百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

『国立文楽劇場』4月公演に行ってきてます。

2023-05-07 11:19:09 | 日記
 少し前の NHKニュースに、文楽の後継者育成のため、昭和47年から2年毎 行ってきた研修生募集(研修期間が2年のため)ですが、初めて 応募 (令和5年度生) がないことから、締め切りを延長する旨の アナウンスがありました。

足遣い10年 左遣い15年、それでやっと黒子衣装から抜け出せ 顔と右手を操る主遣い (おもづかい) という 長い行程(ぎょうてい)が、あたかもブラック企業を連想され、敬遠させてるのかもしれません。ならば、

「決してそうではないですよ」「こんな夢と希望と楽しいことがありますよ」といった広報が求められてると思いますが、文楽は日本を日本たらしめている文化の 大切な大切なアイテムです。如何に守り発展させてゆくか、今こそ更なる知恵が必要かと存じます。

 さてと、オイラは『歌舞伎』には 足が向かわないですが、『文楽』は好きでありまして、

         (上はそれぞれ 館内の宙吊りパネルを撮影させていただいたものです)
ことに『国立文楽劇場』4月公演は、『妹背山婦女庭訓』と『曽根崎心中』という 2大人気演目が組まれましたので、「待ってました !!! 」とばかり、泊り掛けで行ってきてます。


「こんなん、つらすぎる~~」、やるせないほどに切ない幕切れの『妹背山婦女庭訓』ですが、その舞台というものは、この世のものかと思わんばかり?の、特に 吉野川の流れる様子 および 両岸の 妹山・背山の満開の桜の見事な表現には、目を見張りましたし

これは、撮影OKの『資料室』掲示のパネルを撮らせていただいたものですが、実際は、もっともっと華やかで動きもあって綺麗でした。なお、物語の舞台であります現実の 妹山と背山 は、『ぐるりん関西』さんのホームページ掲示写真を拝借させていただきますと、
    
                               こんな具合であります。

 一方『曽根崎心中』は、何たって 心中場面である『天神森の段』。”死” をこんなに美化していいのだろうかと心配になるほどの 美しさ。もう、うっとりさ 募るばかりであります。
    
        (本公演パンフレット P22 を撮影させていただきました)
特に 桐竹勘十郎さんの お初の、心中直前の ひらひらひらと舞いまわる動きは、はかなさ満開。まっこと見事でございました。写真の無いのが、大層 辛く感じられます。


 以下は『資料室』の展示品をいくつか撮ってきていますので、アルバム代わりに掲載です。
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                                 ↑ 三味線の譜

                        ↑ 太夫さんの 床本 ほか 小道具


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当日購入の 吉田玉男さん『文楽藝話』はまだ読んでませんが、ブックオフで求めた 人間国宝を務められた竹本住大夫さん『人間、やっぱり情でんなぁ』は、たいへん面白く読了してまして、以下 オイラが付箋を付けた部分の要約をメモ書きするとします。

 P49 住大夫さんの師匠の代から、名前を表すときは点ナシの ”大夫”、仕事や職分を表すときは点アリの ”太夫”と区別するようになった
 P50 ”文楽” と呼ばれるようになった由来は、江戸寛政年間、淡路島出身の植村文楽軒さんが、人形浄瑠璃の芝居小屋を今の国立文楽劇場近くに建て、評判を取り、いつしかそれを文楽と呼ぶようになった
 P70 太夫は体のいろんなところから声を出すんやけど、眉間から声をだせたら楽でんねん
 P120 人形は動かすより、じっとしているほうが数倍しんどいでっせ。あれは重労働です
 P150 大勢の女性を知ったからと言うて、芸に色気が出るということはありまへんな
 P181 浄瑠璃には『ことば』:役者でいうセリフ
          『地(地合い』:情景描写や説明
          『色』:上の二つの中間  という 3つの部分がある
 P208,9 どうして浄瑠璃と呼ぶようになったか
源平時代のこと。子宝に恵まれなかった矢作の長者夫婦は、鳳来寺の薬師瑠璃光如来に祈願。そうして授かった娘は、その仏様にあやかり 浄瑠璃姫と名付けられ、大切に育てられ、然る後、平泉へ下向途中 その長者宅に宿を取った牛若丸は、 美しく成長した浄瑠璃姫および姫の奏でる筝に たちまち魅了され、自身の笛の音を重ねるとともに契りを結ぶのであるが、その名笛『薄墨』を形見に再会を約し旅立ったそうな。されど再び逢うは叶わぬ夢と絶望した姫は、川に身を投じてしまったと。で この悲恋物語が、琵琶法師の『平家物語』が流行った後の世に語られ始めると、たいへんな人気を博すこととなり、いつしかその独特の抑揚をつけて語られる物語は ”浄瑠璃” と呼ばれるようになったと
 P212 近松門左衛門の演目は好きでない。本で読んでる分にはいいが、芝居にするのは難しい。七五調なら語りよいが、字余り字足らずが多い。人形も遣いづらいし、近松はんに会うたら言いたいことは仰山ある
 P228 舞台で間が抜けるのは、あきまへん。大夫はあれだけたくさんの言葉を口から出していながら、何もゆうてない。息を詰めてる時間、すなわち『間』でいちばん多く語ってまんねんで



 


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産経新聞連載『話の肖像画』千玄室 裏千家前家元さんのお言葉 & 憲法記念日『産経抄』の 橋本国彦さん

2023-05-05 18:17:44 | 日記
 日本経済新聞さんには『私の履歴書』という連載がありますが、産経新聞さんには(執筆者は記者さんですが)同じような性格の『話の肖像画』がありまして、4月は、裏千家前家元の、今年100歳でらっしゃる 千玄室さんであられました。 で、

4月30日は、その最終回でございますが、これは ぜひとも皆さま方に お読みいただければと存じまして、ここに掲載させていただくものであります。




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 R5.5.3 の『産経抄』は、日本が日本であるための 素晴らしい提言がありましたので、ここに留め置きです。
      
 橋本國彦さんの作曲された 交響曲第1番 2番 および『光華門』を、是が非でも聴くべし !!!

 < 追 伸 > R5.5.14 記
 購入したCDです。数回聴いた感想ですが、交響曲第1番は まるで 映画音楽を聴いているようで、第2番は 清廉で溌剌としてて、マーラーさんにブラームスさんを加味したような 美しいストリングスに感服。さらに、2番の後に収録されてる親鸞聖人のお言葉『三つの和讃』に曲を付けたカンタータには、すこぶる心が揺さぶられます。
   
   
   各CDのテキスト部分(説明文)が読めるように、切り取りました。
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なお 国内の交響楽団さん各位は、我が国の作曲家さんの楽曲を もっともっと尊重し、多く演奏なさるべきでしょうし、少なくとも 埋もれた楽曲や、況や 今の時代、封印されている楽曲があるなんて以ってのほか。何卒 心してご対応賜りたいと、強く念じております。

 < 追 伸 > R5.5.27 記
 R5.5.22 に、上掲 5.3『産経抄』の続編が出ました。健さんが歌われてる『網走番外地』主題歌の作曲者は足利龍之助さんですが、これは 橋本國彦さんの別名なんですよと。
     
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『グリーンスリーヴス』への想い 

2023-05-04 22:36:38 | 日記
 昨日の何とかという祝日だけは、国旗を揚げたりするものかと決めていますが、今日は掲げました。でも『みどりの日』なんて 歴史と伝統に かすりもしない薄っぺらな名前とは早々にケリをつけ、『昭和の日』とか『昭和記念日』に改めるべきでは と思っている一人でありますが、

そのミドリ繋がりという訳ではないですが、オイラは『グリーンスリーブス』という歌が、最高レベルに好きであります。最初に耳にしたのは、デビイ・レイノルズさんの ♬ Away, away, come away with me・・・♬ と 何とも やはらかな歌声が流れた(日本語訳タイトルは『牧場の我が家』)アメリカ映画『西部開拓史』だったでしょうか、それとも『ブラザース・フォア』さんの歌声で?・・・・

そして つい最近のこと、NHKさんの『名曲アルバム』『クラシック音楽館』で、ドヴォルザークさんの弦楽四重奏曲『アメリカ』、ヴォーン・ウイリアムさん作曲の『グリーンスリーブス幻想曲』、『富める人とラザロの 5つのヴァリアント』や、『クラシック倶楽部』での 英国『ザ・キングス・シンガーズ』さんによる『グリーンスリーブス』といったような、

流れるような めちゃめちゃ美しいストリングスや歌声に包まれたことにインスパイアされ、『グリーンスリーブス』および、古きアメリカの情緒をコアとした CDをこしらえ、その80分弱の時間、手放しに無条件に その美しい旋律の世界に身を委ねることができたらと、強く思うようになりました。

ところで『ブラザース・フォア』さんには『グリーン・フィールズ』という ほとんど同じ名前の、これまた とても美しい歌があるものですから、オイラは『グリーンスリーブス』も同じく、緑の草原に広く覆われている光景をイメージしておりました。恥ずかしながら、この一連の動きに取り掛かる つい先頃まで。

ところが、まったく違ったものでありました。

斯くなる上は、しっかりと自分のものにすべく、『ザ・キングス・シンガーズ』さんの『グリーンスリーブス』歌唱画面に表示された訳詞を、書き写しさせていただくこととしました。

     愛する人よ むごい仕打ちだ 
     こっぴどく僕を捨て去るとは
     こんなにも長く愛していたのに
     仲間に加えてもらい 喜んでいたのに

     グリーンスリーヴス嬢
     君は僕の幸せ 無二の喜びだった
     グリーンスリーヴス嬢は僕の生きがい
     君の代わりなんて どこにも居ない

     君が望むものなら
     何でも指し出す覚悟はできている
     君の愛と好意を手に入れるためなら
     命も国も 賭けに差しだそう

     グリーンスリーヴス嬢
     君は僕の幸せ 無二の喜びだった
     グリーンスリーヴス嬢は僕の生きがい
     君の代わりなんて どこにも居ない

     高き神に祈ろう
     君が 忠誠を誓う僕に気づいてくれて
     死ぬまでに 一度でいいから僕に
     愛を下賜してくれますようにと

     グリーンスリーヴス嬢
     君は僕の幸せ 無二の喜びだった
     グリーンスリーヴス嬢は僕の生きがい
     君の代わりなんて どこにも居ない

そして、このような説明も
     16世紀から伝わるイギリスの伝統的な民謡
     ヘンリー8世が恋人で 2番目の妻となった
     アン・ブーリンへの思いをこの曲に込めたと言われている

『名曲アルバム』『グリーンスリーブス幻想曲』場面には
     グリーンスリーブスは娼婦との説もある とも・・・


それは女性の名前でした。どんなに美しい女性だったことか・・・・
   
で、作ったCDが コレであります。本当に綺麗な曲ばかり。時間の経つのが めっちゃ速いです。(『ニュー・シネマ・パラダイス』の舞台はシチリア島ですが、負けず美しいので入れました )


コメント (2)
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西洋音楽歴代最高の創造された音の構造物 (そびえたつ最高の大伽藍) というものを聴いてみたけれど・・・& われらが最高の歌舞台 !!!、『都はるみ』さんの『王将一代小春しぐれ』

2023-04-30 08:08:44 | 日記
 R5.4.9 の産経新聞に、右下のような書籍紹介がありました。「音楽とは何か」という問いかけに、吉田秀和さんは「それはバッハを聴けばわかる。これが私の答えのほとんどすべて」と、お書きになられたのだそうな。
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枕元近くに何十年も積んだまんまの『一枚のレコード』という吉田先生の本を尻目に、「そうか、この本を読めば音楽というものの神髄が解るってか」との甘い判断で すぐさま購入したは、何にでも飛びつくオイラの性分。

ところがどっこい、なにしろ内容が専門的過ぎまして、「よくもまぁ 微に入り細に入り、こんな複雑怪奇な音楽評論ができるものだ」と思うだけで、中身はチンプンカンプンに等しい有様。

ゲーテさんは「バッハの味を知らない人は幸福である。人生で最大の至福が待っているのだから」と。吉田先生は「バッハが楽しめるということが、どんなにかけがえのない幸福であるか。音楽が好きだったら、バッハにこころから没入できるようになったほうがよい」と。そして、

『マタイ受難曲』と『ロ単調ミサ曲』の、この二つこそ、およそ西洋音楽の歴史を通じて創造された最高の音の構造物であると考えていて、この二作は、西洋音楽の全地平線を貫いて、そびえたつ最高の大伽藍であると。
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「何はともあれ 聴くべし !!! 」 とオイラは、本で推奨されている カール・リヒターさん指揮の当該CDを購入(後で調べましたら、H29.9.28 に、2017年に聖トーマス教会で開催されたバッハ音楽祭での、ブロムシュテットさん指揮 ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団さんによる『ミサ曲 ロ短調』のCDを作っていました)。期待マンマン、何回も何回も聴いたです。ところが、あくまで 普通のカンタータに過ぎませんで、心に響いてくるなんてことは、これっぽっちもありません。(ブロムシュテットさんのほうが良かったですが、感動するまでには行かず です)

購入したCDのラベルにも、「 (この) 2曲は常に別格とされ、いかなる時代にも通じる名盤として知られている」および「マタイ受難曲は、バッハの作品の中でもひときわ大きく聳え立つ傑作であり、人類最大の遺産のひとつに数えられる畢生の名作」と書かれているに拘わらず・・・

2020.7.3付 当ブログ『・・・中世音楽研究の魁・音楽史家『皆川達夫』さんに敬意を表します』で 触れていますが、皆川達夫先生に教えていただいた バッハさん以前の ポリフォニーという分野の音楽には、とてもココロ動かされるものがありましたが、今回は からっきし反応なし。「何でこんなんが最高峰の音楽なんやろう」と思うばかり。オイラには、演歌の世界の素晴らしさが実感できない西洋かぶれ超インテリさんの戯言としか 思いようがないのですが・・・


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 R5.4.3 BSテレ東『デビュー60周年 都はるみスーパーライブ ~ 熱唱!蘇る魂の歌声』 という番組で、これぞ生涯最高のパフォーマンスではないだろうか と思われる『王将一代小春しぐれ』が放送されました。

素晴らしいのなんちゅうもんじゃない、坂田三吉さんと小春さんが乗り移ったと言いますか、超天才が ゾーンに入ったときに放つ ”至高の芸" とでも申しますか、もう とにかくスッゲー舞台 で、国宝級、めっちゃめちゃ偉大な、まさしく 永久保存版・パフォーマンス でありました。
   
で、こういったCDを拵えたのでありますが、作るにあたって、このステージは、いつどこで催されたライヴなのか突き止めるべく webを当たっていたところ、思いがけず、━━都はるみさんは、

S60 (1985) .12.31『NHK紅白』出演をラストに引退したものの、日本中から 社会現象と言えるような 熱烈な復帰コールが沸き起こり、これに応え H2 (1990) .5.10『NHKホールコンサート』で復帰なさった訳ですが━━

その CD (実際には LDでした) 、 オイラにとっては 幻の音源と言える媒体を見つけたのです。販売元は 駿河屋さん。もちろん中古品ですが、即 購入です。

と申しますのも、R1 (2019).6.14付 当ブログに【 探し物が見つかった歓び ~ 都はるみさん『十三湖(とさ)の雪うた』 これぞ 後世に残すべき 名曲中の名曲、最高の名曲です】と題した投稿がありますが、

ここで取り込ませてもらった YouTube『十三湖の雪うた』は、ほんの少しですが最初の音が切れているように感じられますので、叶うならば 完璧な音源を との想いが燻っておりました。 そのためには、その時しか歌われていない、唯一無二、NHKホール・コンサートの音源を収録した媒体を入手するしか 手が無いのでありますが、

その願いが叶うのです。ところが、到着した荷物を見て びっくり。CDと思いきや 直径が30cmもあるレーザーディスクだったのです。かなり狼狽しました。が、多くの音響機器を取り揃えてられる知人から LDプレーヤーを借り受けることで事態を打開。このCDが示しますように、20年以上になるだろう念願を、あり余る形で 叶えることができたという次第に存じます。
   
   
こうして 改めて聴いてみますと、このコンサートは 都はるみさんのあらゆるコンサートの中でも、最も優れて かつ 別格のコンサートではないだろうかという思いを深くしております。

熱狂感 緊張感 初々しさ はるみさんのときめき 観客のときめき 鳴りやまぬ拍手 絶ゆることない声援・掛け声 等々、盛り上がりと感動の要素が 何しろ破格、ハンパないのですから。すなわち、当該コンサートの有する すべての要素のエネルギーの総和というものが、桁違いということでありまして、

分野は まったく違いますが、”世界一の書” と呼ばれる 台北故宮博物館さんの至宝『顔真卿(がんしんけい)さんの「祭姪文稿(さいてつぶんこう)」』に似たような位置付けに 例えられるのではないでしょうか。

 なお、オイラが固執する『十三湖の雪うた』の舞台 十三湖は、13の湖から構成されている湖とばかり思っていましたら、実際に行ってみますと、海と繋がった ひとつの大きな湖でありましたし、安部龍太郎さんの『十三の海鳴り』という小説の中には、
   
「その姿が着物の袖を広げて迎えてくれるように見えるので、アイヌの人々はこの地を袖(トウサ)と名付けた。やがてその発音に十三の字を当てるようになり、十三湊の地名になった。」という記述があります。

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 さて、こっからが 当ブログの最終目的であり本番でございまして、オイラが国宝級の ”史上最高のパフォーマンス" と評する『平成10年12月19日 日本武道館コンサート』於ける、はるみちゃんの 一世一代・渾身の名舞台『王将一代小春しぐれ』の幾許かの場面を、拙い編集ではありますが 掲示させていただきます。皆さま方にもご鑑賞いただけますと 嬉しいです。
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なお、これらはすべて、R5.4.3 BSテレ東さん放送『デビュー60周年 都はるみスーパーライブ~熱唱!蘇る魂の歌声』の当該場面の一端を撮影させていただいたものでして、配列は順不同にございます。


 < 追 伸 > R3.6.16 記
 『十三湖の雪うた』は、H5.8.23 津軽 岩木山 ゆりやま野外劇場『'93 都はるみコンサート ねぷた伝説』でも歌われていることが分かりましたので、当該DVDを購入し鑑賞しました。
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総合的には、1990.5.10『NHKホール』のほうが good ではないだろうか と思います。





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『百休庵』御来光、決定的場面が撮れました。

2023-04-07 08:45:58 | 日記

                     撮影:R5.4.4 Am 6 : 6' 29"

                     撮影:R5.4.4 Am 6 : 6' 43"

 4月2日から張ってますが、これが本命ではないか と。翌5日は雲に覆われ 観察不可でしたが、照射位置は斜め下方にずれてゆくことから、間違いないものと。

つまり『百休庵御来光』は、
  春分の日の 14日後の Am6時6分 ~ 7分
  秋分の日  〃  前     〃    と、なりましょうか。
 すると次回は、9月9日の    〃    。 雲が無ければのハナシですが・・・・
  
             極めてプライベートな事案でありまして、たいへん恐縮です。

                   
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産経新聞『産経抄』『風刺画』『朝の詩』傑作綴 & 緊急発信 !!! ツバメ非常事態宣言 および『林さん訪中』に向けての 百休耄碌録

2023-04-01 20:59:32 | 日記
 日にちが経ってしまいましたが、この R5.1.30付『産経抄』は 永久保存版でござんしょう。

右の黒地印刷物は、月間雑誌『Hanada』4月号全面広告の一部分ですが、としますと『産経抄』執筆者は 乾正人さんではと。それにしましても、ヒダリキハマリシ朝日新聞諸兄諸姉読者各位を、これほど馬鹿にしたハナシはないのではないかと思っています。

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 R5.3.22 掲載、市原すぐるさんの当風刺画は絶品 !!! 。最高傑作でしょう。大笑いしました。
        
「これで岸田さん、やっとこさ オトコになりんさったのぉー」と オイラ、電撃訪問のアト、ココロの底から 思うとりましたえ。

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次は、オイラ好みの『朝の詩』2編。

                  茨城県筑西市 大畑晴美さんの『同時通訳』

                  広島県福山市 中島蒼太くんの『こどものギム』


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 上述は、「このコトーぉ 今日は発信しとかんとイケン」との思いゆえ 拵えたものでありまして、以下が今回 特に 申し上げたき儀・2件であります。

 まず 第1に、今年のツバメ世界に大異変が生じているということです。例年なら もうとっくに大勢のツバメが飛び交ってるはずが、まったくと言っていいほど 見掛けないのです。

巣立つ直前の 4羽が、隣りの 憎っくきシロクロネコに襲われ全滅した、我が家・長屋門天井を実家とするツバメが帰ってこないのは解りますが、納屋の蛍光灯上で巣立った 4,5羽も、親ともども 帰ってきてません。

我が家に限らず 近隣地域も、まったく飛んでないのです。未だかってない超異常事態が進行中と申せます。いったい何があったというのか、たいへん 心配であります。

< 追 伸 > R.4.8 記
 今朝 3羽、我が家上空を舞っているのを見ました。多分、納屋から巣立った子たちかと。ほんの少し安心ですが、依然として 近辺の集落含め、まったく言っていいほど飛んでないです。 

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 次に申し上げたきコトは、林外務大臣さんに関することです。オイラは 林さんが 今一つ いや 今三つくらい、信頼できないでいます。それは取りも直さず『日中友好議員連盟』の会長さんをなすっておられた方であり、今までTVで、王毅氏との 馴れ馴れしい? 不潔で裏があるような感じ? 足元を見られた(ハニートラップを受けた?) ような感じ ? を受ける 接し方・接され方 を何回か見たような気がしているからであります。

そして 今回の訪中劇のシナリオは、中国の手の内にあるのでは?と思っています。アステラス製薬の社員さんが でっちあげの容疑で捕まったのも、その一環ではないかと思っています。朝貢のような雰囲気の下で訪中させ、逮捕者の解放という手柄を 林さんに与えるためのエサだったのではないかと思っています。

コスト・ゼロで 貸しを供与できる、如何にも無法独裁国家の考えそうなことです。で、見返りに何を求められるのでしょう。先端半導体製造設備禁輸の抜け道作り?、中国包囲網の抜け穴作りへの協力?、「これをやらんかったらアンタ、解っとるじゃろうのぉ、アノコトヲ バラシチマウゾ !!! 」といった脅しも受けて、多分 お帰りになるのではないだろうかと 妄想し、憂慮致しております。

それにしましても、『国会』と『経団連』さんは 何をしとられるんでしょう。これについては R5.3.31、乾正人さんが、見事なコラムで 応えて下さってます。日本は一刻も早く目を醒まさんといけません。国が滅んでしまいます。


また、何や 福田元総理も訪中なさっとるそうな。このかたぁ オイラ 、鳩山由紀夫・菅直人両元総理と同列のダメ総理やなかったかなぁと思うとります。「(中国の)嫌がることを しちゃぁいけません。そうでしょう」なんて、この方のアタマぁ まさに幼稚園児並みでありましたからよってに。

< 追 伸 > R.4.6 記
 R5.4.4 と4.5 の社説 (産経新聞の場合は『主張』) ですが、

産経さんの論評は、極めて真っ当であります。購読している理由ではあるんですが・・・・

そして、チャイナメディアの報道内容記事です。
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絹谷幸二さんの『風神雷神図』は、超ワンダフル !!! ~『大阪・梅田スカイビル 天空美術館』に行ってきました。R5.3.17のこと。

2023-03-25 18:30:55 | 日記

  「 8割方の法面はカバーできたかなぁ」と思える 今年の菜の花。

  写真上は 川下(南南東)から、下は川上(北北西)からの場景。R5.3.24 Pm5時頃 撮影。

 田中修さん著『誰かに話したくなる植物たちの秘密』『だいわ文庫』によりますと、植物たちは "仲間とのつながり" こそ ”実り多き生涯” をもたらす第一のアイテムと心得ているがゆえ、同じ月日に しかも時間まで合わせ、さらに、他の種類とは時期をずらし 開花するのです と。ま、当たり前のコトですが・・・・・

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      ↑ 『天空仁王・喝Ⅱ』         ↑ 『天空仁王・喝Ⅰ』

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蒼天大地・心に浸みる悲しみ(Ⅱ) ↑ 、天空ガンダーラ黙想 (展示ナシ、ポストカードを撮影) ↖

 上掲は R5.2.15付 産経新聞に紹介された記事をもとに、写真は パンフ等のカラー画像に置き替えするなどし、再編集したものでありますが、本記事を一目するなり、「7月2日までには 絶対に行こう」 と決めていたオイラに、 同居している長男から、何とも 嬉しい声かけがありました。

それは 連続した4日間 JR西日本 在来線 乗り放題切符 ( 9,900円) があって、「3月17日は空いているから使っていいよ」というもの。行き先 場所は JR大阪駅近く『梅田スカイビル タワーウエスト27階』『絹谷幸二 天空美術館』。

氏の作品は、フレスコ画であるがゆえかどうか、色彩がどぎつく 独特な画調ですから、正直 今まで敬遠してきてましたが、今回のテーマが仏教経典に基づくものであるし、奈良に生まれ 幼いころより神仏に親しんでらしたという オイラより 3歳弱 年上の氏は、神仏を いったい、どのようなイメージで捉えてられて、どのように表現なさってらっしゃるのだろうか、ということが 興味の中心にありました。

最初 会場内ミニシアターで 『驚きの体験! 3D & VR』という三次元動画を見ましたが、これにまず 圧倒されてしまいました。スゴイです。頭を何回か 巨大な龍に パクッとやられたせいでもないでしょうが、迫力満点で しかも、 めっちゃ愛嬌ある 風神さんと雷神さんに、もう いっぺんに 魅せられちまったのであります。

          『黄金背景富岳旭日・風神・雷神』(天空美術館さんの webより転載)
俵屋宗達さんの描かれる 風神さん雷神さんには、ほとんど 親しみも現実感も湧いてこないのですが、このお姿なら実際にいらっしゃるのではないだろうか、さらに、本作品は国宝である宗達さんの絵を凌駕していやしないだろうか、これこそ国宝として 未来永劫 遺すべき絵ではないだろうか と思えてきているのです。

ポストカードが無いため クリアファイルを購入。縁切りし、↑ 当庵障子にピン止めしてます。

 この ↑『大阪城満開日之出』(天空美術館さんの webより転載)の桜の描き方と、上方 新聞記事内掲示の『蒼天大地・心に浸みる悲しみ (Ⅱ) 』の木像の表情に、特に惹き付けられました。特に前者は 実物を見ない限り その素晴らしさは判りません。

観れば観るほど圧倒される氏の作品群。わが日本は、絹谷さんの描かれたような 仁王さま・神々さま・仏さま各位が護って下さっているのではないでしょうか。「多分 そうやろう」と思ってますが、会期末の7月2日までには もういっぺん行って、そのへん 確かめてこれたらなぁなんて 思ってます。





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ちあきなおみさんの『片情』& ラフマニノフさん愛用:ピアノによる イリーナ・メジューエワさんコンサート 

2023-03-02 12:00:00 | 日記
....
 R5.1.29『BSテレ東』『演歌の花道』の最後に流れた『ちあきなおみ』さんの『片情』。この表情を ご覧いただければ、現在 活躍なさってらっしゃる どの歌い手さんも辿り着けてない、どれほどの高みに君臨されていたものであるかが お解りいただけるのでは と思っているのですが・・・・。

実際、もう、素晴らしさの向こうまで通り抜けている この歌、オイラは初めて耳にした気が、ただ今まで聞いたことがあったにしても 機が熟してなく 素通りしてたやも知れませんが、ともかく「スゴイ歌やなぁ。が、”片情” って どう読むんやろう?」と 気に掛かっていたところ、

それに応えてくれるかのように、R5.2.17 BS-TBS『表現者 ちあきなおみ ジャンルを超えた魅惑の歌声』という番組があり、その中で紹介された『ちあきなおみ 船村演歌を唄う』というCDの曲目リストの中に、 ”かたなさけ” との ふりがな表記を見出すことに。
.
但し番組は、船村徹さんご自身の、『ひとりしずか』という歌への思い入れの話題に集中。
....
かといって その歌の放送は 当該CDのワンコーラスのみでして、すーっと写された収録リストには、『紅とんぼ』以外 初めて見るタイトルが連なってます。

「こりゃ好いCDじゃ。船村さんのように、じっくり聴いてみてえ」そして「まして、そもそもが 飛び抜けているお二人なのに、さらに円熟を究めた時期に拵えられたCDなんじゃから、おそらくは これ以上 望めん 芸術品とも言える作品群になっとるはずや。なら、これを聴かんちゅう選択肢は無いじゃろう」に至り、購入することに。

何回も聴いたです。下戸に近いオイラは、悲しいかな、船村さんみたく やりたくてもできず、「飲めたら こんなもんじゃねぇやろ、もっともっと歌に酔えるはずじゃろうに」と羨みながら。

氏の ぞっこんな『ひとりしずか』は、その花のような女性を偲ぶ、星野哲郎さんによる オトコ目線の歌。オイラが強烈に惹かれた『片情』は 吉田旺さんによる、忘れようにも忘れられない 愛に焦がれる女性の心情が切々と描かれた歌。ちあきさんの思い入れは、女性目線である後者にあるように 感じられました。

これは、番組で紹介された『阿久悠』さんの、ちあきさんに関するコメントですが、ひばりさんをも凌ぐと思える歌唱力をベースにした表現力 および、人の世・人の心・人の情 を知り抜いてるかに見える超卓越した存在感は、『ちあきなおみ』さんだけが獲得し得た、例えていえば 宮本武蔵さんの勝負師剣の極意にも似た、至高の芸の極致と言えるものでありましょう。


 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 

 R5.1.30 NHK-BSP『クラシック俱楽部』『イリーナ・メジューエワ ピアノ・リサイタル』は、ラフマニノフさんが最後の10年 愛用されたというピアノを用いた、京都に住んで25年にもなる、日本人とほとんど変わらない日本語を話される、イリーナ・メジューエワさんという誠に清楚なロシア美人さんの コンサートでありました。
.
ラフマニノフさん没後 ほったらかしになっていた そのピアノは、当然のことながら 経年変化でボロボロになっていたそうで、

R2.4、それを日本に運び入れ、調律師の 高木裕さんが、1年かけて修復なさったそうな。
.

ラフマニノフさんが実際に このスタインウエイのピアノを弾いて演奏し作曲されていたのかと思うと、やはり 特別な感慨が湧いてまいります。が それと同時に、なぜ日本で このような ハッピーなことが実現できたのか?、この後 このピアノはどうなるのだろうか? といった疑問も。例によって、こんな CD、拵えています。
    
 < 追 伸 > R5.2.23 記
 ご承知の通り R5.2.19 NHK-E『クラシック音楽館』で、ラフマニノフさんの『ピアノ協奏曲 第2番』が、河村尚子さんにより演奏されてまして、このようなCDにし 聴いているのですが、テクニック重視・単一的味わいの印象が濃い (?) 若手ピアニストさんとは違い、重ねてきた人生の重みでしょうか、多彩で重層的 かつ 深い奥行を有する、心に沁み入る演奏であったように感じました。
     

 < 追 伸 > R5.3.2 記
.
 このようにして音楽を楽しむことは本当に楽しく、おそらく死ぬまで止まないでしょう。何故なら、
 さんざん馴染んでいても、それでも ”大好き度感” の減ることのない曲を聴く楽しさ・・・①
 何て美しい曲なんだろうってことを新たに発見 (発聞?) できる嬉しさ・楽しさ・・・②
 知らなかった曲でも だんだんに、その魅力に嵌まってしまう楽曲と出会える楽しみ・・・③
等々、こんな掛替えのない 楽しみ・楽しさ・嬉しさ に、ほとんどお金を掛けず遭遇できるのですから ですが、さらに具体的に申し添えますと、

①の好例は ドヴォルザークさんの『新世界から』。つい最近『クラシック音楽館』で放送された ファビオ・ルイージさん指揮『N響』さんの演奏は、まさに その決定版と言えるほどの 歴史に残る名演奏ではなかったかと存じます。そして

②の好例は ヴォーン・ウイリアムスさんの『富める人とラザロの5つのヴァリアント』。これも『クラシック音楽館』で最近、 レナード・スラットキンさん指揮で放送されたものですが、こんな美しい楽曲を今まで知らなかったなんて・・・と 強く思わせられた次第でありまして、なお

③の例は、ビギナーにも等しいオイラでありますから、もう ぎょうさんあり過ぎて 挙げようもございません。クラシック音楽の世界は海のように広く深いですし、現代音楽や邦楽の世界もしかり、尽きることがありません。








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かわいい・カハユイ、超スーパースターがやってきた !!!

2023-02-06 20:48:55 | 日記


 R4.10.18 ~ 12.18、東京国立博物館創立150年記念行事として、特別展『国宝 東京国立博物館のすべて』が開催されてまして、その『国宝展 限定フィギュア』として、

M19 (1886) 年 青森県つがる市木造 亀ヶ岡遺跡から出土、現 国立博物館所蔵の、 縄文時代晩期 (BC1000~400年) に作られたとされる 重要文化財『遮光器土偶 』(高34.2 幅25.3 厚9.5 cm) の、1/3モデル商品が売り出されました。ただし受注生産、注文受付は展示会場でのみ、8,250円にて。

手に入れたいと思いました。ありがたいことに 今の世の中 ”手取り足取り なんでもアリ” の世の中、メルカリさんで その権利証 (?) が売り出されていました。それを基に、購入日時と注文番号と配送先を Webでインプットし、注文を確定させるというもの。

12,000円。「うーん」と 唸りましたが、出かける交通費&入館料を考えますと 仕方ないかと、11月中旬 全ての処理完。その商品が 1月中旬 届いていまして、VIPルーム(渡岸寺 国宝十一面観音像様の御座すアクリル箱)に居候 願っているのですが、本日は それからお出ましいただき、皆様方へデビューをと思い立ったことでありまして、

それならばと急遽、柿の木の残材で木座を、さらに 100円ショップで ポリカーボネイトと思いますが 四角い透明容器を購入し、蓋の取り付く上面をカット(炭火で熱したマイナスドライバーの先っぽを宛がい溶断)することで、チープでありますが、ホコリ避けカバーを拵えた次第です。

それにしましても、よくもまぁこんな造形 創り得たもので、その創造力と緻密な製作技術は驚異的。そして何ちゅう愛嬌ある土偶さんなことか。いつも掌 (たなごころ) の中に包み抱いてたい気がします。なお文化庁さんは一刻も早く、重要文化財⇒国宝へと格上げすべきでありましょう。

なお 一緒に写っているお像は、いずれも国宝の『土偶:縄文のヴィーナス』、法隆寺の『百済観音』、『みかえり阿弥陀』として知られる 京都東山 永観堂禅林寺のご本尊 各位のフィギュアでして、小さな2体の仏様は、ネットオークションで購入した観音様 (朝鮮生まれ?) であります。







 
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極めて密な年輪《屋久杉の巨木のような》味わい・・・立花隆さん著『武満徹・音楽創造への旅』に、かってない充足を得ています。

2023-01-31 17:17:42 | 日記
 時間(とき)の経つのが べらぼうどころじゃなく速いためなのでしょうか、見たのは 半月ほど前だろうと思っていた『見えた 何が 永遠が 〜 立花隆 最後の旅 完全版〜』という NHK-BS1 の番組ですが、

調べてみますと、初回 : R4.12.31 Am10:00~11:50、再放送 : R5.1.3 Pm8:00~9:50 とありますから、このどちらかでありましょう。見るともなく 眺めてましたら、 すぅ~っと、『武満徹・・・』と記された 分厚い本が 画面を横切りました。その刹那、

今まで一度たりとも食指の動くことのなかった氏の著作物ですが、「こういう本も書かれていたんかぁ~。この本だきゃぁ絶対 読まにゃ~いけん !!! 」との、強烈なインスピレーションが降ったのであります。

本体価格:4,000円。但し 7年ほど前に発行された本でありながら、どのサイトも ” 在庫 × " との表示。中古本にしましても 今や 11,000円以上。どうしても読みたいオイラは、メルカリさんで 本価格にて入手。
    
現時点、全782ページ中 96ページまでしか読んでないですが、衝撃を受けたです。「こうて良かった。こりゃ、すっげぇ本じゃ」と。

● まずは立花さんの、音楽評論家さんも顔負けの クラシック&現代音楽に対するご見識。邦楽についても然り。これほどまで音楽に対して造詣の深い方とは、露程も思ってなかったです。
● 武満さんも、打てば響く方が相手だったからこそ、延べ100時間に及ぶ超ロング・インタビューに応じられたのでしょう。
● こういう立花さんだからこそ武満さんのお話を租借し、読者に分かり易く伝えることができるのでしょう。なにしろ、読んでて これほど興味を呼び覚まされるドキュメントは、浅学寡聞の身とは申せ 記憶にございません。
● だからこそ 雑誌『文学界』で、5年11か月 もの長きにわたり 連載されたのでしょう。
● なお、当書籍が上梓されるまでを時系列に追ってみますと
   H 4 (1992) 年 6月 『文学界』で連載開始
   H 8 (1996) 年 2月 武満徹さん没 (66歳) 
   H10 (1998) 年 5月 『文学界』の連載終了
    ・書籍化を強く望まれるも、精神的にも肉体的にも取り組む状態に非ず
   H12 (2000) 年   前妻さんが 癌にて死去
    ・いつごろか、遺された武満さんの肉声の、とてつもない貴重さを再認識 
    ・本書上梓の最大の貢献者となる 女性筝曲演奏家の O.Mさんとの出会い
   H19 (2007) 年   膀胱がんの手術を受ける
   H20 (2008) 年11月 筑紫哲也さん没 (73歳)
   H27後半?    「あの本をお願いね」と言い残し、O.Mさん旅立つ
   H28 (2016) 年 2月 本書上梓(第1刷発行)
   R 3 (2021) 年 4月  立花隆さん没 (80歳)

このように、6年にわたる長期『文学界』連載、さらにその後18年にも及ぶ ときの流れを費やし出版されたという、長い長い時間軸、さらに、

学術的にも たいへん価値のある文献であろう この本は、唯一無二、立花隆さんという方がおられたこそ存在し得る本であるということに思い至りまして、これに応えるためには、こちらも それ相応の構えで対応しなくちゃならないのではないかと。

そのため 直近できることとして、少なくとも、今まで NHKのクラシック番組を主な音源として拵えているCDの中から 氏の作品のみ 取り出し 集約したCDを作成、それを何回も聴き、氏の音楽を 我が身に染み込ませる必要があるのではないか、と 思った次第であります。

.
.
                          ↑
上段の2枚は、そうして作ったCDでありますが、この本によりますと、どうも NHKさんは、武満徹さんを正当に評価していなかったような節があるようでして、例えば、

武満さんがお亡くなりになったとき、ニューヨーク・タイムスは一面全部を使い追悼記事を掲載したのに対し、NHKさんの ニュース・コメントは、「『夢千代日記』の作曲者で『NHK放送文化賞』受賞者」というものだけだったそうな。

残念ながら その『夢千代日記』の音源は無かったのですが、『波の盆』という 日テレさんで放送された 倉本聡さん脚色による TVドラマのテーマ曲はございまして、これは マーラーさんの『アダージェット』に匹敵?、否、美しさは より窮まっているように思える、実に見事な作品であります。

なお、下段右 CDジャケット ↑ 先にある『一柳 慧 (いちやなぎ とし) 』さんは、オノ・ヨーコさんの最初のダンナさんとの由。


 < 追 伸 > R5.2.3 記
 注目度が一等高いと思われる楽曲『ノヴェンバー・ステップス』が取り込めていません。そこで、小澤征爾さん指揮の当該CDを 2枚購入し、1枚に集約。さらに、氏を知るために『知の旅は終わらない』という文春新書も(同じくメルカリさんから)調達。これで段取り完了か。アトは 読むべし、聴き込むべし。ひたすらに・・・・
.
 コト・リンゴさんの『小さな空』は、超 Verry Good !!! 。癒されます。

 < 追 伸 > R5.2.7 記
 R3(2021).8.21 付 当ブログ『懐かしい日立市の映像 と 武満徹さんの素晴らしい歌の世界』記載の 大友良英さんプレゼンツの歌 (verry goodです) や、工藤重典さん 林美智子さん スウェーデン放送合唱団さん等 演奏のコンテンツがありますので、さらにもう1枚、CD を拵えました。
   

 < 追 伸 > R5.2.25 記
 作品全容と交友関係の分かる大型追悼本、H9 (1997) .2.10 集英社さん発行『武満徹の世界』と、H20 (2008) .9.10発行 ちくま学芸文庫『武満徹エッセイ選』を、中古品ですが、amazonさんおよびブックオフさんから取り寄せています。
.   
   
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令和5年、年の初めの ご挨拶 +【追補】ドルーリー・朱瑛里選手にも新谷仁美選手にも、さらにビッグな歓びをいただいてます。

2023-01-12 19:24:01 | 日記
 一週間前になりますが、車で10分ほどの行きつけの温泉に、「いざっ、初湯へ ! 」と勇んで、いつも通り朝の一番風呂に繰り出したのはいいのですが、その日の湯温はいつもより 4°C (?) ほども高く、つまり 滅茶苦茶 熱く、「薄めましょうか?」という呼びかけに「寒いからすぐに冷えるでしょう」と やせ我慢を貫いたせいもあるのか、「さて、外でゆっくり涼むとするか~」と、そろりそろり 立ち上がったものの、何や意識が朦朧としちまって、お尻右上を強烈に打ち据えることに。

店の人がバスタオルにくるんでくれるなどしもって 30分ほどはそこに寝そべり、強烈な痛みが和らぐのを待って 帰るには帰ったですが、2日ほどは 寝たきり生活 止む無きの状態でして、実は今もかなり痛みが残っておりまして、特に中腰での動作は耐えられないほどの痛みに襲われたりするのですが、

このように今年は、滑り出しからケチがついちまった感じではありますが、考えようによっては、この程度の災いで済んだとなればヨシとすべきなのかもしれず、それと何よりも、年の初めから こんな時化た話なんぞ やらかしちゃいけませんで、気を取り直しまして、進めるべきことを進めることといたします。

 何たって今年は、わが岡山県人としましたら 史上最高の出だしを見せてるのでありますから。
..
初っ端は 断じてコレ。R5.1.3 NHK-E『第65回 NHKニューイヤー・オペラコンサート 2023』で、初出場ながら オープニングを飾られた 当県ご出身 ソプラノ歌手『森野美咲』さん。歌もパフォーマンスも 全出場者さんの中で NO1の出来栄え、その輝きは傑出してらっしゃったです。

それから、年末から引き続く 当県高校生諸君の 誠に以って偉大なるご活躍、嬉しい限りです。
   ● 高校駅伝   男子 優 勝 倉敷高校
   ●  同上    女子 第8位 興譲館高校
   ● 高校サッカー 男子 優 勝 岡山学芸館高校
   ●  同 上   女子 第3位 作陽高校 

では恒例でございます。本年 年賀状写真で以って、新年のご挨拶を申し上げさせていただきます。本年もどうか 皆様方のご贔屓に預かりますよう、何卒 よろしく お願い申し上げます。




 < 追 補 > R5.1.17 記
 15日の『都道府県対抗 女子駅伝』第3区(3Km)で、9分2秒(従来記録 : 9分10秒)という区間新記録 および 17人抜きという快挙を打ち立てた
.
津山市鶴山中学3年『ドルーリー・朱瑛里(しえり)』さんという スーパーヒロインの登場に  
.
.
     岡山県民は またまた、とてつもない喜びに 沸き立っております。さらにさらに、 

総社市ご出身 新谷仁美選手の、日本記録に迫る好タイムでの『ヒュ-ストン・マラソン』優勝。
目出度し目出度し です。お次は真打 シブコちゃん。今年は やってくれるでしょう。きっと。 
  (上掲写真は すべて、NHK岡山放送局さんのローカルニュース番組からいただいてます)        
 
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イエシューさんの生年月日 & 稔典先生が教えて下さった 詩人の『小野十三郎』さん & 師走の忙しさの中で・・・・

2022-12-22 21:32:08 | 日記
 クリスマスが近いですが、それに関する H29.12.24 に出た産経新聞記事 ↓ によりますと、
イエシューさんのお生まれになられた年は、西暦元年より 4~7年 早かったというのが定説となっているようでして、さらに12.25 という日にちは、古代ローマ時代の冬至を祝う祝日に合わせたのではないかということです。
.
 オイラが 天野忠さんという詩人さんを知りましたのは、この ↖ 坪内稔典さんの『モーロク・シリーズ』でありますが、R4.11.20 には またしても、オイラのまったく知らない 小野十三郎さんという詩人さんを紹介して下さってます。

ねんてん先生が 愛読されてるとなれば ほっとけません。直ぐに動きました。『いま いるところ』という単行本の詩集は見当たらず、全3巻の全集 および 限定200部という 氏の『自選詩画集』を取り寄せました。
.
お目当ての『いま いるところ』は、第2巻 (全549ページ) の P209~249 に収録されてました。
.
   ↑ 第2巻 210ページより      第3巻 (全494ページ) 巻頭写真(82歳時)↑ 
この詩集だけは 通読してまして、その印象でありますが、全篇 ジャブの連発といった感じで、潤いとか暖かみ(敢えて この字にしてます)とは無縁の ごつごつした世界でありました。なお 小野十三郎さんは、昭和64年・平成元年 (1989)、86歳でお亡くなりになられてます。

 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 年末は、庭木や畑の果樹の剪定・畑や山裾やお墓まわりの草刈り・お飾り造り・全体の整理清掃等、 やらなければならないことが ワンサとあって、超 忙しいです。そういった中でもオイラは、オイラの好きな 遊びを織り込むようにしています。

今年は、長屋門のツバメの止まり木のリニューアルや、庭のスポット照明取付具の改善、

YAMAHAの発電機 (40Kgもあります) を おもちゃの自動車に乗せ、動かせれるようにしたり、

この ↓ 写真にありますように、シートを毀損した3脚椅子に板を取り付け 座れるようにしたり、杖を作ったり、さらには、

珍しい ループを形作っている古い柿の木の 当該箇所を切り取り、ここ ⤵ に 吊り下げている

                          オブジェを拵えたりと、

楽しみを織り交ぜ織り交ぜし、年越し作業をこなしているのですが、

 ループ箇所を提供してくれた柿の古木 ↑    ↓ 残している切った幹や枝

今、心から悔やんでいることがあるのです。「済まないが、切らしてもらうよ」と言い、感謝しながら 切ったのは慥かですが、肝心な生前?の姿を写真に収め、残しておくことを抜かったのであります。柿の木さんには、本当に申し訳ないことをしてしまったです。

なお『竹の中柱』と、対を成す『ループした柿の木のオブジェ』、このふたつは当 百休庵の目玉であり、命であります。毎日・毎朝・また 折に触れ 眺めています。「ええなぁ」、と 心から癒されています。「ありがとう」、と いつも感謝の念を奉じています。

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もみ殻燻炭(くんたん)を作りました ~ 燻炭器は よく働いてくれた 電気洗濯機のステンレス洗濯槽 ~ 次いで 竹炭作りに挑んでます

2022-11-04 22:53:36 | 日記

 もみ殻を燻(いぶ)しているところです。下は、生まれて初めて作った 燻炭 です。

全部 完全に燻し切れてないので、もみ殻が ぽつぽつ 残っています。

 もみ殻燻炭を作ろうと思った切っ掛けは、以下の通りです。一年くらい前になるでしょうか、17年ほども使っていた洗濯機が、ついに寿命を迎えました。我が家にはもう1台、祖母が使っていたものがありますので、それを持ってくることで 洗濯自体、困ることはありません。

が、使えなくなった洗濯機をどうするか、リサイクル料金を負担し 業者に任せる?、それとも 自分で解体?、オイラは後者を選択しました。YouTube を見、ギアプーラーという専用工具も取り寄せ、試行錯誤しながら何とかやり遂げました。

大物部品それぞれ、使途を宛がいました。ステンレス製の洗濯槽は、子供や孫が帰ってきたとき、外で 殻付き蠣 や 肉を焼く コンロとして使うつもりで、奥にある蔵の入り口サイドに待機させています。

もみ殻の出るシーズンとなりました。野菜づくりが めっきり上達、栽培する歓びに目覚めた わが連れ合いが ある日、YouTubeで 燻炭づくりを見ていました。ホームセンターで売っている三角錐の形した また 一斗缶を加工した 燻炭器を使っての実演です。

オイラは 脇で これを見、「あのステンレス洗濯槽が 燻炭窯として使えるぞ」と ひらめいたのです。さらに(下の畑の古井戸の上に取り置きしている)「 ステンレス製の 古いボイラの煙突も使えるじゃないか」とも。

下は、挑戦 3度目の出来栄えです。燻せてないもみ殻は、ほとんど残っていません。
 
炭の状態で留めておくためには、折々にかき混ぜ、灰にならないようにしなくてはなりません。で、ほとんど燻せたと見極めましたら、火力を鎮めるため、大量の水かけ と かき混ぜ を、かなり念入りに施す必要があります。左に設置しているのは、そのためのエンジンポンプ(普段は 野菜つくり用と 金魚の生け簀水の補填に使用)です。

なお 燻炭窯の中には、炭が残っています。次は これをターゲットにしたいと、つまり 竹炭作り に挑戦しようと思っています。もみ殻の代わりに トタンで回りを覆って空気を遮り、燃え易い焚き付け材の上に、短く切って割った生竹をギューギュー詰めに詰め込んだら、何とか出来るのではないか と思っています。しかし、やることが多過ぎ 困っています。TVとブルーレイレコーダーの録画エリアが、切羽詰まってきています。

しかし、楽しいのです。自然の力を借りて、少ない価値のモノを 高付加価値のモノに変身させること。それに、飽きないです。ゆったり 腰かけて、ぼんやり 燻 (くゆ) る 煙 (けぶり) を 眺めてること。時に、柿でも食いながら 好きな歌を聴きながら。もう少しで 準備完了しますが、早くやりたくて ウズウズしてます。泌尿器科(特に夜間の出が悪い)と歯科(詰め物剥がれ & 噛めば痛いとこあり)にも行ってみんといけんのですが、ついつい後回しに・・・


 < 追 伸 > R4.11.8 記

 本日 昼過ぎ、火を入れました。果たして、竹炭の出来や如何に です。

ボッボと燃えてるような煙が 異常に多く出だしましたので、蓋を開け 水をぶっかけ、消火しました。一目見て、期待した表情ではないな と感じました。出来栄えも、8割方はOKではと思うのですが、焼け過ぎと思えるものや 一部が黒く焦げてるだけのものがあったりと、満足できるレベルではありません。原因は、空気の取り入れ過ぎであると推測しました。

 < 追 伸 > R4.11.9 記

 再度、挑戦です。ぐるっと回しているトタンの覆いを 針金で縛り、裾を土で塞ぎ、蓋に重しを乗せ、炉に侵入する空気を 相当量 絞るようにしました。 

ピリッと締まった 期待した表情の炭が出来てるようで、たいへん嬉しく、満足してます。


 < 追 伸 > R4.11.13 記
 3回目 (10日に作業) と 4回目 (11日に作業) の焼き具合です。verry good !!! です。
.
実は、台風14号で倒された 処分しなくてはならない竹が、あと 7,8回 焚けるほどには 残っています。今年は 単に燃やしてしまうのでなく、太いところぐらいは 炭にして残しておきたく 思っています。

 隣町の和気に行く途中の、「こんなに綺麗だったんや」と 再認識させられた光景。タイトルとは関係ないですが、ここに置いておきたく存じます。(R4.11.10 撮影)

 『和文字焼き』の "和" ↓    和気駅前の『和気富士』↓

本写真とは逆、和気方面から西 (熊山方面) 向きの光景の、吉井川の上に沈もうとする夕日の絵柄は、『西方浄土』がイメージされたりしますから、山陽本線:和気・熊山間の吉井川沿いの情景は、オイラの "選りすぐり お気に入り処(どころ)" なのであります。
 
 < 追 伸 > R4.11.25 記
 今までは、「焼けたな」と思ったら ジョロで水道水をぶっかけ 火を消してましたが、 5回目 (11.15) は、煙突を塞いだら酸欠になって消えやしないか との魂胆で 一晩放置してみることにしました。しかし この程度の遮断では、燃焼速度を緩慢にしこそすれ、到底 止められないことが分かりました。写真 ↓ のように、灰化が進み エッジが落ち 欠片(かけら)が小さくなってしまってます。よって 以後は、”水道水で消す” は f i x であります。

下の写真は、6回目 (11.16) と 7回目 (11.17) の焼け具合ですが、バッチリ できてます。 
.
8回目 (11.18) は、青竹でなく 枯れている竹が ほとんどでしたので、4時間経たないうちに、この ↓ 写真のように 炭が ほぼ焼きあがったサインである青い煙が立っています。青竹ばかりの昨日は 真っ暗になっての焼き上がりでしたので、LEDライトを脇に置いて作業する羽目となり、見えにくさに たいへん悩まされた経緯より、今日は カンテラを吊るせる仕掛けを施し 臨んでいたのでありますが・・・・

瓦2枚と L字土管2本 は 蓋を押さえる重しでして、この形体が 最終形であろうと思ってます。

11月19日の様子 ↑ 。この日は気張ってダブルヘッダーに挑戦しました。ちと きつかったです。

8回目(11.18)、9回目(11.19)、10回目(11.19)の 焼き具合です。
.
火鉢を引っ張り出し、灰を全部 捨て、洗い、藁灰を新しくし、竹炭を入れてみました。(11.20)
.
11回目(11.20)、12回目(11.21)の 焼き上がりです。

炊飯用土釜を取り出し、鳥釜飯を炊いてます。おこげの香ばしい匂いが立ってます。(11.21)
.
13回目(11.22)、14回目(11.24)の 焼き上がりです。11.23(水)は、雨天の祝日でした。

アゲンストの風が 煙突→窯 に入らないようにすべく、風防円盤 を取り付けました。(11.25)

 < 追 伸 > R4.12.1 記
.
15回目(11.25)、16回目(11.26)の焼き具合です。
.
17回目(11.27)、18回目(11.28)の焼き具合ですが、18回目は、1/4 ほどのエリアに 焼き上がり不足が多数ありました。多分 その部分の窯底に、しっかりした火種が作られてなかったためではないか と思ってます。なお、11.29 は 雨天のため 中止です。

 < 追 伸 > R4.12.4 記

風防円盤の取付けを、格好いい洗練された方法に変更 (11.30) しました。残すは アト 3回分。
.
19回目(11.30)、20回目(12.1)の焼き具合です。

21回目(12.2)、竹炭焼きはこれが最後ですが、翌日 もみ殻燻炭を もう一度だけ作り ファイナルとしたいがため、焼き具合写真は ヘッド懐中電灯の明かりでの撮影となりました。
.

終盤を迎えた 燻炭作りの様相 (12月3日 Pm4:00 撮影)です。なお 準備を整え 火を付けたのは Am2:00、焼き上がったとの判断で消火したのが Pm7:00。燻炭窯内の火力を保つのと、掻き混ぜ掻き混ぜが ポイントかと。

格闘した甲斐あって、なかなかの もみ殻燻炭が出来ました。サッカー スペインに勝ってくれたお陰で、最後まで やり遂げることができた感じです。これで 1ヵ月にも及んだ 燻し焼き作業の幕を閉じるとします。なお 収穫的には大満足なんですが、手の指先まわりに染み込んだ墨色は、しばらく消えそうにありません。

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奔りゆく 残り少ないであろう時間を、myCDで最大限 brush up !!! 動ける限り、これを続けることでしょう。

2022-10-26 21:08:36 | 日記
 本を読みながら は、ちょっと無理ですが、座り込んで何かの作業をするとき、車の運転をするとき、朝 抹茶を喫みながら新聞を読むとき などなど、そこに お気に入りの音楽が流れているとしたら、そのひと時に相応する ”豊かさや満足度の絶対値” というものは、最高位に達っしているものと思っています。

つまり オイラにとって音楽は、その場その場に於ける満足度を最大限に高めてくれる 掛け替えないアイテムでありますからして、残された時間価値を 叶う限り引き上げ、それを "珠玉の時間" と言えるほどに昇華せしめるためには、そのニーズに適った "編集された一塊(ひとかたまり)の音楽" が必須であるというふうに考えています。

そうです。交響曲やオペラのような長い楽曲は兎も角も、この ”編集された一塊の音楽” が 一等 肝心であります。感動した楽曲 好きでたまらない楽曲 興味ある楽曲 馴染んでゆきたい楽曲 懐かしい楽曲 等々、オイラが聴きたいと思う欲求に 100% 適ってなくてはなりません。つまり それは、オイラにしか通用しない究極の第一級の唯一無二の嗜好品。これは 自分で作るほかないシロモノです。

ソースは、NHKさんの『クラシック音楽館』『クラシック倶楽部』『プレミアムシアター』『にっぽんの芸能』、民放TV局さんの歌番組 等々。クラシック音楽世界は大海のように広いし、平均は3時間ほどと長いオペラ作品も数多くあって、それは、内容を知らずとも 聴くだけで気分が好いもの。浄瑠璃・長唄もしかり。

(ただ 残念に思いますのは、BS-TBSさんの『日本名曲アルバム』という、各音楽大学さん合唱部さんによる質の高い音楽番組が、依然として中止されたままになっていることでして、一日も早い復活が望まれます。)

 で 特に触れておきたいことですが、にっぽんの演歌・歌謡曲世界に至っては、気分が最高潮に達してるときの歌い手さんの歌唱は、あの天下一の書と言われる『顔真卿』さんの『祭姪文稿』にも似た感動を呼び起こすものですし、徳光さんや『演歌の花道』のような ナレーション入りの演歌も、カバー曲も、実に実に 涙が出るほど、味わい深いものでありますすからして、これらをCDにし 何度も聞きたいと希うは、誰しも思う当然の帰結でありましょう。

直近で申しますと、R4.9.13 NHK-G『うたコン』の望海風斗(のぞみふうと)さんの

『ここに幸あり』。大津美子さん以外で初めて、聴くに値する この歌に出会えた感じです。特に好かったのは、詞章の終わりの音程を僅かに上げて唄う朗朗とした歌唱。見事な歌でした。

そして、R4.9.11 NHK-BSP『新・BS日本のうた』での 森進一さんの『吾亦紅』。

『おふくろさん』より余程 感動的でした。オイラも もらい泣き です。

 さらに、R4.10.9 NHK-BSP『プレミアムシアター』で放送された、チューリヒ歌劇場公演、ヴェルデイ作曲 歌劇『ナブッコ』の CDを聴いてましたら、第3幕と思しき冒頭、3拍子の たいへん美しい旋律の 誠に以って格調ある合唱が流れてきました。調べますと、『行け 想いよ 黄金の翼に乗って』という歌。で この歌が、R4.10.20 NHK-BSP『クラシック倶楽部』『新国立劇場合唱団・華麗なるオペラ・コーラス』で披露されたのです。

あまりにキレイな歌ですので、画面に表示された日本語をここに転記させていただきます。

 ヘブライ人の聖地エルサレムは、バビロン王 ナブッコによって侵略された。捕らわれたヘブライ人たちは、祖国から遠く離れたユーフラテス川のほとりで、この曲を歌う。
    行け 思いよ 金色の翼に乗って
    行って 山や丘の上に憩うがいい
    そこに暖かく柔らかに香るのは
    ふるさとの優しいそよ風
    ヨルダン河畔に あいさつしてくれ
    シオンの倒された塔にも・・・
    あの美しい 失われた わが祖国
    いとしく 悲しい思い出!
    予言を伝える金のたて琴よ
    なぜ 柳に吊るされて黙っている?
    記憶を 胸に よみがえらせ
    われらに昔のことを語ってくれ!
    あのエルサレムの運命にも似た
    つらく悲しい哀歌を
    さもなければ 神の妙なる響きで
    苦しみに耐える勇気を 奮い立たせておくれ

 そのような楽曲を収録した CDを仕上げるには、中間の編集作業媒体が必須であります。

オイラは 上段の MDレコーダーを、録画しているTVや PCと繋ぎ、当該楽曲を MDに取り込み、無駄な空白や余分な音を消去、また分割やジョイントや順番替えをしたりして 80分弱のマスターMDを作り上げ、これを下段のCDレコーダーにて 一括ダビングし、CDを完成させています。

80分弱という一塊がまた good です。その間、お気に入りの楽曲が 次から次へと流れて・・・それに 安心して身を預けっ放しでいられる 快感・幸せ感・・・もう言うことナシの、これぞ ”極上のひと時” と言えるものではないでしょうか。但し、そういった気分は、拘束されること無しの 自然な形=空気伝導 で取り入れられた音でなければ叶いません。

シアワセ感に浸りたいオイラは、これからも CDを拵え続けるでしょう。YouTube も充実した今日、対象となるコンテンツは今や無尽蔵と言ってもいいくらいあるからです。それに 何よりも、新たな価値を創造する この作業が 楽しいからです。

なお、今回 作ったCDは、これであります。
    


 < 追 伸 > R4.10.31 記
 歌劇『ナブッコ』の合唱が 今ひとつでしたので、たいへんココロに沁みた、プレミアムシアター放送分、チューリヒ歌劇場合唱団さんが歌唱されている当該箇所を抜き出して、これに 佐藤眞さんの『土の歌』、『セイジ・オザワ・松本フェスティバル』で演奏された ドビュッシーさんの『管弦楽のための「映像」』を付加した、新たな CDを作りました。
    
『サイトー・キネン・オーケストラ』さんには、国内外の 著名な演奏家さんたちが集ってられ、宮田大さんも遠藤真理さんもおられました。また 『FORESTA』のソプラノ 谷原めぐさんは、『東京オペラシンガーズ』のメンバーさんでもあられるようです。


 < 追 伸 > R4.10.31 記
 タイトルとは まったく関係ないですが、『オリックス』さんの優勝を、心からお祝い申し上げたく存じます。嬉しいです。そして一言 申し上げたき儀 ~中継ぎの 宇田川優希 (うだがわゆうき) さん~ のコトがあるのです。オイラは感心しました。そして たいそう 好感を持ちました。

武士道精神に反する行為であるに拘わらず、派手なガッツポーズや雄叫びが当たり前になってしまった、情けない哉、昨今のプロのピッチャー業界 (?) 。決して、カッコ良か ナイっちゅうに・・・・。

が、彼は違ってました。傑出した 闘志・気迫・精神力 を有しながらも、そういったパフォーマンスとは距離を置いてられた。まさに ”真の勇者” と言うに相応しい、凛々しく美しい振る舞いを見せてくれたのです。ピッチング内容に劣らず、誠に見事で立派であられました。

 来年は、3月8~21日の予定で 3年に1度の『WBCワールドベースボールクラシック』が開催されます。日本代表は、ご承知の通り『サムライJAPAN』という名の下、戦います。戦士さんたちに申し上げたい。決して ”侍” or ”士”(さむらい)という名を汚すなかれ と。"にっぽん" の 本当の ”もののふ” であれ と。


 < 追 伸 > R4.11.4 記
 待ち望んでいた 田中あいみさんカバーの楽曲が YouTubeに Upされていたこと、および「ちあきなおみさんテーストの好い歌だなァぁ」と思う 川野夏美さんの『空席』を中心に、オイラ好みの楽曲を鏤(ちりば)めてみようとの魂胆で作った CDです。で、⑰⑱⑲㉑㉒は 特別に気に入っている楽曲であります。
    .
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オイラは、このお三方 および 津吹みゆさん 森山愛子さんに大いに期待しています。そして、『京都から博多まで』の中の「汽車は行く行く瀬戸内沿いを」と「ついてないわと言いながら」と「やはりあなたと心に決めた」のフレーズが 大層 好きでありまして、「さすが、阿久さんだなぁ」と毎度 思いを致すコトであります。なお、川野さんと田中さんの顔写真は YouTube、羽山みずきさんは BS-テレ東『演歌の花道』の画面を 撮影・編集させていただいたものです。  

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第1楽章終了時 20秒もの拍手・・・本場ドイツでの出来事 & 『産経抄』「しずかな夫婦」について & 産経新聞記事 2編

2022-09-26 17:30:55 | 日記

 それは ドイツ ベルリン『ワルトビューネ野外音楽堂』於、2022.6.25 に開催された恒例行事『ベルリン・フィル ワルトビューネ・コンサート』での出来事。

演目は、指揮:キリル・ペトレンコ さん、ピアノ:キリル・ゲルシュタインさん、管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団さんによる、ラフマニノフさん作曲の『ピアノ協奏曲 第2番』。

上は、第1楽章を弾き終えた瞬間の ゲルシュタインさんですが、オイラは 演奏開始するや早々 「一つ一つの音にタメがあって、でえれえ 奥深ぇ。こりゃすげぇ。今まで聞いた 2番たぁ 全然モノが 違うでぇ~」と思っていましたら・・・案の定というべきか、広い会場から一斉に大きな拍手が沸き上がり・・・それに立ちすくんでる 否 座りすくんでる ↓ ステージ上の皆さん。   
         
最終楽章を終え、第1コンサートマスターの 樫本大進さんと称えあう ゲルシュタインさん。

                          鳴りやまぬ大観衆の拍手に応えられる

      指揮者の キリル・ペトレンコ さんと、キリル・ゲルシュタインさん。


オペラの舞台ですと、素晴らしいアリアに喝采が発せられ、歌い手さんが それに手を振ったり 礼をしたりのリアクションは、しばしば目にする光景ですが、クラシックの場合、全楽章終了時以外 拍手できないものと思っていましたから、第1楽章終了時に、まして クラシック音楽の本場中の本場で起きるなんて、本当にびっくりすると同時に、それほど素晴らしい演奏だったということに最初から気付いていた自分が、ちょっと誇らしげに思えた次第であります。

ただ、まだまだ若葉マークの外せないオイラですから、率先して ドイツの方々のような行動するは、いささかお門違いではないかと。なお 写真は、R4.8.28 NHK-BSP『プレミアムシアター』放送場面を撮影させていただいたものです。

で、例によって このようなCDを拵えてます。
    


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 R4.9.21の『産経抄』に、35~50歳まで、仕事をするに当たっての先生であった 城山三郎さん(もちろん 氏の作品、主に経済小説でして、ほとんど読んでいます)および 現時点 一番好きな詩人さんの 天野忠さんという、オイラの人生に大いに関わって下さってるお二人が出てられましたので、「ここはひとつコメントせずばなるまいて」と、キータッチするものであります。
.
城山さんが天野忠さんの『静かな夫婦』という詩について触れている書籍と、当該エッセー。

天野忠さんの『しずかな夫婦』という詩が掲載されている詩集『夫婦の肖像』、
   および ↓ 当該詩。
.

で、上掲コラムの補足ですが、城山さんはタクシー運転手さんに、このように言いなすってられます。「広く世間に名を知られた人ではないが、質素な生活をし、よい詩を数多く残した詩人であり、そうした人にふさわしい住まいと分かって、安心した」と。

それにしましても、大好きな城山三郎さんが天野忠さんのファンであられたことは、ほんにもって、こころ躍る 嬉しいことにございます。ちなみに 城山さんが京都駅からタクシーに乗り訪ねられた先は、京都市左京区下鴨北園町93番地であります。


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いよいよ明日、安倍さんの 国事による葬儀が開かれます。それに関する 加藤良三 元駐米大使さんのご所感であります。

この ↘ 宮嶋茂樹さんのコラムも、いいこと言って下さってます。特に ラスト 8,7,6,3,2 行。
 

 < 追 伸 > R4.9.28 記
 菅義偉 前内閣総理大臣さんの、友人代表としてのスピーチ全文です。泣けてきました。








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