秋田ぐらし akita life

日常のできごと、面白いこと、おいしいこと、いろいろ

山奥のしずかな温泉 増田町上畑温泉さわらび 手打ちそば三平の十割そば

2017年08月30日 | 日記
 昨日の雨があがっているが、少し雲が多い天気の中、増田町上畑温泉さわらびに行ってみる。
道の駅十文字を過ぎたところから栗駒山の方面に向かう国道342号線に入り、十文字ラーメンの有名店「マルタマ食堂」を過ぎる、ここで腹ごしらえをしようかという思いが頭をよぎるが、この間も、もう一軒の十文字ラーメンの有名店「三角そばや」で食べたばっかりなので、今回は上畑温泉の近くのソバ屋で腹ごしらえをすることにし、十文字ラーメンをパスして山の方へ進む。
道の両側にあるリンゴ畑には大きくなっているが、まだ青いリンゴと赤く色着き始めたリンゴが枝とたわませている。
畑の中には鳥追い用のカイトがはためいている。
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しばらく栗駒方面に進むと漫画「釣りキチ三平」の看板と並んで上畑温泉さわらびの看板が見えてきた。この看板を右折して県道274号に入り成瀬川を渡る。(渓流魚がいっぱいいそう)
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さらに山に向かうことしばし、追走者も対向者もいないので、ゆっくり景色を見ながら走る。道の途中だんだん高度が上がっていくと周りにはソバが栽培されている。

温泉に入る前に手打ちそば三平で腹ごしらえ
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釣りキチ三平のエンブレム麦わら帽子が展示されている。
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お店の人に「おすすめは?」と聞いてみる。
もちろん三平そばだが、石臼曳十割ソバもおすすめというので石臼曳の十割ソバを頼む700円也。
店内のポスターはあるが、メニューにはのっていない。
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十割そばというだけあって、香りはないが歯ごたえがあり甘みが感じられ、おいしくいただく。
カウンターのところに三平そばの乾麺がうっていたので一つ購入400円也
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そば屋の道路向かいには目立つ幟の温泉がある。しかし名前がちがう「ゆーらく」とある。カーナビはもう少し奥を示している。ここはカーナビに素直にしたがってもそっと奥へ
しかし、あとでわかったことだが、「ゆーらく」は横手市営の日帰り温泉施設でさわらびの半額であったが、今回の目的は「さわらび」だったので悔いはない。
さわらびにたどり着いた。
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受付カウンターの前に自動販売機があったので、日帰り券500円を買って、受付のお嬢さんに渡して、売店の横を通って風呂へ
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ここの源泉はカルシウム・ナトリウム・硫酸塩泉で源泉温度51.6℃だそうである。
効能は動脈硬化症・切り傷・やけど慢性皮膚病・関節痛・神経痛・冷え性等だそうである。
源泉の供給量も含め、使用温度が42℃とややぬるめの設定となっているとホームぺージに書かれていたが、なるほど、私にとってはちょうどいい温度に思われた。源泉の51度だとさすがに熱いだろうし、お客の声を取り入れてこの温度となったようだ。
お湯は無色透明、なんとなくトロミがあるような気がするが気のせいかもしれない。
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木の露天風呂があったが、なんと白い蚊帳が張られている。
注意書きには夏場はアブが発生するので、刺されないようにするための蚊帳である旨書いてある。
ゆっくりと風呂につからせてもらったが、今回入ったのは中浴場の萩の湯で、他に大浴場の蕗の湯や、貸し切りの笹の湯があるらしい。一泊で入りたいものだ。

帰り道に天下森スキー場の看板があったので寄り道をする。もちろんこの時期雪などないし、スキー場も営業していない。その先に釣り堀があるようなのでちょっと見たくなったのだ。「釣りキチ三平」の作者のふるさとでもあり、釣りキチ三平で売り出しているのだからいい釣り堀があるとおもったが、案内板を見るとキャンプ場があり、その中にあるようだ。車を止めた場所から眼下にキャンプ場が見えたがどうも営業している様子がうかがえない。
さっさとUターンして帰路につく。
増田の町に近づいてくると何やら遺跡の展示 梨の木塚遺跡とある
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ちょっと寄ってみたが、竪穴式住居のレプリカが一つと室内には炉が再現されていた。ただそれだけ、少し残念




おもしろい。秋田出身の昆虫学者の本『バッタを倒しにアフリカへ』=前野ウルド浩太郎

2017年08月29日 | 日記
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何気なく、タイトルに気を惹かれて手にとった本のタイトルが『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社新書2017)著者は 前野ウルド浩太郎 本の表紙の写真は著者がバッタに扮したコスプレ写真、おふざけ感満載の本ではあるが、中身はいたってまじめな昆虫学者前野ウルド浩太郎さんのアフリカ、モーリタニアでのバッタ研究にかかわる様々な出来事を軽妙な文章で書いた本であり、面白く、可笑しく、そしてバッタ食害に対する真摯な姿勢を垣間見感動すら与えてもらえる内容であった。
しかも、前野博士は秋田出身だということで益々応援したくなる。
 著者名についている「ウルド」はモーリタニアでは最高に敬意を払われるミドルネームで「〇〇の子孫」という意味で、サバクトビバッタ研究所の所長から「ウルド」を名乗りなさいと言われ、所長に敬意を表して研究者名を改名したそうで、受け狙いや悪ふざけではないようだ。
日本と気候、風土が全く違うアフリカ、モーリタニアでの奮闘記が盛りだくさんで、読んでいくと見知らぬ土地や人々が身近に感じられてくる。
モーリタニアへの入国時の入国拒否のやり取りのくだりや、モーリタニア人の好物ヤギ料理の話、昆虫(バッタ)研究、数々の博士の失敗譚が軽妙な文章で語られる。
二年間の研究期間をすぎて、無職になってもモーリタニアにとどまる決意を固め、バッタの研究を続けるくだりや、その後、京都大学白眉センター特定助教授として職を得、後顧の憂いを断って研究に集中できることになるが、バッタの研究にかける情熱は本物だと感じる。

秋田の地元放送局ABSのアナウンサー田村修さんのブログでも紹介されているので一読を
 http://www.akita-abs.co.jp/blog/tamura/archives/468




横手の秋田県立近代美術館と十文字ラーメン

2017年08月25日 | 日記
横手市にある秋田県立美術館では今、「ミューズまなざしの先の女性たち」が9月18日まで開催されていて、国立西洋美術館の所蔵品のモネの絵やルノワールの絵が見れる。
国立西洋美術館といえば「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」の構成資産として2016年世界文化遺産に登録された。なぜか同じ上野の国立博物館や、都立美術館には何度もいっているのに、西洋美術館は素通りばかり、中にはいったことがなく、常設の作品も見たことがなかったので、いい機会なので久々に横手を訪ねてみる。
秋田県立近代美術館は秋田ふるさと村の中にあり少しわかりづらい。
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ふるさと村の玄関を通っていくのだが、そのふるさと村の入り口には巨大なスイカが展示されていた。重さを当てるクイズがあって、正解するとコメがもらえるそうなので応募してみる。
86.3kgで応募したが、いったい何キロあるのだろう。
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さて、展覧会だが、ふるさと村のエレベータで3Fに行き、渡り廊下を通って美術館にたどり着く、
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ここで入場券を購入して、美術館のエレベータで5Fに行きたどり着つく。
会場はあまり人もいなく、ゆっくり観覧できるので自分の好きな絵の前にいつまでもいても良い。
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しかし、老眼の私にとってはエッチングのサイズの小さい版画の作品は会場の暗めな照明と相まってとても見づらい。
 ガブリエル・カペ=自画像(ポスターの表紙画)や「悲しみの聖母」=カルロ・ドロチなどがゆっくりと見ることができた。
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少し遠い横手の美術館ではあるが、東京からわざわざ美術館が出張でやってきてくれるので東京にいるよりも美術館の敷居が低く身近に作品が見られるような気がするし設備も立派である。
さて、美術館を出て、少し足を延ばし、十文字ラーメンの有名店「三角そばや」にて十文字ラーメン中盛 ¥830をいただく
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あっさりしたスープに細い縮れ麺、それに麩が特徴 何杯でもいけそうだ。
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ちなみにお店の壁には「秘密のケンミンショー」で紹介されたというポスターと
三角の「中華そば」由来が書いてあるポスターが張られていた。
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砂像が並ぶ サンド クラフト イン ミタネ 2017

2017年08月09日 | 日記
サンドクラフト イン ミタネ 釜谷浜海岸海水浴場の砂像群を今年も鑑賞しにでかけました。今年も保坂俊彦さんがメインで砂像が制作されています。保坂さんは今年、台湾で行われたサンドアートの世界大会、13カ国・地域から集まった20名の砂像彫刻家が、「ヒーロー」をテーマに砂像を制作し、この世界大会で保坂俊彦さんの「宮本武蔵」が1位になった。保坂俊彦さんは、日本では2人しかいないというプロの砂像アーティストで砂像プロデューサーとして全体をプロデュース。今年のテーマは「世界のおとぎ話」ということで、今年もたくさんの作品が並んでいます。「サンドクラフト イン 三種」のイベントは7月29日~30日で終わっていますが、砂像はまだ健在。
メイン砂像保坂さんの作品 「シンデレラ」
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隣に特別砂像中国から余明(ユイミン)さんの「白雪姫」
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特別砂像、日本の松木由子さんの「竹取物語」
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特別砂像 台湾、陳恰静(チェンイーチン)さんの「西遊記」
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黒潮町砂像連盟 高知県の「桃太郎」などが並んでいます。
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これら大きな砂像より少し小ぶりな作品群、「第七回砂像甲子園大会」と銘打って高校生がが制作した作品も並んでいます。
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日が落ちて、あたりが薄暗くなるとライトアップされ、昼間とは違った雰囲気を醸しだします。
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竿灯まつり2017 最終日

2017年08月07日 | 日記
竿灯まつり2017が八月三日から八月六日までの4日間開催されました。
竿灯まつり実施中の4日間は連日の暑さで差し手も大変ですが見るほうも大変です。
夕方は少し風が涼しくなって来ましたので、日中よりはましになっています。
演技開始時間に合わせて会場に到着すると空も暗くなって、いい雰囲気になっています。
ちなみに差し手、太鼓、笛は祭の一か月ほど前から熱心に練習をしています。
「トラの穴」の練習風景です。
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本番の竿灯まつりは「トラの穴」で鍛えられた差し手や太鼓や笛の晴れ舞台です。

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最終日だけあって差し手も疲れがでているのかハプニングが・・・・!

今年は豪華客船の来航に合わせて臨海鉄道の貨物専用線路を利用した列車が運行しました
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豪華客船のための特別列車なので無料かと思いきや、ちゃんと200円の切符を購入するようにアナウンスをしていました。
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かくして、列車は寄港地の土崎港へ出発
さらに夜11時には出航に合わせて花火の音が鳴り響きました。
さすが豪華客船、来年も来てください。