青森県七戸町にある 東北地方太平洋岸、小川原湖西岸に形成された前期から中 期(紀元前3,500年~2,000年頃)にかけての大規模な貝 塚を伴う集落遺跡である。貝塚は東西に2か所形成され、竪 穴建物、貯蔵穴、墓も配置されている。この時期の貝塚 として東北地方有数の規模を誇るそうである。中でも、有名になっているのは、犬の埋葬遺跡があることで、埋葬されていた犬は幼犬だそうだか、完全な形で出土したようである。 出土品が展示されている二つ森貝塚館を訪ねると埋葬された犬が展示してある。縄文人と犬との深い関係がうかがえる。
二つ森貝塚館は出土した土器や貝塚のレプリカが展示されている。
順路の最初の方には手で触れることができる土器や石鏃など展示されている。
貝塚館から少し離れた二つ森貝塚に向かう 世界遺産登録にむけて整備されたきれいな案内板が出迎える。青森県の遺跡の案内板は他の遺跡を回っても同じような統一されたデザインだ。
広い台地状のスペースに復元された竪穴式住居が二棟、順路を進む二人の先にある
通路の右側から縄文犬が発掘されたそである。 そして通路の左側は貝塚である
貝塚の辺りの地面をよく見るとまだ貝殻が沢山おちている(1500年間の積み重ね) この丘陵もかつては海進によって海が間近だったようである