秋田ぐらし akita life

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岩手県 御所野遺跡

2020年07月24日 | 日記
御所野遺跡
 馬淵川東岸に広がる中期後半(紀元前2,500年~2,000年 頃)の大規模集落遺跡である。配石遺構を伴う墓域を中心に 集落が構成され、東西の住居域には竪穴建物が密集し、土 屋根住居が確認されている。この台地は平安時代まで竪穴住居があり、継続して利用されていたようであるが、縄文中期の集落跡として復元されていて、中でも遺蹟西側で発見された消失住居は分析の結果、焼土や炭化材の出土状況から、全国的にも類例のない縄文時代の土屋根住居の痕跡であることが分かった。
 御所野遺跡は、この全国的に類がない土屋根住居を復元した縄文中期の集落遺跡公園となっている。


(御所野縄文博物館のパンフレットから)

駐車場から遺跡公園に向かう入口


タイムトンネルのようなアプローチ 吊り橋になっている


復元された土屋根住居


住居内部 腰板と炉がある


土屋根住居を証明する燃焼実験跡


中央部にある復元された掘立建物(倉庫につかわれた)


配石遺跡

博物館の展望室から見える人たちは縄文人の子孫であろうか


公園を見学した後、御所野縄文博物館を見学(@300円)
縄文土器、土偶、石器など多くの展示品が並んでいる。
その中でも国重要文化財に指定された鼻曲り土面が展示されている。
(御所野遺跡よりも馬淵川下流にある蒔前遺跡で出土)



北東北縄文遺跡群 弘前市 大森勝山遺跡を見学

2020年07月21日 | 日記

三千年前の環状列石、津軽を代表する岩木山の山麓にある縄文遺跡を見学に出かけた。場所は弘前市大森勝山遺跡、岩木山の大規模開発の前の発掘調査(昭和34~36年)で発掘され、後に弘前市により公有地化され保護された。

特徴 ・ 縄文晩期の環状列石遺跡であること(三千年前はすでに弥生文化がはじまっている)
      大森勝山環状列石遺跡は秋田の伊勢堂岱遺跡、大湯環状列石遺跡の千年後の遺跡である
   ・ 列石の場所は整地されている(土木工事が伴っている)
   ・ 冬至に太陽が岩木山山頂へと沈む地点に立地しており、その線上に大型竪穴建物跡がある
   ・ 使用目的、方法が不明であるが約250点出土した円盤状石製品
など 県道30号を車で走り、案内板に従ってリンゴ畑の中の細い道を走ると遺跡の案内板がある。

 

 世界遺産登録に向けて色々と工事が始まっているらしく、トラックなど、作業車両が稼働している。

 

「見学者はこちら」の案内にしたがって遺跡に向かう

発掘されてから一度埋戻しされていたようである

環状列石があった場所は復元作業中のようである 大型竪穴建物跡はすでに復元されている 冬至にはここから見える岩木山に日が沈むのが見られるようだが今日の岩木山は雲で隠れている。 整備工事が終わったらまたしっかり見学したいところである。


中村往夫 写真展 と 浅舞公園 あやめ

2020年07月01日 | 日記

秋田が誇る水中写真家(こんなカテゴリーがいいのかどうか)中村征夫の写真展が開催されているのだが、コロナ過のため、途中中断となったり、紆余曲折 今週で終わるようなので、しばらくぶりに県立近代美術館に  

水中写真ではないけれと、ジープ島の写真がものすごくきれいだった。とてもこの世のものとは思えない程 写真でみてこんなに美しいのだから、そのままを見たいと思う。太陽の熱さ、肌を過ぎる風とか、ただただ美し夕日をボーと見ていたいものだ。


さて、帰る道すがら浅舞あやめ公園に立ち寄る。 例年行われているあやめ祭りは今年は中止となり、寂しい限りだが、今の公園は入場料無料であやめを見ることが出来る。  

咲き終わった花を摘んで来年また美し花が咲くようにアヤメたちの手入れをしていた。

 


来年はいつもの年のようにいくことを願うばかりだ。