宇宙の秩序に調和しながらの煩悩達成日記

自己実現。そうです、願望実現を通して、自己をさらに深く知ってみようという実験の日記ざます!

チーズサンドイッチを所望した富豪様

2016-05-29 12:48:26 | 瞑想にまつわる能書き
早くも5月も中盤となった。
私が料理人として、ひっそりデビューして3ヶ月が経過している。
まあ、なんとなく上手くいっているのかも知れないが、良くわかんない。

ほとんど制限が無いので、好きなものを好きなよーに作っている。
ダイニングから戻ってくるお皿がカラッポなので、それなりに楽しんでいる
のでは、と推察している。

ずっと作りたかったあれや、これや、を作っているので、3ヶ月経過しても、同じ
メニュを2回作っていないね。
最近のブームは「凝ったプレゼンテーション」。庭の葉っぱなんか乗っけたりして
自己満足に浸っている。

これは、私がチコ母から貰い受けて、豪邸の庭の片隅に植えた「モリンガ」の葉っぱ。
このモリンガ、人類の最初の頃からの「ミラクルツリー」らしい。葉っぱ、根っこ、皮、枝、
花、すべてが食用、薬用。で、どんな乾燥地帯でも、すっくすく成長するんだと。
モリンガの木の実は、ドラムスティック、といいまして、インド料理に多用されとります。
スプーンの下にあるのが、ドラムスティック。
ダイソーで購入した「れんげ」の座りが悪くて、ドラムスティックで支えてみた。

なお、この日はインド料理の日だったので、スプーンの上にあるのは、
えびのソテー、グリーンソース添え
野菜のパコラ
アルーチャット(インド風じゃがいもの冷製サラダ)
でござんす。




これは、お客様を招いた際のテーブル飾りつけ用フルーツ盛り合わせ。
お皿も丁度良いのが無くて、近所のモールでゲット。
フルーツは、もちろん、この後、食用となりました。
お皿も含めてフルーツ盛りのお値段は、8千円程度。お花より安いです。
フルーツは、飾り用には1個しか使ってないけど、パック入りのフルーツとか
いっぱい残っているのでした。





いつも「お味はいかがですか?お口にあいましたか?」ってな事を聞くのだが、富豪の
回答は決まって「Very Good!」 なので、最近はもう聞かない(笑)
なんか言って欲しいなあ。
私が作った料理をインド人の料理人に味見させているが、毎回、「うまい!」という反応。
遠慮してんのかなー?とか思ったりして。
Very Good!な自分に慣れていないのだ。

富豪は、なんかつかみどころの無い人で。 感情を表に出さない。全然、出さない。
いつも、おっとりしている。 そしてお喋りでもなく、じっと人の話を聞くタイプ。
いや、聞いてないのかも知れないなあ(笑)


富豪は海外出張から戻ると、なんか妙な「お土産」をくれたりする。
それは、数寄屋橋次郎の本だったり、なんとか加奈子、とかいう歌手のCDだったり。
申し訳ないが、私は日本の歌一般が物凄く苦手なんであるね。ので、1回も聞いていない。
私は、あんまし日本的なあれこれ、に関心が無いのを彼はまだ知らない。


富豪の屋敷は、とんでもなく広大である。ので、普段の生活では行く場所が限られている。
キッチンには滅多に入って来ない。
週末、ディナーの前の時間にキッチンの中にある私の「オフィス」でレシピ検索をしていた。
ディナーはインド料理。 インド人料理人が何種類かのカレーを作製し、保温器に入れて
従業員食堂へ夕食に行った後だったので、キッチンは静かだった。

私は携帯の画面を見ていた。んー、スカイプが繋がんなーい、と思いつつ。
開放しているオフィスのドアの外に人の気配を感じた。
インド人料理人が、何か聞きに来たのか、と振り向きもせず携帯に見入っていた。
で、富豪の声。

えええ? あらま、どうされましたかー? と慌てて聞くと、富豪は手にした雑誌のページを
持って「私は時折、チーズサンドイッチが食べたくなるのだよ。」と。
雑誌の記事のレシピを見ながら、「グリエールチーズはある?」と。
エメンタールとチェダーはありますが、グリエールは購入していません、と私。
その後、キッチンの中で雑談。


ところで、ご主人様。ホットサンドイッチ作るにあたって、サンドイッチメーカーが必要
なのですが、と疑問を投げかけると、富豪は
「え?ないの?」
ないんでございます。最初にリストを提出した際に、サンドイッチメーカーはリストに入れて
ましたが、担当者に却下されました。

そー。わかった、わかった。後で必要なもの、メールして。

この富豪は、おっとりしてるようで、行動が素早い。
つうか、部下に指示出すだけだけど。 部下を良く躾けてあるらしく、あっという間に
実践されるのだ。

私はその日のうちに、サンドイッチメーカーを含む備品を、数点、リストアップしてメール。
2日後、その備品は私のキッチンに到着。
物によっては、家庭用のほうが使いやすかったりする。サンドイッチメーカーはその典型。
業務用のデカイのは、鉄板部分が熱くなるのに時間がかかるのだ。
フープロにいたっては、デカ過ぎて、少量のものが作れない。


営業目的で料理をしているわけではない。
少人数の家族に、食に関しての満足感を与えるのが仕事、と思っている。
料理人が夢見る最新式の設備、とんでもなく広いキッチン、冷凍庫、冷蔵庫も一般のレストラン
よりも広い。
食材の購入に際しても、制限なし。
メニュは自分で好きに作ってOK。
という環境の中、時折、なんか、どうでも良くなる時がある。
あー、めんどくさーーー! という思いに囚われる瞬間。


気分が充実していると、苦手なお菓子作りに精を出す。
苦手分野は、気分が上向きでないと、作る気がしないのだ。

逆を言えば、お菓子作りをすると、気分が上向く。

↑逆もまた真なり、ってやつ?チョッと違うか。。。
というわけで、今日はかったるい気分にムチうって、ココナツケーキを作製。
最近は、フルーツサラダにゼリーを毎日作製。
お菓子といっても、家庭で作るようなものしかできないけど。
洋菓子店のウィンドウに並ぶような芸術的なスイートを作れたらいいけど。
道のりは、果てしなく長いずら。


今日のディナーはシンプル。シンプルだけど盛りだくさん。
スープ、サラダ、メインは鳥のロースト。
今日はサラダにフォーカスし、

各種葉っぱ
青りんごのフレンチドレッシング和え
ミニトマト
雑穀パンのガーリックトースト
パストラミ
ブルーチーズ
胡桃とアマランサスとフラックスシードをローストしてメープルシロップでコーティングしたもの
アーモンドスライスロースト

を、ディナープレートにてサーブ。なかなか立派なサラダ(笑)
富豪はきれいにたいらげていました。
メインはロースト。それなりです。付け合せに、インドのほうれんそう(ムラサキ色)とじゃがいも
のカレー、を。富豪はほうれん草が好きなんだそうで。


雇い主一家は、何も注文をつけてこないので、私は基本、作りたいものを、作りたいように
作っている。
これが、時折、指針が無いような気がする原因なのかな。
何せ、営業目的ではない、つまり、数字が無いのだ。目標が無いのだ。
目標みたいなものは、顧客の満足、という曖昧なもの。
成果を数字で表示する、に慣れた私は、数字なしで満足度を高める、という境遇に未だ、
慣れていない。


昨日もスーパーで450円の豆腐、買えなかったもんなぁ。





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