百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

庄司紗矢香さんと ジャスミン・チェイさん & 京都永観堂・みかえり阿弥陀さま & 加地伸行先生と江口克彦さんの産経新聞記事

2023-11-06 15:53:49 | 日記
 オイラのクラシック音楽への取り組みは、ほぼ100%、NHKさんの当該番組を録画 ⇒ CDに落とす ⇒ ”ながら聴き”をする ⇒「何となく・・・じゃなぁ」と感じる ⇒ 何かしら惹きつけられれば 何回も何回も ”ながら聴き” ⇒ その楽曲に対する正式な想いが定着 といった工程を繰り返し積み上げてゆく ということにあります。すなわち コンサート会場にいる時以外は、何かをしながら聴くという ”ながら聴き” が基本でございまして、

現時点 それを盛んにやっている楽曲は、R5.9.17『クラシック音楽館』で放送された『N響第1988回演奏会』、R5.6.21『サントリーホール』、ジャナンドレア・ノセダさん指揮、庄司紗矢香さん ヴァイオリンで演奏された、レスピーギさん作曲『グレゴリオ風の協奏曲』 で、
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紗矢香さんの奏でる 繊細かつ 情感ほとばしる ストラディヴァリの音色と、ヴォーン・ウイリアムスさん作曲の『富める者とラザロの5つのヴァリアント』と似た感じの、大層きれいで懐かしさを覚える旋律に 聞き入っている訳でありますが、

R5.10.15 NHK『クラシック音楽館』『コンサートα』に 美人フルート奏者さんが登場されるや、そのムンムンする色香に 身を悶えさせたりと・・・ま、色々と楽しみは尽きませんです。
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で これが、繰り返し聴いている 当該CD であります。
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 これは 当庵本棚上の透明ケース内の宝物 (?) で、一番奥に 「秋はモミジの永観堂」で知られる永観堂さんのご本尊『みかえり阿弥陀』さまがお立ちですが、まだ 実際に拝見したことがないもので、その状況につき、R5.10.2 BS11『京都浪漫』で放送された映像の一部を撮影させていただき、ここに 留め置くものです。それにしても、その大きさに いささか びっくりしたです。
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 R5.10.9 産経新聞に載った、加地伸行 阪大名誉教授さんの『学術会議が民営化せぬ理由』。よくぞ書いて下さいましたと、大いに感謝申し上げたく存じます。


さらに、R5.10.25 同上、江口克彦 元PHP総合研究所社長さんの この記事にも、大層 共鳴いたしております。




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樫原神宮さんで響き渡る、日本創世-夜明けの歌『海道東征』。これぞ世界に誇れる日本の、魂の名曲ではないかと ~ R5.10.27のこと。

2023-10-29 17:11:40 | 日記
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      翌日の産経新聞さん朝刊 1面に載った当該記事
        
 行ってきました。神宮境内に近づくと聞こえてきました。よく慣れ親しんでる 格調ある美しいメロディー。「本番会場で練習してるんじゃろか」。そんときオイラは、アホーなことに そう思ったのです。

でも そんなこと、あるはずなくて、とっくに始まっていたのです。「間違えたァ~、6時からやのうて 16時からじゃったんやァ~」、気付くに そう時間は掛かりませんでした。如何にトンマなオイラにしても・・・・

この日、午後 3時頃までは晴れていました。が 急に崩れだし ポツポツと雨が落ち始めまして、ちょうど演奏会の最中は普通の降り乍ら最盛期、傘なしでは やり過ごせなくなってるのですが、

演奏会 終了後、隣にいらした 背筋のシャキッとされた( ご主人は 90歳、堺市からで 今日は京都にお泊まりと)老夫婦さんに「良かったですねぇ」と声を掛けましたら、「この雨はねぇ、神武天皇さんの 涙雨やないかなぁと思うとります。もちろん 嬉し涙ですが」と仰られていましたが、まさにその通りで、帰り路は、傘を差さなくともいいほどに 鎮まってました。

それでは、近鉄『樫原神宮駅』の『ローソン』さんで買った 90cm透明ビニール傘を差しながら、半分ほどは経過していたでしょう『海道東征』を聴き聴き撮影した その日の情景を、以下、ご開示申し上げます。なお、500名限りの募集に応じられた参加者の大方は、内拝殿の回廊の下で、雨を避け 聴いてらしたです。
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ところで 合唱は、プロフェッショナルとしてご活躍なさってられる『神戸市混声合唱団』さんでありましたが、さすが、ソリストとしてご活躍できる方々を揃えた、日本を代表する合唱団さんのひとつと言われるに相応しい 見事な歌唱でありまして、

この模様は、11月24日 Pm9:00~『ラジオ大阪』さんで放送されるとの由ですが、是非とも 『BSフジ』さんで、音だけでもいいので やっていただけないものかと切に願いたい、尊く たいへん高尚な極めて上質な演奏会にございました。ただ 願わくば 最後の『海ゆかば』は、当セレモニー参加者全員の歌として設定していただきたかった との、少し残念な気も残っています。

 < 追 伸 > R5.10.30 記
『BSフジ』さんにお願いです。樫原神宮さんに【谷本蘇牛さん作『神武天皇御一代記御絵巻』】という素晴らしいコンテンツがございますので、この日の音を、その20枚に亘る絵の映像とマッチングを図りながら 流していただけないものでしょうか。深夜枠 or 早朝枠 でいいのです。是非とも是非とも、何卒何卒、宜しく宜しく、お願い申し上げ申し上げ 奉ります。
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樫原神宮さんに 名曲『海道東征』が奉納されます。R5.10.27 (金) 16時~ 楽しみです。

2023-10-11 12:46:44 | 日記

 その入場葉書 ⤴ と、このことについて書かれた、本日の産経新聞『正論』新保裕司さんの『時代思潮の混迷と大和への思慕』の当該箇所。


これでやっと当神宮さん蔵 谷本蘇牛さん作『神武天皇御一代記御絵巻』との邂逅が叶うのですが・・・ご参考までに、以下は、H29年でしたか お伺いしたとき、境内のテント下で展示されていた当該絵図ポスターを撮影させていただいたものです。
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李登輝さんは その時代、世界最高の人物ではなかったかと ~ 氏の『誠實自然』には 涙が滲んで参ります。& 矢野博丈さんのコラム そして、取って置きの 産経新聞記事の いくつか

2023-10-02 21:29:19 | 日記

         1週間遅れですが、例年になく列を成して 艶やかに咲いてくれた彼岸花と、

やはり暑さが和らいでから本格的に咲きだした槿。暑い中 大変でしたが、10日ほど掛け、足元に米糠を施し、刈草をかなり厚めに敷き詰めてやりました。なお 手前は、デラウェアの棚です。

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           当庵書棚の一郭に飾っている 李登輝さん書『誠實自然』色紙 (印刷)

 いつの頃からか オイラは、李登輝さんは、氏と同時期 (T12(1923)~R2(2020)) 生きた方の中では、世界屈指の ”ド偉い方” ではなかっただろうか、と思うようになっていましたから、

毎日多く届く ダイレクト出版さんからのSMSメールの中に、『李登輝の箴言 未来の日本人へ』という本が 林健良さんによって上梓されたとの報に接しまして、「税込み 5,478円?、えれぇ高ぇが、絶対 読まんといけんのぉ」と購入したは、必然でございました。

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で その本の初段のほうに
・P3 氏は戦前の日本の教育が生み出した最高傑作と言い得る(藤井厳喜さんの前書き)
・P33 日本文化とは誠実を中心とする文化であるのに対し、中国文化は虚飾の文化。論語や陽明学で立派なことが論じられているが、あくまで綺麗ごとであって、実社会には存在しないもの
・P45 清朝うまれの厳復さんという有名な思想家は「中国人は嘘から始まり恥知らずで終わる」と、さらに胡適という台湾の中央研究院長も務められた有名な学者さんは「中国では仁義道徳は口だけで、実際には存在しないと
・P60 若者こそが、その国の将来であり希望である
    :
とか記されておりまして、そして写真も多く掲載されているのですが、その中で、オイラが特別 鮮烈なインパクトを受けましたのは『誠實自然』という言葉そのものと、そのことに関する 著者の林健良さんの記述と、李登輝氏ご本人がお書きになられた当該色紙の写真でありました。

『信義誠実』という4文字は、オトンが扁額にしていたこともあり 馴染んでおりますが、初めて見た 誠実と自然をくっつけた四文字は、ありふれた単語のジョイントであるに拘わらず、清らかさの際立つ書体で書かれた書と相俟って、オイラには 衝撃的な 新鮮さと煌めきを放つものでありました。そのうえ、

考えてみますれば、このふたつのアイテムは 日本人が非常に大切に培ってきた 基本理念の大本 (たいほん) と言えるものであり、心ある日本人の ”魂” そのものではないか と思えてきたりで、この書が 俄然 欲しくなった次第にございまして、

すると どうでしょう、これは 神様が仕組んで下さったとしか思えないのですが、何とメルカリさんに その色紙が出品されておりまして、運よくそれを入手できる運びと相成ったのであります。しかも 2,000円も値引きしていただいて。

で その色紙が手許に届きましたのが 9.25でしたか、それから 3日後の 28日、ここでまた思い掛けないコトが起きるのです。その日の産経新聞 正論は、オイラが尊敬する 渡辺利夫 元拓殖大学総長兼学長さんの、そのものズバリの、李登輝さんを称える 下のような論説だったのであります。


オイラは これから 毎朝、この『誠實自然』と向き合います。良き一日でありますようにとの 希 (のぞみ) を込めた、朝一番の ”禊(みそぎ) ” とでも申せましょうか。

 なお 現在、こういった本も 産経新聞さんから販売されております。ご参考まで。



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 オイラの 35歳から会社を辞める56歳までの生業は、コンピュータシステムの営業で、そのうち 46~48歳(平成4~6年)の 3年間は 単身赴任した広島での業務でございまして、その折 東広島市にある大創産業さんの本部にお伺いしたことがあります。

大部屋で大勢の方が 忙しく働いておられました。そんな中に 迷惑にも 飛び込みでお邪魔したのでありますが、奥のほうから社長ご夫妻と思しき方が ひょこひょこ歩いて来て下さり、小者の訪問者であるに拘わらず、丁寧に ご対応 下さったのであります。

オイラは、この時 思いました。何て腰の低い できたお方なんだろう、味もあって・・・ と。で いっぺんに好きになってしまったという訳なんですが、その矢野博丈 (ひろたけ) さんの『「100円の男」の哲学』と銘打ったコラムが、産経新聞紙上、2,3週間置きくらいに連載されておりまして、毎回 楽しみにしているところでありますが、

R5.9.25の『顔の ”年輪” で人が分かる』は、特に 興味深く 共鳴できる内容でございましたので、ここに留め置きたく存じます。特に、ラストの 〆が 秀逸かな と・・・・

なお聖徳太子様は、見出しを上方に移した関係で生じた空白を埋めるため 挿入したものです。

 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 入間市の 霜島久江さんの『朝の詩』『ナス』は、とりわけ ナスの天ぷらが大好物なオイラにとりましては、想いの丈を詰め込んでいただいた "見事で たまらない詩 (うた) ”でありました。


さらに、武蔵野市 大竹晃子さんの『解く』。清烈さに感動しました。中島みゆきさん or 茨木のり子さんの世界を彷彿とさせます。


年数(オイラは 30年以上)は違いますが・・・神戸市 足立三好さんの『私のしていること』。

 
市原市 北里雪乃ちゃんの『なつのそら』。タイトル込みで たった 4行ですが、背後には、成長盛りの作者姉弟含め、生きとし生けるもの総てが 最も活発に活動する夏という季節のエネルギーが、見事に織り込まれているのでは と思います。『年間賞』に選ばれるかも・・・・


川崎市 里中信さんの『絶景』。子供たちが無邪気に遊ぶ様や その声には、心が和みます。

ところがです。ある立派 (?) な 信州大学名誉教授さんの「子供の遊び声がうるさい」に反応し、その遊園地を廃止にしてしまった長野市役所さん行政━━といった ろくでもない事例がございますが、この両者さんには この詩を是非とも味わっていただきたいと思う者であります。


そして、R5.9.7『産経抄』
    
    くしゃみの回数   それは 何の時か
       1回      そしられた
       2       ほめられた
       3       惚れられた
       4       風邪を引いた
そういえば オイラ今まで 、くしゃみはいつも1回こっきり。3回なんて ためしがござんせん。

R5.6.18 岩田温さんの『新聞に喝!』には、溜飲が下がりました。まさしくその通りです。


R5.7.7 桑原聡さんの『モンテーニュとの対話』

記事の中段は割愛してまして、「ここからは雑談である。」以降を残すのが狙いで、掲示するものです。よくぞ書いて下さいましたと感謝申し上げたくなる内容です。
   



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この佇まいこそ 吾が憬れの栖 (すみか) なり ~ 京都 当尾 (とおの) 浄瑠璃寺さん R5.9.8 (金) 訪問記

2023-09-13 16:18:53 | 日記
 この佇まいに いっぺんに惹き付けられたのです。現世来世問わず、これこそが まさに理想の住処ではないかと。で 例によって長男に 青春18切符1回分 譲ってもらい、行って来たのです。
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芙蓉も百日紅も萩も 咲いてました。

毎月8日は、三重塔に鎮座されてる 秘仏 薬師如来坐像さまの 御開帳日でありますが、                      

この通り 中が真っ暗で、ご尊顔を拝顔できません。折角 この日を目掛け 来てるのですから、これはないでしょうよ と言いたいところです。(塔内は絶対写らないので撮影したものです)


 JR奈良線 大和路快速の終点『加茂駅』で下車。そこから1時間に1本のコミュニティバスで 、約30分 山地を巡れば目的地の『浄瑠璃寺』到着。片道400円。
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              この辺りを『当尾』(その昔は『小田原』とも)と呼ぶのだと
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今日が御開帳日である三重塔に坐される 重文 秘仏『薬師如来』さまのお姿は、こんなでして


で、何たって 当お寺さんの最大の眼目は、浄瑠璃寺さんが『九体寺 (くたいじ) 』さんと呼ばれる由縁、ご本堂に御座す 9体の国宝の『阿弥陀如来』さま。

                ↓ は、その真ん中に鎮座される『阿弥陀如来中尊』さま


オイラは今まで、阿弥陀如来さまは 観世音菩薩さまと違い 画一的で表情も乏しいため、興味の対象外と言っていい状態でした。しかし、こちらの『九体阿弥陀如来像』さまに対面させていただいて、それが すっかり覆りました。なんて人間味のある仏様なんだろう、そして 観音様よりか 数段 崇高で奥深い、すべて受け入れる、ふくよかな 慈愛に充ち満ちた まなざしを注いで下さっているではないか と気付いたのです。

 オイラは『九体阿弥陀如来像』さまと対面させていただいてるとき、今まで感じたことのない心地を感じております。 ”超” が幾つもつく 極上の 満ち足りた えもいわれぬ世界に侍ってる とでも申しましょうか、とにかく めちゃくちゃ気持ちが好いのです。

この心地は、そうですね、H29.5.27に 新国立美術館『草間彌生「わが永遠の魂」展』於、それはそれは広い展示会場の4面の壁一面に 無数 (?) に張り巡らされた作品群の只中に身を置いたときの、極楽世界にいるような あの感覚と、かなり似通っているような気がしております。

もう これは 完璧に 癖になりそう━━当然のことながら、こんな素晴らしい気分は 何回も何回も味わいたい━━このように思って行動するは、浅ましき欲望の範疇として取り扱われてしまうのでしょうか?。

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 なお、上掲の 仏様の写真は、事前に購入していた左の本と、本堂拝観時いただいた 右の本の中の写真を撮影させていただいたものです。

 < 追 伸 > R5.10.29 記
 この際です。中尊さま以外の すべての九体阿弥陀さま、すなわち 残る八体の阿弥陀如来さまの お顔写真を、左上の本からいただき、北側から順番に掲示するといたします。
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更に更に、オイラが 常日頃から再々 お目に掛かりたいと思う、愛しの 岩手県二戸市『天台寺』さんの重文『聖観音菩薩』さまにも ご登場いただくこととします。
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 2013.8.22ブログから転載⤴   2012.8.25『産経新聞』さん掲載写真を撮影⤴
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近頃 嬉しかったこと 四つ ~ 浅野選手 初ホームラン& 産経新聞記事二つ & 『逢いに来ましたお父さん』の歌

2023-08-30 19:31:30 | 日記
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 同じ放送圏域である隣県の、しかも当地の名山 熊山山からよく望める屋島の産の、類稀なる煌めきを放つ 運動神経の塊のような浅野選手とくれば ヒトゴトじゃござんせんで、高松商業時代からウオッチ開始、ジャイアンツ入団を 松井選手以来の極上の歓びで以って迎えたオイラでありますれば、R5.8.18 マツダスタジアムでの出来事は、そりゃぁもう言葉では言い尽くせないほどの、めっちゃ嬉しいコトでありました。(写真は YouTube画像を撮影・編集させていただいたものです)


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 これは、R5.8.25 に開かれた 芥川賞・直木賞 の贈呈式に関する産経新聞の記事です。

             
で 何が嬉しかったかと申しますと、選ばれた お三方すべて 島田雅彦氏や平野啓一郎氏のような方とは違って、オイラが近しく感じられる思想をお持ちの方であろう と思えるからであります。

司馬遼太郎さんと同じく元産経新聞記者さんであられた永井紗耶子さんは然りですが、今回、嬉しさを決定づけた極めつけは、8.23 に掲載された 芥川賞 市川沙央さんの この寄稿記事。

「十代半ばから月間『正論』読者でもあった私のような筋金入りの人間に対して・・・」って、何て嬉しい言葉でしょう。オイラはもう いっぺんに大好きになったのでありますが、最初の記事にある「怒りの作家から、愛の作家になれるように頑張っていきたい」に、期待すること大でもあります。

なお 垣根涼介さんの直木賞作品『極楽 征夷大将軍』は、R5.6.4 の当紹介記事を読むや否や

氏の『涅槃』という小説で味を占めてるオイラは 即購入。
   
現時点 1/3 ほど読んだところでありますが、登場人物の多さからくるのでしょうか、当時にタイムスリップし、実況中継を聞いてるかのような錯覚を覚えるほどでして、氏の 秀でた文才‣ご見識の高さに、もう感服するほかない状況にございます。

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 二つ目の嬉しかった記事は、R5.8.21 『日本を発信 歴史戦はまだ続く』「慰安婦は性奴隷だ」は作り話であるとの論文を発表され、もの識らずからの執拗な嫌がらせにも、真実に基づき敢然と 正論で戦ってらっしゃる、マーク・ラムザイヤー ハーバード大学大学院教授さんへの訪問記事でして、


河野洋平さん・朝日・毎日・東京新聞さん・NHKさん・立憲民主党ほか 関係各位に、是非お目通しいただきたいと念ずる者でございます。


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 R5.7.13 、靖国神社さんを参拝をしたせいか?、8月16日、BSテレ東『プレイバック日本歌手協会祭』で聴いた、H30年歌唱:三宅広一さん の『逢い来ましたお父さん』に、作曲者が船村徹さんであることも含め、甚く感じ入ったオイラは、S32年 (61年前) 13歳であった広一さんが歌われ 大評判を博したとされる歌 ( YouTube在) も取り込んで、それに現時点 オイラが特別 気に入っている歌ばかり加えた、このようなCDを拵えました。
    
毎度のこと?、否 今回は特別でして、超極上の80分を堪能していますが、中でも

北島御大さんも さぞかし大満足であろう、北島兄弟さんの『まつり』と、

おかゆさんの ドスの効いた『女のブルース』は、その心意気に喝采を叫びたくなる歌ですし、

録画を消してしまい 画像をお示しできないのが残念ですが、『赤城の子守歌』は東海林太郎さんでなきゃダメなことを確信しました。お亡くなりになられる前年 (72歳) の歌でさえ こうなのですから、今の歌い手さん どなたも敵わない歌唱力を お持ちだったのではないでしょうか。本当にスゴイ方です !!! 。

同じく、椎名佐千子さんの『秋桜』、青山新さんの『君といつまでも』も秀逸でして、さらに『小心者』『黄昏のビギン』『命の別名』は、西山ひとみさん 濱田めぐみさん 中島美嘉さんが やっぱ最高に good です。

さらに、森山愛子さんの『ひこうき雲』 川野夏美さんの『涙を抱いた渡り鳥』 門松みゆきさんの『盛岡ブルース』も まっこと素晴らしい、いつまでも留めておきたい歌であります。

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工藤夕貴さんの『ああ 上野駅』に、たいそう 心を打たれました。

2023-08-05 16:25:47 | 日記

 昭和39年3月、 JR津山駅→岡山駅→寝台特急 瀬戸→東京駅→上野駅→日立駅→志学寮 といった旅程にて 社会人生活のスタートを切ったオイラですから、同年 大ヒットした 井沢八郎さんの『ああ 上野駅』には、特別な想いを抱いておりまして、

2017.3.2 に【オイラにとっても上野駅は ココロの駅 ~ 井沢八郎さんの「 ああ上野駅 」 聞けば 泣けてくるんです】を投稿いたしておりますが、当駅に限らず、その界隈の『アメ横』『上野公園』『不忍の池』『国立博物館』『東京都美術館』等々、馴染みある施設・懐かしい場所が散在してまして、

さらに先月 13,14日には、『当県遺族連盟戦没者遺族慰霊研修事業』の、靖国神社参拝・九段会館於の研修会および 昭和館見学に参加させていただき、

   『みたま祭』の提灯の前で━━同行の、御霊の曾孫でらっしゃる 娘さん

     御霊に献上された展示品の中に、安倍さんの肖像画がありました
     ↓ は、九段会館内『昭和館』に展示されているポスターです
...
       江利チエミさんの娘時代の写真、可愛いですねぇ ⤴
夕食は『浅草 麦とろ』、泊りは『ホテル・モントレ半蔵門』ときますと、当地に対する愛着は深まるばかりでございますが、そんな折、 

R5.7.20 BSテレ東『日本歌手協会・歌の祭典 2023』で、
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工藤夕貴さんが、お父上 井沢八郎さんがお歌いの『ああ 上野駅』を、カバーなさったのです。

もう、素晴らしい歌でした。涙が滲んできました。五木ひろしさんも泣かれてました。かすれ声を混えた歌唱は、感情豊かで 盛り上げ方も抜群。たいそうお上手でした。特筆すべきはセリフ。こんな心に染む台詞、聞いたことがありません。

この歌が、オイラの鬱々とした気分と、オイラにへばりついている暑さを、いっぺんに吹き飛ばしてくれました。この歌のお陰で、前回そして今回の投稿が成りました。歌の力は、実に 実に、偉大です。

当然、CDを拵えております。
   
オイラは、魂の籠った歌でないと 決して取り込みませんが、今CDは、とりわけ充実しているのではないかと自賛しております。中でも とりわけ印象的なのは、この2曲。

R5.7.30 BS日テレ『その時、歌は流れた~時代を彩った昭和名曲』のイルカさん『なごり雪』
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R5.7.30 BSテレ東『BS演歌の花道』の中での、まさに ”旬” 石川さゆりさんの『風の盆 恋歌』

どうか、他の楽曲も ご覧下さいますか?。どれもこれも 素晴らしい楽曲ばかり !!! 。これらに 80分弱、浸ってられるんです。このシアワセ、皆さま方、ご想像 いただけますでしょうか。


 < 追 伸 > R5.10.1 記
 当庵に飾り付けてる『遊就館』さんで求めた ミニ旭日旗です。受け駒を作り、ほんの少し右肩上がりとなるようにしています。


 < 追 伸 > R5.12.21 記

3度目のオンエアだと思いますが、工藤夕貴さんの『あゝ上野駅』、CDに収めました。

今回は着物姿でして、1番は五木ひろしさんのギター伴奏で。

 
引き続き歌った『父さん 見てますか」は、 今回がステージ初披露。合田道人さん詞、五木ひろしさん曲の 歌手デビュー曲。

親譲りというのでなく 彼女自身のキャラクターでしょう。全身全霊傾注・渾身のセリフ入り歌唱は、聴く者を惹き付けて止まず 存在感抜群。やはり、涙なくしては聞けない歌でございました。

 

 

 

 

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井上選手の決定的瞬間をどうぞ & よくもまあ こんな ものを! ~(誰かが提起しないと と思いまして)数点、申し述べさせていただきたく

2023-08-03 14:53:05 | 日記
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 「さすがチャンピオン!」と思わせていたフルトン選手ですが、この右ストレートを喰らったら、一溜りもありません。まさに大谷選手と双璧、スーパーウルトラヒーロー。ワーオ!です。
 (画像は、YouTubeさん映像を拝借し、編集させていただいたものです。)

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 書きたいと思うテーマは幾許かあるにしましても、雑草との戦争 真っ盛りの中、さらに他にやらなくちゃならないことがあったり、また この史上最強と称される暑さの中に身を置いてますと、ブログ編集作業は、どうしても 後回しに後回しにといった展開を見せるのですが、こういった気怠さや閉塞感を伴う均衡を 一気に打ち破ってくれる事象が、時偶(ときたま)現われることがあります。

それは、何かに遭遇して、目っ茶目茶、心が動かされたときに生じます。そのもっとも身近な存在は ”歌” 。数分、長くて 5,6分と、とても短い時間でありながらも、その存在感・影響力は絶大。次回ブログに取り上げるつもりの とある歌が、またまた、そんなアンニュイ気分を吹き飛ばしてくれ、本稿上梓が相成ったということでございます。

 『照千一隅 (一隅を照らす) 』および『任天謄謄』の二つを 生活信条としているオイラは、ヨ (良or善or好) い世の中ツクリに 少しでも役立てたら と、恥ずかしながら、はた迷惑も顧みず、いつも心しているのでありますが、

そのためには、気分を害されたり迷惑をお掛けすることがあったとしても、「ダメなものはダメです」ということをハッキリお伝えすることも、そういう生き方に添った行為であろうと思ってます。

● で、まず申し上げたきことの一点は

R5.7.13 に NHK-BSPで放送された『ダークサイドミステリー』の、この番組こそがダークサイトであろうと断定できるほどの、極めて低級・お粗末極まりないその内容。

『日ユ同祖論』なんて誰も信じていないだろうことを論じるなんて、まったくナンセンス。そうではなくて、よく知られている ヘブライ文化と日本文化の極めて似通った多くの事柄についての探求を主眼に据えていただきたかったのですが、スルーに近い扱いで「何だ、こりゃぁ」と、あっけに取られた次第。

オイラは 古代日本にユダヤ人が渡来しており、日本文化に大きな影響を与えたのではないかとする論に大いに共感してまして、2017.8.16 【ユダヤ人が古代の日本へ来ていた !!! ~ H29.6.10 BS-ジャパン「歴史ミステリーロマン」】を投稿し、

元イスラエル駐日大使である エリ・コーヘンさんの著わされた『神国日本』
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  や、東北大学名誉教授 田中英道先生の『日本にやってきたユダヤ人の古代史』

         ↑ は、R5.1.28付 産経新聞記事  
         ↓ は、本書籍の 122,123ページを切り取りさせていただいたもの


を読み、ヘブライ人は文字を持っていたはずなのに、その文字の刻まれた遺物が何一つ見つかっていないという疑念があるものの、イスラエルの民が渡ってきていたのは間違いないだろうと思っておりましたから、

はて、NHKさんは どんな事象を基に、どんな主張を為さるのだろうと、たいへん関心を持って視聴したのでありますが、もうまったく期待外れ。訳の分からないコメンテーターを 2人登場させ、極めて貧弱なデータを基に、はなっから否定しまくり。もう この番組こそが、プロパガンダに染められた ダークサイトであると思わざるを得なかったのであります。

否定なさるなら それでいいのです。ただし、それにふさわしい根拠をお示しいただきたい。少なくとも、ここで紹介させていただいた 2冊の書籍を凌駕するデータを示してこそ、否定できるというものを・・・・。

NHKさんのレベルの幼稚さに あきれるばかり。本当なら、ここに制作スタッフさんを載せたかったのですが、頭にきて すぐさま録画を消去してしまったもので、それも叶わず、残念です。

 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 

ネガティブなことは、言うだけで気分を損なうものですのですから、悪くなった気分を一新するため、2枚の写真━━我が家の イケスの睡蓮と、そこで短い生涯を終えようとする 西行ゼミさん━━を掲示します。

                 エサを撒いたので、一部 集まってます

  願わくば睡蓮の傍にて夏死なむそのはちがつの望月の頃(撮影日は 8月2日、望月です)

 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 

● 次に申し上げたきは、車のルームミラーに取り付ける 防眩フィルター。

欠陥商品である所以は、付け根のラチェット部が すぐに緩くなってしまい、止めておきたい角度に保てなくなってしまうからです。我が家では、捨ててしまうのは もったいないので、このように 手洗い場で再利用しています。

  スポンジ入れ籠を支えているのが その取り付け部で、青と黄色の板は、そのフィルター

● それと、イギリス生まれの 度数を調節できる 老眼鏡 『ドゥーアクティブ』

致命的欠陥は、2枚のレンズの間に ホコリが入りやすく、入ったら最後、(分解) 掃除できないことです。メルカリさんで安く手に入れた商品ですが、頭にきて、ブッ壊し、プラスティックゴミで 出してます。

● ここで急遽、ジャイアンツの原監督の ダメ采配も 付け加えます。
少し前ですが、中田選手が一塁に出ると、直ぐに代走を送っていましたが、あろうことか チームの最大の看板である岡本選手が出塁したときも、代走を出してしまったのです。結局 チャンスをモノにできず、延長戦となり、勝負を決する決定的場面の打者に岡本選手が立てず、負けてしまったことがあります。

原クン(敢えて このように呼ばせていただきますが)の采配および態度は傲慢で、ファンのみならず選手の前向きな気持ちを削いでしまうものが多いです。永年の巨人ファンとしては、すぐに辞めてもらいたいほどに、気分を害されております。

気分を もう一度 元にお戻しいただくため、我が家の朝顔棚の写真を追加します。

               今夏 一番の 花の多さです。R5.8.4 Am10時過ぎ撮影。
.
                           R5.8.7  Am8時前撮影
                         






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見事なフラメンコを踊る鳥にはタマゲたです ~ NHK-BSP『ワイルドライフ』より『オウゴンフウチョウモドキ』&『ナガレガエル』  そして『アンリ・マティス』さんの絵

2023-06-30 15:53:42 | 日記
 R5.6.26 NHK-BSP『ワイルドライフ』に、ぜひとも取り置きしておきたい、文字通り、取って置きの映像がありましたので、何はともあれ 載っけます。
 先ずは ニューギニア島に棲む『オウゴンフウチョウモドキ』さんという この鳥。

家を拵え待っていますと、ほどなくメスが訪れます。すると カルメン・ダンスが始まります。
.......
バラならぬ 木の実を咥え、身を構え、羽を広げつつ 体をもたげ、トップではポーズを取って、然る後、ブルブル震わせながら身を沈ませるのです。こっち向きに顔を固定させてやるなんて、何ちゅうカッケェ ニクイ振付なことか。8枚の静止画ですと 少ししかお伝えできてないですが、実際のTV映像 (笑えて 仕方なかったです) は 、本質は、今回 世界で初めて捉えたという、誠に貴重、かつ めっちゃ 感動的な動画にございます。さらにさらに、固まったようなメスの じい~っと見つめるヒトミの愛らしさったら、たまりませんねぇ。見惚れてるんでしょうか。

 もうお一方のスターは、ボルネオ島の渓流に棲む『ナガレガエル』氏。

パっと矢のように後ろ足を伸ばし 水掻きを広げ 見事な扇を披露。団十郎さん顔負けの瞬間芸。

いずれも メスを獲得せんがための渾身芸。こうして見ますと、人間どものオスは、やる気と努力が 格段に不足しているように思えてくるのですが・・・・。ま、ヒトサマのコタぁ、言えたギリじゃござんせん。


 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


 色彩も見事。人間も負けちゃおられません。ここは取り置きしときたい絵の当該作業も兼ねまして、 R5.6.25 NHK-E『日曜美術館』で紹介された『色彩の魔術師』さんの、この二つの絵で対抗と参りましょう。
.
      赤の大きな室内 79歳(1948)          豪奢 Ⅰ 38歳(1907)
やはらかく あったかさが感じられるからでしょう、たいへん安寧な気分に閑ませてくれる絵であります。なお マチスさんは、85歳でお亡くなりになってられます。


< 追 伸 > R5.7.1 記
 マチスさんの絵が これだけでは 寂し過ぎますので、『日曜美術館』で紹介された情報を もそっと 追加します。
,...

                               ダンス 40歳(1909) 
.
  コリウールのフランス窓 45歳(1914)   コリウールの開いた窓 36歳(1905)
.
   金魚鉢のある室内 45歳(1914)              夢 66歳(1935)     

                       マグノリアのある静物 72歳(1941)
マティスさんの「私が夢見るのは すべての人の心を癒す よい肘掛け椅子のような芸術である」というお言葉・・・・本当に その通りの絵やなぁ と 思えます。   
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ロビン・ウイリアムズさん & 平原さん 玉置さん 濱田めぐみさん 中島みゆきさんの歌

2023-06-04 22:24:39 | 日記
 人の心の温かさに胸が震え ゲラゲラ笑えるほど面白い映画とくれば、ご存じ寅さん『男はつらいよ』ですが、洋画では、「断然 !!! 」と言ったところで、これしか思い付く映画は無いのですが、NHK~BSP『プレミアムシアター』で 10年 (?) ほど前に見た『ミセス・ダウト』。以来 オイラは、主役を演じた ロビン・ウイリアムズ さんの大ファンに。

その彼が主演の『グッドモーニング ベトナム!』という映画が R5.5.30 の同番組でございまして、その中で『 サッチモ』さんの『What A Wonderful World』が フルに流れたのです。
.
.
これは絶対 取り込まないと・・・ロビンさんのセリフも含めて・・・と思ったことが トリガーとなりまして、 取り置きしたまんまになっている R5.3.4 NHK-BSP『玉置浩二ショー』

R5.5.28 NHK-BSP『The Covers』『平原綾香アニバーサリーLIVE』

聴くことのできる『黄昏のビギン』が歌えるのは、ちあきなおみさんと この方だけと思うくらいに、 素晴らしい歌を聴かせて下さる、お姿も お動作も たいそう美しい 濱田めぐみさんの、R4.11.4 NHK-E『クラシックTV』於いて の歌

R5.3.2 NHK-G『SONGS』『中島みゆき特集』ラストを飾った ご本人の歌

等々、演歌とは一緒に収録しにくい歌を編成した
     
                       このような CDを作ったのであります。
で、特に 特に 思ったことはです、船頭さんじゃないですが、
● ♬ トォシは取っても こォゆうこォたァ、ホーンニ止められね~んじゃよ ♬ ということと
● 玉置浩二さんは ホンマ、『大日如来』さまの化身やなぁ ということと
● 中島みゆきさんは 本当に エエ歌を作られる、ホントの 天才やなぁ ということと
● 平原綾香さんのお陰で (稲葉浩志さんの歌声が生理的に受け付けられない)『B’z』さんの歌を、初めて聴くことができました
                       ということでありましょうか。 
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『アダージェット』と『ベニスに死す』。そして『ここはドイツの空ではない』

2023-05-29 14:32:15 | 日記

 イタリア ベネチアの島々のひとつで、ヨーロッパ屈指のリゾート リド島

1971年 イタリアの巨匠 ヴィスコンティさんが、この地を舞台に 一本の映画を撮る

トーマス・マンさん原作の『ベニスに死す』

映画を彩った音楽が、マーラーさんの作曲された『アダージェット』でした


 主人公の作曲家 グスタフ (マーラーさんと同じです) は 病気療養のため、この島を訪れます

ホテルにくつろいだ 主人公は、次のようにつぶやきます

                 (ピアノ演奏の『アダージェット』が流れています)
   覚えている
   砂時計があった 父の家にも
   砂の落ちる穴が とても狭くて
   初めのうちは 砂の高さが変わらない
   同じに見える
   砂が残り少ないのに気づくのは
   終わりのころだ
   それまでは誰も気にしない
   最後の瞬間まで
   気づいたときにはー
   時 すでに遅く
   砂は何も残っていない
         (まさに 今がそうなんや と大いに納得。じーんと心に深く沁みました)
そして ホテルで出会った美しい少年に恋をするのです
少年を追い 疫病(コレラ)が蔓延するベネチアの街をさまよう初老の男
映画のラスト
.
波頭きらめく海へと向かう少年を見つめながら、男は息絶える

やがて失われるであろう その美しさを、永遠に とどめるように・・・・
.
..
          (不思議なことに、アウトドアチェアの向きが 90度 廻っています)

 マーラーが 19歳も齢の離れた恋人 (妻となるアルマ) にささげた『アダージェット』は
倒錯の世界に身を滅ぼしてゆく芸術家の姿を、より甘美に映し出した と。

 ━━ 以上は R5.4.18 NHK-BSP『プレミアムシネマ』『ベニスに死す』と、
   R5.5.17 NHK-BSP『名曲アルバム』『アダージェット』を、オイラの気に向くままに
   編集させていただいたものです━━

 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 

 実は、今日の日を待っていました。NHK-BSP『クラシック倶楽部』で『ラトビア放送合唱団』さんの再放送が、早朝 あったからです。

早速、録画画像を繙(ひもと)き、やりたかったことに取り掛かります。

勿論、初回放送時、録画し CDに落としていましたが、いつもと違い 楽曲切り分けすることなく、ベタで取り込んでおりました。で それを聴いていた時、この世のものとは思えないほどの めっちゃめちゃキレイな澄み切った声のアダージェットが聞こえてきたのです。

オイラはきょとんとしました。アダージェットなんてどこにも記されていないのに、どうして?。曲目リストの マーラーさん作曲分は『ここはドイツの空ではない』だけ。すると この歌は、アダージェットに詞をつけた楽曲ということに違いなさそう。

そうだとすれば、では そこで、いったい どんなことが謳われているのだろう、それを無性に知りたくなった次第でして、それが今 叶うということであります。以下、画面に表示された 寺倉正太郎さんの対訳文を、興味津々 転記させていただくとします。

    (ゴンドラ! ゴンドラ!)
    私は船から降りる ひと気ない港に
    ここはドイツの空ではない
    大理石の館に 着飾った人形
    ここで私の感じやすい心は揺さぶられる
    私たちは青銅の翼が そびえたつのを見る
    私をあなたに近づける方法はなし
    ときおり呼び掛けるだけ
    あなた方 画家は 私を永遠の生命へいざない
    アルプスへと導いてくれる
    ベネチアの水は そのまま飲んではいけない
    夕方には さまざまな音が聞こえてくる
    狭い路地 ちぎれた布地が
    スラボニアの美しい岸辺を飾る
    (岸辺!)(岸辺!)
    ここには ティツィアーノの力も 強烈な色彩もない
    (テンペラ画)
    悪趣味が 幸せな光に照らされる
    形と顔が 湿気に悩まされている
    沈黙 沈黙
    音楽は黙り込み ひそやかに涙があふれる
    ここには 緑の草原は見えず
    舟に揺られた めまいが残っている
    ここでは 芸術が色とりどりの雲に照らされて飛翔する
    そして アルプスへ (最後に)
    ベッリーニの絵が 壁からはずされた
    さまざまな形の何という豊かさ
    この静かな場所では 邪魔になることはまれだ
    ときおり呼びかける声が
    (ゴンドラ!)(ゴンドラ!)
    私は船から降りる ひと気ない港に
    ここはドイツの空ではない 大理石の館に
    10月の朝なのに もう芸術家はいない
    いつも あの旗がひるがえる 今日は日曜日だから
    あなた方 画家は 私を永遠の生命へいざない
    あなた方が いなくなったことは耐えがたく
    永遠の喜びを あきらめることもできない

どうやら、喧噪のシーズンを終えたベネチアに身を寄せた芸術家さんの、ドイツに想いを馳せつつ、当地の気の抜けた日常を前に、彷徨する自らの心のうちを綴った詞のように思えます。


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NHK-BSP『新 街道をゆく』『北のまほろば』で取り上げられた民謡『十三の砂山』 & 当庵近く『幻の富士』の ひとつを捉えました

2023-05-19 21:28:47 | 日記

  R5.5.15 NHK-BSP『新 街道をゆく』『北のまほろば』で、竜飛岬にほど近い、オイラがこよなく愛する『十三湊 (とさみなと) 』および『十三 (とさ) 湖』に関する件 (くだり) が、嬉しいことに、原作よか数段増しの重みで構成されてまして、そこで、

H2.5.10 NHKホールで開催された 都はるみさん復帰コンサートで、実はこのコンサートでしか歌われてなくて、オイラが名曲中の名曲と評する『十三湖 (とさ) の雪うた』という歌に挿入されている『十三の砂山』という民謡が、佐々木蔵之介さんの語りと 田中泯さんの朗読と 当地の情景とに、導かれ導き重なりしして 流れたのであります。
...
オイラは嬉しくて嬉しくて、早速、佐々氏蔵之介さんの語りから入って、田中泯さんの朗読を経、演奏が終了するまでの音を はるみちゃんの歌の前に置くという、まったく異色 かつ 夢の取り合わせ━━司馬遼太郎さんと はるみちゃんのコラボ━━を実現。よりドラマティックで臨場感あふれる、実際、「我ながら でえれぇエエ作品に仕上がったもんだべ」と、心底 晴れ晴れ自慢できる ”十三湊組曲” を創出。
    
締めには、R5.3.2 NHK-G『SONGS』のラストを飾った 中島みゆきさんの『倶 (とも) に』を据えた、上掲のようなCDを拵えました。

それにしましても みゆきさんの大トリ、見事です。お陰で、より歯応えある CDになりました。

 < 追 伸 > R3.6.16 記
 『十三湖の雪うた』は、H5.8.23 津軽 岩木山 ゆりやま野外劇場『'93 都はるみコンサート ねぷた伝説』でも歌われていることが分かりましたので、当該DVDを購入し鑑賞しました。
.
演出的には 目を瞠るものがございましたが、こと 楽曲そのもの(演奏および歌唱)の出来栄えに関しましては、軍配は 1990.5.10『NHKホール』のほうに上がるのでは と思っています。

 < 追 記 > R3.6.26 記(R5.5.30 記事の一部の補足)
 なお、オイラが固執する『十三湖の雪うた』の舞台 十三湖は、13の湖から構成されている湖とばかり思っていましたら、実際に行ってみますと 海と繋がった ひとつの大きな湖でありましたし、南北朝の争いに巻き込まれる、当地一帯を管領として支配していた 安藤一族の争乱を描いた安部龍太郎さんの『十三の海鳴り』という小説の中には、
   
「その姿が着物の袖を広げて迎えてくれるように見えるので、アイヌの人々はこの地を袖(トウサ)と名付けた。やがてその発音に十三の字を当てるようになり、十三湊の地名になった。」という記述があります。


 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


 当庵近くから望める、いつの日か必ず写真に取り込みたいと念じている 二つの情景があります。それは 北と南方向それぞれで、立ち込めた霧が演出する、今まで数回しか見れたことのない "おらが富士" 。そのひとつ『北の富士』を、R5.5.16 日の出前、捉えることができました。
.
このような情景は何も この地に限ったものでなく、山国ニッポン、いたる所に見いだせる光景でしょうから、こんな楽しみを抱いて暮らすのも一興では と お節介 申し上げたき気分にもなってます。


 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 <追 伸 > R5.5.20 記
 『十三湊』および『津軽』の美しい景色を再確認したいため、2016.7.21投稿 当ブログ『三十湖大橋の上から日本海と夕日を望む~ 2011-06-16 投稿記事の改訂・復稿版です』を 以下 転載します。

 新潟で一泊しまして、海岸沿いの道を 一路 十三湖(とさこ)を目指しました。この写真は 途中で見えた 鳥海山 ではなかったかと思います。

待ちに待った 春がきました。その嬉しさといったら、ソメイヨシノでは もの足りないのです。もっと大振りで もっと明るく もっと派手でなければ、どうもシックリ こないのです。たぶん。


山家(やまが)住まいの愚生でありますから、海辺の景色は それが日本海でありましたなら、何回見ても何時間見ても 飽きることはありません。下の写真は青森県西津軽郡深浦町の千畳敷海岸だったかと思います。




お岩木山、この地方の方々にとりましては 多分、日本人における天皇陛下さんのような存在ではないだろうかと想像するのですが、ヨソモノのオイラにとりましても、涙がでてくるようなオヤマサンでありまして、昔 出張で青森に来たとき、その用事が済んだ次の日、休みを取って登ったことが憶い起こされます。


   







 十三湖大橋の上から、日本海 夕日 を望む


 最初に聴きましたのは、今や伝説となりましたが平成2年5月10日 NHKホールでの【都はるみ】さん復帰コンサートを中継しましたNHKハイビジョン放送であります。愚生はそれ以来「十三湖(とさ)の雪うた」という歌が 好きで好きで堪らないのです。

この十三湖という処、昔むかし(鎌倉~室町時代)は 全国有数の商業地であったとのことを知らされたりしますと どんどん惹かれだしまして、ついには、遠い祖先がココに住んでいたのではないかと思うようになってまいりまして、連れ合いなどには よくこのように話すのであります。

「俺の先祖はなぁ、サモアへんから舟に乗って北上してきた南方系のアンタたぁ違ぉて、モンゴルからじぁなぁ、カムチャッカ半島を通ったかもしれんが、北海道へ渡って、それでじゃ 十三湊へんに永い間住んどったんじゃねえかと、証拠も何にもねぇんじゃが、この血にじゃ いわば DNA へじゃ じくっと刻まれとるように そんなふうに思えるんじゃ。じゃから俺は 北に憧れるんじゃろう思うし、お岩木山なんか見りゃぁ そりゃぁもう 堪らんようになるんじゃ!」

で、何としても 十三湖に行ってみたい と思うようになったのであります。
    
で、ついに やって来たということであります。見る景色 触れる大気 吸う空気、
どれもこれも まったく違和感なく すぅーっと、我が細胞に 溶け込むのであります。

                 橋の下の河原(かわら)に建っている看板の表示です。
       


                       ↑ お岩木山が写っているのですが。

                   ↑ お岩木山です。
 橋の南端から 北方向を向いた景色です。



                ↑ 吹き付ける風に 松が斜めに立ってます。
道の駅【十三湖高原】で購入した 直径 約15cm 高さ20cm の ナラ材の花台です。重いです。
               
なお この【道の駅】の中年の女性店員の方に 【十三湖の雪うた】を知っておられますかと尋ねましたら、何と何と 知りませんとのこと。オイラはガクッと オナカの力が抜けました。【歌枕】となっている重みや値打ちが 全く分かっておられません。言うなれば、おらがチームのスタープレーヤーを ご存知ないということでありますれば、猛省を促したいと存じます。でも歌謡曲とか一切関係ないオラが在所と違って、【十三】という地名の織り込まれている歌が ワンサとあるとしましたら、話は少し変わってくるのでありまして・・・多分そうなのでありましょう。羨ましい限りです。

十三湖から 青森へ向かう途中に渡った 津軽鉄道線の 踏み切りです。

 
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『国立文楽劇場』4月公演に行ってきてます。

2023-05-07 11:19:09 | 日記
 少し前の NHKニュースに、文楽の後継者育成のため、昭和47年から2年毎 行ってきた研修生募集(研修期間が2年のため)ですが、初めて 応募 (令和5年度生) がないことから、締め切りを延長する旨の アナウンスがありました。

足遣い10年 左遣い15年、それでやっと黒子衣装から抜け出せ 顔と右手を操る主遣い (おもづかい) という 長い行程(ぎょうてい)が、あたかもブラック企業を連想され、敬遠させてるのかもしれません。ならば、

「決してそうではないですよ」「こんな夢と希望と楽しいことがありますよ」といった広報が求められてると思いますが、文楽は日本を日本たらしめている文化の 大切な大切なアイテムです。如何に守り発展させてゆくか、今こそ更なる知恵が必要かと存じます。

 さてと、オイラは『歌舞伎』には 足が向かわないですが、『文楽』は好きでありまして、

         (上はそれぞれ 館内の宙吊りパネルを撮影させていただいたものです)
ことに『国立文楽劇場』4月公演は、『妹背山婦女庭訓』と『曽根崎心中』という 2大人気演目が組まれましたので、「待ってました !!! 」とばかり、泊り掛けで行ってきてます。


「こんなん、つらすぎる~~」、やるせないほどに切ない幕切れの『妹背山婦女庭訓』ですが、その舞台というものは、この世のものかと思わんばかり?の、特に 吉野川の流れる様子 および 両岸の 妹山・背山の満開の桜の見事な表現には、目を見張りましたし

これは、撮影OKの『資料室』掲示のパネルを撮らせていただいたものですが、実際は、もっともっと華やかで動きもあって綺麗でした。なお、物語の舞台であります現実の 妹山と背山 は、『ぐるりん関西』さんのホームページ掲示写真を拝借させていただきますと、
    
                               こんな具合であります。

 一方『曽根崎心中』は、何たって 心中場面である『天神森の段』。”死” をこんなに美化していいのだろうかと心配になるほどの 美しさ。もう、うっとりさ 募るばかりであります。
    
        (本公演パンフレット P22 を撮影させていただきました)
特に 桐竹勘十郎さんの お初の、心中直前の ひらひらひらと舞いまわる動きは、はかなさ満開。まっこと見事でございました。写真の無いのが、大層 辛く感じられます。


 以下は『資料室』の展示品をいくつか撮ってきていますので、アルバム代わりに掲載です。
.
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                                 ↑ 三味線の譜

                        ↑ 太夫さんの 床本 ほか 小道具


 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 

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当日購入の 吉田玉男さん『文楽藝話』はまだ読んでませんが、ブックオフで求めた 人間国宝を務められた竹本住大夫さん『人間、やっぱり情でんなぁ』は、たいへん面白く読了してまして、以下 オイラが付箋を付けた部分の要約をメモ書きするとします。

 P49 住大夫さんの師匠の代から、名前を表すときは点ナシの ”大夫”、仕事や職分を表すときは点アリの ”太夫”と区別するようになった
 P50 ”文楽” と呼ばれるようになった由来は、江戸寛政年間、淡路島出身の植村文楽軒さんが、人形浄瑠璃の芝居小屋を今の国立文楽劇場近くに建て、評判を取り、いつしかそれを文楽と呼ぶようになった
 P70 太夫は体のいろんなところから声を出すんやけど、眉間から声をだせたら楽でんねん
 P120 人形は動かすより、じっとしているほうが数倍しんどいでっせ。あれは重労働です
 P150 大勢の女性を知ったからと言うて、芸に色気が出るということはありまへんな
 P181 浄瑠璃には『ことば』:役者でいうセリフ
          『地(地合い』:情景描写や説明
          『色』:上の二つの中間  という 3つの部分がある
 P208,9 どうして浄瑠璃と呼ぶようになったか
源平時代のこと。子宝に恵まれなかった矢作の長者夫婦は、鳳来寺の薬師瑠璃光如来に祈願。そうして授かった娘は、その仏様にあやかり 浄瑠璃姫と名付けられ、大切に育てられ、然る後、平泉へ下向途中 その長者宅に宿を取った牛若丸は、 美しく成長した浄瑠璃姫および姫の奏でる筝に たちまち魅了され、自身の笛の音を重ねるとともに契りを結ぶのであるが、その名笛『薄墨』を形見に再会を約し旅立ったそうな。されど再び逢うは叶わぬ夢と絶望した姫は、川に身を投じてしまったと。で この悲恋物語が、琵琶法師の『平家物語』が流行った後の世に語られ始めると、たいへんな人気を博すこととなり、いつしかその独特の抑揚をつけて語られる物語は ”浄瑠璃” と呼ばれるようになったと
 P212 近松門左衛門の演目は好きでない。本で読んでる分にはいいが、芝居にするのは難しい。七五調なら語りよいが、字余り字足らずが多い。人形も遣いづらいし、近松はんに会うたら言いたいことは仰山ある
 P228 舞台で間が抜けるのは、あきまへん。大夫はあれだけたくさんの言葉を口から出していながら、何もゆうてない。息を詰めてる時間、すなわち『間』でいちばん多く語ってまんねんで



 


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産経新聞連載『話の肖像画』千玄室 裏千家前家元さんのお言葉 & 憲法記念日『産経抄』の 橋本国彦さん

2023-05-05 18:17:44 | 日記
 日本経済新聞さんには『私の履歴書』という連載がありますが、産経新聞さんには(執筆者は記者さんですが)同じような性格の『話の肖像画』がありまして、4月は、裏千家前家元の、今年100歳でらっしゃる 千玄室さんであられました。 で、

4月30日は、その最終回でございますが、これは ぜひとも皆さま方に お読みいただければと存じまして、ここに掲載させていただくものであります。




 〓 〓 〓 〓 〓 〓 〓 〓 〓 〓 〓 〓 〓 〓 〓 〓 〓 〓 〓 〓 〓 〓 〓 〓 〓 〓 〓 〓 〓


 R5.5.3 の『産経抄』は、日本が日本であるための 素晴らしい提言がありましたので、ここに留め置きです。
      
 橋本國彦さんの作曲された 交響曲第1番 2番 および『光華門』を、是が非でも聴くべし !!!

 < 追 伸 > R5.5.14 記
 購入したCDです。数回聴いた感想ですが、交響曲第1番は まるで 映画音楽を聴いているようで、第2番は 清廉で溌剌としてて、マーラーさんにブラームスさんを加味したような 美しいストリングスに感服。さらに、2番の後に収録されてる親鸞聖人のお言葉『三つの和讃』に曲を付けたカンタータには、すこぶる心が揺さぶられます。
   
   
   各CDのテキスト部分(説明文)が読めるように、切り取りました。
.
なお 国内の交響楽団さん各位は、我が国の作曲家さんの楽曲を もっともっと尊重し、多く演奏なさるべきでしょうし、少なくとも 埋もれた楽曲や、況や 今の時代、封印されている楽曲があるなんて以ってのほか。何卒 心してご対応賜りたいと、強く念じております。

 < 追 伸 > R5.5.27 記
 R5.5.22 に、上掲 5.3『産経抄』の続編が出ました。健さんが歌われてる『網走番外地』主題歌の作曲者は足利龍之助さんですが、これは 橋本國彦さんの別名なんですよと。
     
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『グリーンスリーヴス』への想い 

2023-05-04 22:36:38 | 日記
 昨日の何とかという祝日だけは、国旗を揚げたりするものかと決めていますが、今日は掲げました。でも『みどりの日』なんて 歴史と伝統に かすりもしない薄っぺらな名前とは早々にケリをつけ、『昭和の日』とか『昭和記念日』に改めるべきでは と思っている一人でありますが、

そのミドリ繋がりという訳ではないですが、オイラは『グリーンスリーブス』という歌が、最高レベルに好きであります。最初に耳にしたのは、デビイ・レイノルズさんの ♬ Away, away, come away with me・・・♬ と 何とも やはらかな歌声が流れた(日本語訳タイトルは『牧場の我が家』)アメリカ映画『西部開拓史』だったでしょうか、それとも『ブラザース・フォア』さんの歌声で?・・・・

そして つい最近のこと、NHKさんの『名曲アルバム』『クラシック音楽館』で、ドヴォルザークさんの弦楽四重奏曲『アメリカ』、ヴォーン・ウイリアムさん作曲の『グリーンスリーブス幻想曲』、『富める人とラザロの 5つのヴァリアント』や、『クラシック倶楽部』での 英国『ザ・キングス・シンガーズ』さんによる『グリーンスリーブス』といったような、

流れるような めちゃめちゃ美しいストリングスや歌声に包まれたことにインスパイアされ、『グリーンスリーブス』および、古きアメリカの情緒をコアとした CDをこしらえ、その80分弱の時間、手放しに無条件に その美しい旋律の世界に身を委ねることができたらと、強く思うようになりました。

ところで『ブラザース・フォア』さんには『グリーン・フィールズ』という ほとんど同じ名前の、これまた とても美しい歌があるものですから、オイラは『グリーンスリーブス』も同じく、緑の草原に広く覆われている光景をイメージしておりました。恥ずかしながら、この一連の動きに取り掛かる つい先頃まで。

ところが、まったく違ったものでありました。

斯くなる上は、しっかりと自分のものにすべく、『ザ・キングス・シンガーズ』さんの『グリーンスリーブス』歌唱画面に表示された訳詞を、書き写しさせていただくこととしました。

     愛する人よ むごい仕打ちだ 
     こっぴどく僕を捨て去るとは
     こんなにも長く愛していたのに
     仲間に加えてもらい 喜んでいたのに

     グリーンスリーヴス嬢
     君は僕の幸せ 無二の喜びだった
     グリーンスリーヴス嬢は僕の生きがい
     君の代わりなんて どこにも居ない

     君が望むものなら
     何でも指し出す覚悟はできている
     君の愛と好意を手に入れるためなら
     命も国も 賭けに差しだそう

     グリーンスリーヴス嬢
     君は僕の幸せ 無二の喜びだった
     グリーンスリーヴス嬢は僕の生きがい
     君の代わりなんて どこにも居ない

     高き神に祈ろう
     君が 忠誠を誓う僕に気づいてくれて
     死ぬまでに 一度でいいから僕に
     愛を下賜してくれますようにと

     グリーンスリーヴス嬢
     君は僕の幸せ 無二の喜びだった
     グリーンスリーヴス嬢は僕の生きがい
     君の代わりなんて どこにも居ない

そして、このような説明も
     16世紀から伝わるイギリスの伝統的な民謡
     ヘンリー8世が恋人で 2番目の妻となった
     アン・ブーリンへの思いをこの曲に込めたと言われている

『名曲アルバム』『グリーンスリーブス幻想曲』場面には
     グリーンスリーブスは娼婦との説もある とも・・・


それは女性の名前でした。どんなに美しい女性だったことか・・・・
   
で、作ったCDが コレであります。本当に綺麗な曲ばかり。時間の経つのが めっちゃ速いです。(『ニュー・シネマ・パラダイス』の舞台はシチリア島ですが、負けず美しいので入れました )


コメント (2)
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