また、昨年11月に亀岡市文化資料館で行なわれた特別展
「角倉了以・素庵の業績」のトークサロンでゲスト講演者
としてご一緒し、川の流れを人工的に水路に導く「水寄せ」
という工法について興味深い話を拝聴させていただきました。

今日は調査抜きで観光としてゼミの生徒さんとご乗船とのこと。

先日からの雨で川の水量は少し多めの今日の保津川。
いつも現地調査され時は川底に潜るなどの作業があり
河川水量が少ない時に来られていたので、今日は
水位の上がった激しい流れの保津川をご覧頂き
また異なる川の姿を楽しんで頂けたことと思います。

もしかしたら増水時の保津川にも、独特の伝統工法
などが施されているのでしょうか?

その日その日の川の流れを読み、利用して船を流す
我々船頭にとっても勉強になるので興味深いところです。

石垣ゼミご一行は下船後、角倉了以ゆかりの寺、
嵐山中腹に建つ「大悲閣・千光寺」にも行かれる
とのことでしたが、大悲閣はいかがでしたでしょうか?

保津川開削400周年を起に、石垣教授はじめゼミ生の皆さん
など、川に関係する方々とのご縁が生まれ、保津川または
保津川下りに関心を持っていただけることは、私達にとっても
誠に嬉しくまた心強く感じている次第です。

また、ゼミの方々も私のブログの読者と聞いて、とても
嬉しく思っています。よければコメント等も入れて
いただければとても嬉しく思います。

保津川の世界遺産登録を目指して!

2007-03-15 17:56:13 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
ついに保津川の世界遺産登録へ向けた動きが本格化しそうだ。

保津川が流れる亀岡市では4月までに市民・企業・行政から
参加者を募り、世界遺産登録へ向けた研究会を発足し、
その可能性や登録へのプロセスなどを勉強していく。
研究会発足の動きは、4日に亀岡市の楽々荘で行なわれた
「保津川開削400周年記念事業実行委員会」最後の会合で
委員合意のもと、研究会設置の要望が出され、決議されたもので
このほど正式に研究会発足の発表が亀岡市からなされた。

詳しくは13日付けの京都新聞の記事(下記)をご覧頂くとして、
私達が一昨年来から進めてきた「保津川開削400年事業」が
このように多くの人々のお力添えのお蔭をもち、無事に終了でき
今度は「世界遺産」という大きな「目標」を持たせてもらった
ことを遊船の一員として大変嬉しく思っているところだ。

「保津川が世界遺産?」まさに夢のような話だ。
多くの人が「何を荒唐無稽な話をしている!」
「無理に決まっている!」と思われるかもしれない。
しかしこの2年間、この川の機能や歴史を勉強してきた者として
私自身、その価値と資格が保津川には十分あると思っている。
僅かでも可能性がるなら、この大きな「夢」に賭けてみるのも
悪くはない。

今の段階では私が遊船から研究会委員として選出されるとは
限らないが、私としては一般応募してでも「保津川世界遺産」
という大きな「夢」を、多くの同じ思いを持った人達と共に、
見続けていきたいと思っている。

亀岡市では今後、同研究会へ参加してくださる一般会員を
随時募集していく。
胸躍るような壮大な「夢」へ!
ともに歩み、語れる方々の参加を期待する次第だ。


★下記は京都新聞の13日の記事です。

「『保津川を世界遺産に』
亀岡に研究会発足 市民意識底上げへ

水運から観光へと時代の移ろいとともに役割を変えてきた保津川。
その価値に目を向け、世界遺産登録を目指す研究会が発足する(亀岡市保津町)
保津川の世界遺産登録を目指す研究会が4月から京都府亀岡市で活動を始める。
昨年の保津峡開削400周年をPRしようと市民らが結成した実行委員会のメンバーが母体となり、勉強会や先進地視察を通じて川の水運が持つ歴史的意義や峡谷の景観について検討、市民全体の意識の底上げに取り組む。同市教育委員会では研究会への参加者を募っている。
名称は「保津川世界遺産登録研究会」。一般公募の市民らが会員となり、ユネスコの世界遺産「古都京都の文化財」への追加登録の可能性を1年間かけて探る。このほど開かれた「保津川開削400周年記念事業実行委員会」の最終会合で設置が決まった。
世界遺産に詳しい宗田好史・京都府立大助教授をアドバイザーに、平安京の造営にも深くかかわった保津川水運の文化的な重要性や、川下りの観光地として全国的に有名な峡谷の景観美について勉強会を開き、登録を希望する際にアピールする「保津川の価値」について検討を重ねる。
また、市民向け講演会を6月に企画しているほか、保津峡の開削者・角倉了以の顕彰イベントや河川の環境美化活動などにも参画する予定。このほか、来年度、現在17カ所が登録されている「古都京都の文化財」について、追加登録候補地の選定に乗り出す方針を決めた京都市との連携も模索していくという。
同実行委員会の事務局・市商工観光課では「市民全体で追加登録という『夢』を実現させる第一歩になれば」としている。研究会への参加申し込み、問い合わせは市教委Tel:0771(25)5054へ。」 (京都新聞13日記事から転用)


400年記念講演会が保津で開催。

2006-12-01 18:28:31 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
保津川開削400周年を記念した各種イベントも
いよいよ終盤に差し掛かってきました。

亀岡市ではこの400年の機会に「角倉了以翁の顕彰」を
目的とした事業が多く開催されましたが、
今月の3日(日曜日)には保津川下りの地元・保津町で
400周年記念講演会「角倉了以とその時代!」が
開催されます。

時間は午後2時~午後4時

講師は京都府並びに亀岡市文化財保護委員の石田康男さん。

石田さんは亀岡市の歴史をまとめた「新修亀岡市史」で
(街道と往来・保津川の水運)を執筆された。

当日は入場無料で地域以外の方でも参加自由です。

☆保津文化センター平成18年度文化交流事業

  保津川開削400周年記念講演会
    「角倉了以とその時代!」
  日時 12月3日(日) 午後2時~午後4時
  会場 保津文化センター 2階会議室
  講師 石田康男さん(亀岡市文化財保護委員会 副会長)

  入場無料

 問い合わせ 保津文化センター  ℡0771-23-2346

明日「フォーラム保津川」が京都学園大で開催。

2006-11-17 21:54:09 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
京都学園大学総合研究所ワークショップ 
☆「フォーラム保津川」

保津川開削から400年、保津川の歴史・環境、また開削の意義や
まちづくりへの可能性について考えます。

11月18日(土) 午前11時~午後4時
ところ    京都学園大学 光風館(K21、K35、K36)
参加費  無料
主催    京都学園大学総合研究所
共催    亀岡市・亀岡市教育委員会
後援    保津川開削400周年記念事業実行委員会

午前の部 午前11時 ~ 正午

【第1セッション】 「小盆地宇宙かめおか 水環境エコミュージアム」
【第2セッション】 「小盆地宇宙かめおか 水賑わい 世界遺産追加登録」

午後の部 午後0時30分~午後4時

【アトラクション】(午後0時30分~午後1時)

  大型紙芝居 テーマ「保津の夜明け -角倉了以物語」(亀岡子どもの本研究会)

【開会セレモニー】(午後1時~午後1時10分)
  開会挨拶  京都学園大学 学長 波多野 進

【基調講演】(午後1時15分~午後2時15分)
  「保津川開削400年の意義」 上田 正昭 先生(京都大学名誉教授)
【ワークショップ】(午後2時20分~午後4時)
「まちづくりを育む:保津川の可能性を探る」
  パネラー 保津川遊船企業組合代表理事      八木 稔
         嵐山保勝会副会長             山本 芳男
         亀岡市長                 栗山 正隆
         南丹広域振興局長             戸田 雄一郎
         京都学園大学バイオ環境学部助教授  大西 信弘


  コーディネーター  京都学園大学教授        坂本 信雄

明日はトークサロン!只今準備中!

2006-11-10 21:03:01 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
明日はいよいよ、市文化資料館での「トークサロン」です!

目下、明日のトーク原稿や資料となる写真などの制作に奮闘中!

でも、テーマに合ういい写真や資料がない~

で・・・結局このブログの写真と記事を資料とする事にします。

約3年間にも及ぶ記事を整理していると、一文一文、懐かしいですね~

いろんな事、書いてますね。

よくぞ、ここまで続けられたものです。

一体自分は、生きている間にどれくらい書き残すことが出来るのだろう・・・

いやいや~そんな感慨にふけっている時ではなかった!

早く、明日の準備を済まさねば!

今日はこの辺で失礼します。

明日の「角倉了以・素案の業績」特別展・トークサロンイベントの
問い合わせは
亀岡市文化資料館HPまで。

了以展で11日(土)はっちん・トークサロンを開催します。

2006-11-06 19:35:28 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
誠に恐縮なのですが、今回は私の関わる400年イベントの
宣伝をさせていただきたく思います。

亀岡市にある市文化資料館では保津川下りの生みの親角倉了以翁を
歴史、文化など総合的に紹介する「角倉了以・素案の業績、特別展」が
開かれていますが、今度の11日(土)午後1時30分から
「トークサロン」というイベントが開催されます。

同展を主催する市文化資料館では12月3日までの開催期間中に
保津川ゆかりの方々をゲストに招き、それぞれ専門的な視点から
了以の行なった保津川の開削について語る「トークサロン」

11日はその第1回として、河川土木工学研究の第一人者・石垣泰輔教授(関西大学)
と私はっちんがゲストとして招かれ、専門的な視点からトークを進めます。
その後、そのトークを題材にして、参加者の皆さんも共に
「保津川、了以について大いに語り合おう!」と
いう参加型のトークイベントなのです。

私に与えられたテーマは「保津川下りの魅力について」
自然、伝統の技法など観光業保津川下りという視点から紹介する
保津川の魅力をお話したいと思っています。

また、私にとっても「保津川開削記念事業」最後の仕事となりますので
この1年間の思いを全てかけた集大成のつもりで、
精一杯務めさせて頂きたいと思っております。

11日は皆さんとご一緒に「保津川の魅力」について
熱く語りあえれば嬉しく思います。お気軽にお越し下さいね。

多くの皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。


保津川下り船頭・はっちん


☆22回特別展「角倉了以・素案の業績」ー保津川開削400年の歴史ー
 
 《第一回トークサロン》
  「保津川開削工事の技術について」
   石垣泰輔さん(関西大学教授)
  「保津川下りの魅力について」
   豊田知八(保津川遊船企業組合)

 開催日時 11月11日(土曜日) 13:30~15:30
  
 会場 亀岡市文化資料館 〒621-0815 亀岡市古世町中坪1丁目

 
 開館時間 午前9時~午後5時(木曜日は正午まで)
 休館日  月曜日・木曜日の午後
 入館料  大人360円 小・中学210円 《団体割引30名以上1割引)

 交通   JR亀岡駅下車徒歩5分 
      
 問い合わせ  ℡(0771)-22-0599  25-5067

100年前の保津川下りフイルムが公開されます!!

2006-11-05 00:05:42 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
「角倉了以・素案の業績」特別展を開催している
亀岡市にある亀岡市文化資料館で5日(日)
「100年前の保津川下りフイルムを含む
保津川下りの映像数点が上映されます。

昨年、東京で上映された時には、会場が超満員となるなど
マスコミでも話題を呼んだ「保津の急流」。

映画史の初期に製作された紀行映画(トラヴェローグ)として
今現在では日本を撮影したフイルムで最も古いといわれる
とても貴重なフイルムなのです。

そのフイルムが亀岡で観られるというスペシャルなイベントが
5日、市文化資料館で行なわれるのです!

フイルムには激流を下っていく船のシーンと
もう二度と見る事が出来ない舟を下流から引き上げて
くるシーンも治められています。

また、70年前の保津川、30年前の船頭出演のドキュメント番組も
同時上映されるので、保津川の今昔を映像でみれる、またとない企画なのです。

そして保津川開削の歴史を絵で紹介する
お馴染み「角倉了以物語」の紙芝居も
行なわれるなど、大人も子供も楽しめる企画です。

是非、この機会に保津川に関心のある方のみならず、
映像ファンの方も市文化資料館に足を運んでみては
いかがでしょうか?


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「角倉了以・素案の業績特別展」ーー保津川開削400年の歴史ーー

大型紙芝居&「100年前の保津川の映像など」映写会

11月5日(日曜日) 13:30~16:00

《紙芝居》「保津の夜明け」 亀岡こどもの本研究会

《映写会》「100年前の保津川の映像」など 
      NPO京都の文化を映像で記録する会

《展示解説》同館職員

《入館料》大人360円 小・中学生210円


「了以にであう夢開削・水の庵」演じてきました!

2006-10-22 23:36:28 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
とうとう、この日がやって来ました。

保津川開削400周年記念イベント「了以にであう夢開削・水の庵」
我が保津川開削400周年実行委員会・イベント部のメイン事業である
「了以にであう夢開削・水の庵」が開催される、この日が!

400年の深い眠りから目覚めた了以と現代の船頭が出会い、
秋の夜長に保津川について語り合う「保津川四〇〇年よもやま話」

その本番が今日でした!

舞台劇が始まる直前まで、セリフの暗記に余念がなかった私でしたが、
船で運ばれ、水上舞台裏の控え場に上がった瞬間、頭の中は真っ白、
「えっ~と、最初何から話をするのだったかな??」とセリフが飛んでしまいます。

これが本番の怖さというものですね~
俳優さん方がよく言われる「舞台初日の怖さ」というものが少しですが
わかるような気がしました。
幾らセリフを確認しても安心できないし自信が沸きません。

♪稽古不足に 幕は待たない~ ♪
梅沢登美夫さんの「夢芝居」という歌を思い出しました。

今の状況はそんなこと思い出している場合じゃないのです・・・集中、集中・・

この時、思い出したのが東映の撮影所で観た原田龍二さんの本番前の姿でした。

本物の俳優さんの本番の集中力は凄いものです。一気に周りの人を
寄せ付けない強いオーラが出てくるのです。
肩に触れただけで、高圧電流に触れるような厳しさを感じました。

目を閉じその面影を思い浮べながら集中力を高めて、いざ!出陣です。

舞台に立ち、眩しいスポットに映されると、さっきまでの
緊張感がす~っと引いくのがわかり、最初の第一声から
次のセリフと、スラスラと口をついて出てくるから不思議ですね。

演技は自分が恥ずかしがってはダメ!開き直り大胆に大袈裟に演じる!
それが今回、自分にとってのテーマだったので、
思いっきり大袈裟に演じたつもりです。

舞台の上では
「了以様が保津川開削を思いついた動機」
「その開削事業での苦労話や悲話」
また「保津川の未来にかける船頭の夢」などに
ついて熱く語り合うことができました。

演技中に本番特有の小さなアクシデントはあったものの、
セリフも間違うことなく、今の能力を精一杯出して演じてきました。

劇の出来映えについては、観ていただいた皆さんに評価をゆだねるしか
ないのですが、自分では「全力でやり切った!」という達成感と
「無事に終わった!」という安堵感でいっぱいなのです。

この様な貴重な体験をさせて頂いた、実行委員会の皆さん、また
当日、舞台を支えて下さったスタッフの皆さん、そして了以様、
本当にありがとうございました。

ブログの場で申し訳ないですが、この場にて御礼を申し上げたいと思います。