百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

絹谷幸二さんの『風神雷神図』は、超ワンダフル !!! ~『大阪・梅田スカイビル 天空美術館』に行ってきました。R5.3.17のこと。

2023-03-25 18:30:55 | 日記

  「 8割方の法面はカバーできたかなぁ」と思える 今年の菜の花。

  写真上は 川下(南南東)から、下は川上(北北西)からの場景。R5.3.24 Pm5時頃 撮影。

 田中修さん著『誰かに話したくなる植物たちの秘密』『だいわ文庫』によりますと、植物たちは "仲間とのつながり" こそ ”実り多き生涯” をもたらす第一のアイテムと心得ているがゆえ、同じ月日に しかも時間まで合わせ、さらに、他の種類とは時期をずらし 開花するのです と。ま、当たり前のコトですが・・・・・

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      ↑ 『天空仁王・喝Ⅱ』         ↑ 『天空仁王・喝Ⅰ』

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蒼天大地・心に浸みる悲しみ(Ⅱ) ↑ 、天空ガンダーラ黙想 (展示ナシ、ポストカードを撮影) ↖

 上掲は R5.2.15付 産経新聞に紹介された記事をもとに、写真は パンフ等のカラー画像に置き替えするなどし、再編集したものでありますが、本記事を一目するなり、「7月2日までには 絶対に行こう」 と決めていたオイラに、 同居している長男から、何とも 嬉しい声かけがありました。

それは 連続した4日間 JR西日本 在来線 乗り放題切符 ( 9,900円) があって、「3月17日は空いているから使っていいよ」というもの。行き先 場所は JR大阪駅近く『梅田スカイビル タワーウエスト27階』『絹谷幸二 天空美術館』。

氏の作品は、フレスコ画であるがゆえかどうか、色彩がどぎつく 独特な画調ですから、正直 今まで敬遠してきてましたが、今回のテーマが仏教経典に基づくものであるし、奈良に生まれ 幼いころより神仏に親しんでらしたという オイラより 3歳弱 年上の氏は、神仏を いったい、どのようなイメージで捉えてられて、どのように表現なさってらっしゃるのだろうか、ということが 興味の中心にありました。

最初 会場内ミニシアターで 『驚きの体験! 3D & VR』という三次元動画を見ましたが、これにまず 圧倒されてしまいました。スゴイです。頭を何回か 巨大な龍に パクッとやられたせいでもないでしょうが、迫力満点で しかも、 めっちゃ愛嬌ある 風神さんと雷神さんに、もう いっぺんに 魅せられちまったのであります。

          『黄金背景富岳旭日・風神・雷神』(天空美術館さんの webより転載)
俵屋宗達さんの描かれる 風神さん雷神さんには、ほとんど 親しみも現実感も湧いてこないのですが、このお姿なら実際にいらっしゃるのではないだろうか、さらに、本作品は国宝である宗達さんの絵を凌駕していやしないだろうか、これこそ国宝として 未来永劫 遺すべき絵ではないだろうか と思えてきているのです。

ポストカードが無いため クリアファイルを購入。縁切りし、↑ 当庵障子にピン止めしてます。

 この ↑『大阪城満開日之出』(天空美術館さんの webより転載)の桜の描き方と、上方 新聞記事内掲示の『蒼天大地・心に浸みる悲しみ (Ⅱ) 』の木像の表情に、特に惹き付けられました。特に前者は 実物を見ない限り その素晴らしさは判りません。

観れば観るほど圧倒される氏の作品群。わが日本は、絹谷さんの描かれたような 仁王さま・神々さま・仏さま各位が護って下さっているのではないでしょうか。「多分 そうやろう」と思ってますが、会期末の7月2日までには もういっぺん行って、そのへん 確かめてこれたらなぁなんて 思ってます。





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