秋田ぐらし akita life

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伊勢堂岱遺跡 国指定遺跡 北秋田市 大館能代空港の近く

2019年06月29日 | 日記
 伊勢堂岱遺跡は大館能代空港アクセス道路東西線建設に先立つ発掘調査で平成4年に発見され、平成7年から秋田県埋蔵文化センターが発掘調査を行い、平成8年、縄文土器や石器とともに多くの石組みが見つかったことから、環状列石を中心とした遺跡であることが判明。
 3つの環状列石が確認された。地域住民や県民から遺跡の保存の声が高まり、道路計画が中止になりこの遺跡を現地保存することに決定しました。その後の発掘調査でさらに4つめの環状列石Dを発掘、四つもの環状列石が発見されたのは他に例がない。
 その成果から平成13年に国の史跡に指定された。
 
 伊勢堂岱遺跡は縄文時代後期(4000年前)の祭祀遺跡とされている
環状列石(ストーンサークル)、配石遺構(環状列石よりも小型の配石遺構)、掘立柱建物跡、道路状遺構、落とし穴が検出されている。
四つの環状列石が発掘されたことから縄文時代の集団祭祀の考察のための重要な遺跡と考えられている。


環状列石(ストーンサークル)
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掘立柱建物跡
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伊勢堂岱縄文館(9:00~17:00)無料 ☎0186-84-8710
 縄文館内に展示されている土偶
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遺跡の周りは熊除けのために電気柵が設置されていて、縄文館では熊除けの鈴も貸し出している。















秋田の遺跡 地蔵田遺跡 弥生っこ村

2019年06月28日 | 日記
秋田市の南部 国道13号線が通る御所野台地は旧石器時代(約3万年前)から平安時代にいたるまでの長期にわたった遺跡が多数発掘されている。現在は地蔵田遺跡弥生っこ村として国の史跡に指定された弥生時代のムラが保存されている。
 弥生時代前期のムラで木柵で囲まれた遺跡は類例がないことや、東北地方北部の稲作農耕文化を知る上で極めてきちょうであることなどから、平成8年11月6日に国の史跡に指定された。
 人の営みが残された場所など広い意味でつかわれる遺跡の中でも歴史的、学術上価値が高いと認めれるものが史跡であり、地蔵田遺跡はその価値を認められものである。
 復元された住居
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村を囲む木柵
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たくさんの遺跡の全体のジオラマ
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