秋田ぐらし akita life

日常のできごと、面白いこと、おいしいこと、いろいろ

史跡 尾去沢鉱山 1300年の歴史を誇る銅鉱脈群採堀跡.に行ってみる

2018年10月20日 | 日記
10月20日 以前地元の魁新報に乗っていた記事を読んで予約した尾去沢鉱山の見学ツアーに参加してみた。
10時30分からのツアー開始前にチケットを購入。@1,800円であるが、購入の際に「65歳以上ですかと」聞かれた。どうも、シルバー割引があるらしいが、残念ながら65歳まであと少し間があるので適用にならない。
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それはともかく、時間になって、さっそくツアー開始
坑道に入る前に、案内人からここの鉱山の地盤が固いので、落盤事故が少なくしたがって、「落ちない」の縁起担ぎにお守り代わりに岩盤と鉄鉱石が入った小袋をいただきました。
その後、砂金採りとパワーストーンのアクセサリー作りに分かれて体験コーナーをしばし
私は強欲なので、砂金採りを選び、さっそく挑戦
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砂金採りの方法を説明してもらい、しばし作業すると、何粒か、砂金がとれた。
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記念に小さなカプセルに入れてお持ち帰り

さて、いよいよ案内人とともに坑道の中へ
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ここの鉱山は一般的な鉱山と少し違い鉱床にそって掘り下げるのではなく掘り上げる、上に上に掘る方式だそうで、まさに見上げると、上に上に掘削されている。
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照明に照らされて幻想的な空間が先に先に延びていく
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ここは、鉱脈に沿って掘り上げる採掘方式なので、山全体の坑道の高低差が450mにもなるそうである
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しばし先に進むと山神社が鎮座している。鉱山が現役のころはここは、工具などの修理場であったそうで、ここで先ほど作ったアクセサリーなどを神前においてお参りして、山神社のパワーをアクセサリーなどに注入してもらえるそうである。
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そして、振り返ると酒蔵が・・
地下の安定した温度と湿度で酒がうまくなるそうで、500円で三年間個人の酒瓶をねかすことができるそうだ
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さらに先に進むと、かつての手掘の坑道にでる。
1300年前の坑道はわからないが、江戸時代、南部藩の所領であったころの様子が人形で再現されている。
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また、江戸時代にはこの鉱山に隠れキリシタンの人々も働いていたようで、この鉱山は差別なく受け入れていたと説明されていた。
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最後はエスカレーターで元の売店に続く
エスカレータを上がり切ったところに
金塊が、でもこれはレプリカです
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売店ではいろいろなお土産品等並ぶなか、先ほど坑道の中で見た日本酒が売られていたので購入した。地元の酒蔵かずの銘酒の千歳盛を坑道で寝かせたものだ。
かずの銘酒はなんでも後継者不足のため、居酒屋半兵衛を経営する会社の子会社になったようだが、飲むのが楽しみである
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今日の見学ツアーの説明員さんの話は、鉱山の話から、尾去沢の盛衰について、戊辰戦争の話、秋田藩と南部藩の関係の話など多岐にわたりとてもおもしろかった。
最後に帰り路で見た採鉱場跡の現在
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この界隈に鉱山関係者の長屋などがあったらしい














絶対に食べてはいけないキノコ

2018年10月16日 | 日記
ブルーメッセ秋田においてキノコ教室2018が開催された。
講師は林業研修センター 菅原部長
以下、内容の要約
キノコによる食中毒
多いのは
クサウラベニタケ 
ツキヨダケ
トクササコ

なぜ間違えるのか?
誤食はそれぞれが似ているからで
クサウラベニタケはハタケシメジと誤食
ツキヨダケはヒラタケ誤食
ドクササコはナラタケと誤食
すごく似ているので、誤食しやすい
特にトクササコは「死のキノコ」といわれるほど猛毒のキノコなので、絶対たべてはいけない。


スギヒラタケ
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これまで可食とされていたが、近年秋田でもスギヒラタケを食べて急性脳症を発症した例があり、成分を分析した結果原因と考えられる複数の成分が検出されているが、腎臓に障害がある人が中毒する、健康な人は大丈夫などといわれるが、健康な人も中毒症状が出たケースもあるので因果関係がはっきりわかっていないので農林水産省は原因が特定できるまでのあいだ採取しないように呼びかけている

毒きのこの見分け方を問われるが
毒キノコの見分ける方法はないということを念頭に
・地味な色のキノコは食べられる
・虫がたべているのは食べられる
・なすといっしょに煮ると食べられる
・干して乾燥すれば食べられる
・塩漬けにして水洗いすれば食べられる
・傘の裏がスポンジ状のキノコは食べられる
・縦にさけるキノコは食べられる
これらの俗説は迷信であり、安易に食することはすべきではない
日本のキノコの種類は一万 その中で名前があるのが3千
その3千の中で、毒キノコが300種 その中で猛毒は30種
種類からいえば毒キノコの方が少ないことになるので、誤食しないためには毒キノコを覚える方が早いかもしれない

さきほどの「死のキノコ」ドクササコ
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笹薮から広葉樹林まで幅広く生える。
誤食すると数日~2週間経って、つまり、忘れたころから手足の猛烈な痛みが発現する。その痛みは1週間から2~3か月もつづくそうで、あまりの痛みに耐えかねて自殺したり、患部を切断したり、睡眠不足からの衰弱死までおこるといわれている。
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通常の毒キノコは食べなければ害はないのだが、触ってはいけないキノコがある
さわってはいけないキノコは、カエンタケ
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このキノコは身近の公園などでも生えることがあり、サンゴに似た形態や色で目立つため、子供があやまって触ったりする可能性があるので気を付ける。触ると皮膚が炎症を起こす
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ホテイシメジはアルコールと一緒に食すると中毒症状がでる場合がある
シビレタケ(マジックマッシュルーム)は幻覚症状がでるなど、いろいろ注意しなければならないことがある。


キノコは旨味がなくなるからなるべく洗わないでとかいわれるが、キノコの表面には雑菌がたくさんついている場合があり、生食をしないで洗って食べることが大切



少し紅葉の太平湖と小又峡 2018

2018年10月04日 | 日記
秋田の山もそろそろ紅葉が始まったかと思い、太平湖~小又峡へ行く。
秋田市から約一時間半で太平湖に到着、小又峡にわたるのには遊覧船で行く必要があるので
太平湖グリーンハウスにて、乗船券を購入
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グリーンハウスの周りは木の葉が少し色づいている
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往復で@1、400円 の乗船券を購入し、いざ乗り場へと向かうが、駐車場から400メートルほど下る

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桟橋にたどり着く
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ここから乗船して、行きは太平湖を周遊しながら進む、ポツリポツリと気の早い紅葉が点在する
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途中、熊の巣穴があると案内され見てみると赤のペンキで6と書かれた岩の斜め左上の木の根元に巣穴が二つ見えた、熊の存在が身近い
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昔の木材搬送用のトロッコ線路の址のゲートのような橋脚を通って小又峡の乗船場に着く
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ここから小又峡の三階滝に向かう 歩道はしっかり整備されている
 
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歩道下の水面には甌穴がたくさん見える
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小又峡の石碑があった
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だんだんと水と歩道が近くなる
千畳敷というところだろうか、コンクリート製の飛び石を渡る
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足場は一枚岩を歩いているので、コンクリートの舗装をあるいているようで小石一つ見当たらないが、油断すると滑る

変化に富む流れの脇を進む




橋をわたながら撮影


化の滝 化の堰を通って 三階滝へ
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三階滝は水煙が上がって迫力満点だ 高さ20メートルらしいがそれ以上に見える
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帰路の湖上で小舟が2槽いたが、案内人によるとキノコの採取に舟を使っているのだそうだ、マイタケなどのキノコを求めてあちらこちらと秘密の場所を探索しているようで、許可などなくて勝手に舟を浮かべているそうだ

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今回前面紅葉には早かったが、あと一週間たてば前面紅葉になるとのことで、晴れた日の早朝は水面が静かで紅葉が美しく映り込み、それを狙って写真家?さんがたくさん訪れるそうである
 
帰宅途中に太平湖の下にある森吉山荘で乗船券を見せると入湯料100円引き、食事100円引きになるとのことであったが、森吉山荘を過ぎて秋田内陸縦貫鉄道の阿仁前田駅の駅舎にある「クウィンス森吉」で昼飯とお風呂
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秋田内陸線の改札口を横目に見ながら中に入り、3階の食堂にて、比内地鶏の親子丼をいただきました
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お湯はカルシウム・ナトリウム-塩化物泉で半円形の源泉浴槽はうすく濁っているが大浴槽は透明でしょっぱい
源泉かけ流しの露天風呂も薄く濁っているので源泉は薄濁りのお湯なのであろう
クウィンズ森吉の詳細