1週間遅れですが、例年になく列を成して 艶やかに咲いてくれた彼岸花と、
やはり暑さが和らいでから本格的に咲きだした槿。暑い中 大変でしたが、10日ほど掛け、足元に米糠を施し、刈草をかなり厚めに敷き詰めてやりました。なお 手前は、デラウェアの棚です。
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当庵書棚の一郭に飾っている 李登輝さん書『誠實自然』色紙 (印刷)
いつの頃からか オイラは、李登輝さんは、氏と同時期 (T12(1923)~R2(2020)) 生きた方の中では、世界屈指の ”ド偉い方” ではなかっただろうか、と思うようになっていましたから、
毎日多く届く ダイレクト出版さんからのSMSメールの中に、『李登輝の箴言 未来の日本人へ』という本が 林健良さんによって上梓されたとの報に接しまして、「税込み 5,478円?、えれぇ高ぇが、絶対 読まんといけんのぉ」と購入したは、必然でございました。
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で その本の初段のほうに
・P3 氏は戦前の日本の教育が生み出した最高傑作と言い得る(藤井厳喜さんの前書き)
・P33 日本文化とは誠実を中心とする文化であるのに対し、中国文化は虚飾の文化。論語や陽明学で立派なことが論じられているが、あくまで綺麗ごとであって、実社会には存在しないもの
・P45 清朝うまれの厳復さんという有名な思想家は「中国人は嘘から始まり恥知らずで終わる」と、さらに胡適という台湾の中央研究院長も務められた有名な学者さんは「中国では仁義道徳は口だけで、実際には存在しないと
・P60 若者こそが、その国の将来であり希望である
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とか記されておりまして、そして写真も多く掲載されているのですが、その中で、オイラが特別 鮮烈なインパクトを受けましたのは『誠實自然』という言葉そのものと、そのことに関する 著者の林健良さんの記述と、李登輝氏ご本人がお書きになられた当該色紙の写真でありました。
『信義誠実』という4文字は、オトンが扁額にしていたこともあり 馴染んでおりますが、初めて見た 誠実と自然をくっつけた四文字は、ありふれた単語のジョイントであるに拘わらず、清らかさの際立つ書体で書かれた書と相俟って、オイラには 衝撃的な 新鮮さと煌めきを放つものでありました。そのうえ、
考えてみますれば、このふたつのアイテムは 日本人が非常に大切に培ってきた 基本理念の大本 (たいほん) と言えるものであり、心ある日本人の ”魂” そのものではないか と思えてきたりで、この書が 俄然 欲しくなった次第にございまして、
すると どうでしょう、これは 神様が仕組んで下さったとしか思えないのですが、何とメルカリさんに その色紙が出品されておりまして、運よくそれを入手できる運びと相成ったのであります。しかも 2,000円も値引きしていただいて。
で その色紙が手許に届きましたのが 9.25でしたか、それから 3日後の 28日、ここでまた思い掛けないコトが起きるのです。その日の産経新聞 正論は、オイラが尊敬する 渡辺利夫 元拓殖大学総長兼学長さんの、そのものズバリの、李登輝さんを称える 下のような論説だったのであります。
オイラは これから 毎朝、この『誠實自然』と向き合います。良き一日でありますようにとの 希 (のぞみ) を込めた、朝一番の ”禊(みそぎ) ” とでも申せましょうか。
なお 現在、こういった本も 産経新聞さんから販売されております。ご参考まで。
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オイラの 35歳から会社を辞める56歳までの生業は、コンピュータシステムの営業で、そのうち 46~48歳(平成4~6年)の 3年間は 単身赴任した広島での業務でございまして、その折 東広島市にある大創産業さんの本部にお伺いしたことがあります。
大部屋で大勢の方が 忙しく働いておられました。そんな中に 迷惑にも 飛び込みでお邪魔したのでありますが、奥のほうから社長ご夫妻と思しき方が ひょこひょこ歩いて来て下さり、小者の訪問者であるに拘わらず、丁寧に ご対応 下さったのであります。
オイラは、この時 思いました。何て腰の低い できたお方なんだろう、味もあって・・・ と。で いっぺんに好きになってしまったという訳なんですが、その矢野博丈 (ひろたけ) さんの『「100円の男」の哲学』と銘打ったコラムが、産経新聞紙上、2,3週間置きくらいに連載されておりまして、毎回 楽しみにしているところでありますが、
R5.9.25の『顔の ”年輪” で人が分かる』は、特に 興味深く 共鳴できる内容でございましたので、ここに留め置きたく存じます。特に、ラストの 〆が 秀逸かな と・・・・
なお聖徳太子様は、見出しを上方に移した関係で生じた空白を埋めるため 挿入したものです。
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入間市の 霜島久江さんの『朝の詩』『ナス』は、とりわけ ナスの天ぷらが大好物なオイラにとりましては、想いの丈を詰め込んでいただいた "見事で たまらない詩 (うた) ”でありました。
さらに、武蔵野市 大竹晃子さんの『解く』。清烈さに感動しました。中島みゆきさん or 茨木のり子さんの世界を彷彿とさせます。
年数(オイラは 30年以上)は違いますが・・・神戸市 足立三好さんの『私のしていること』。
市原市 北里雪乃ちゃんの『なつのそら』。タイトル込みで たった 4行ですが、背後には、成長盛りの作者姉弟含め、生きとし生けるもの総てが 最も活発に活動する夏という季節のエネルギーが、見事に織り込まれているのでは と思います。『年間賞』に選ばれるかも・・・・
川崎市 里中信さんの『絶景』。子供たちが無邪気に遊ぶ様や その声には、心が和みます。
ところがです。ある立派 (?) な 信州大学名誉教授さんの「子供の遊び声がうるさい」に反応し、その遊園地を廃止にしてしまった長野市役所さん行政━━といった ろくでもない事例がございますが、この両者さんには この詩を是非とも味わっていただきたいと思う者であります。
そして、R5.9.7『産経抄』
くしゃみの回数 それは 何の時か
1回 そしられた
2 ほめられた
3 惚れられた
4 風邪を引いた
そういえば オイラ今まで 、くしゃみはいつも1回こっきり。3回なんて ためしがござんせん。
R5.6.18 岩田温さんの『新聞に喝!』には、溜飲が下がりました。まさしくその通りです。
R5.7.7 桑原聡さんの『モンテーニュとの対話』
記事の中段は割愛してまして、「ここからは雑談である。」以降を残すのが狙いで、掲示するものです。よくぞ書いて下さいましたと感謝申し上げたくなる内容です。