秋田ぐらし akita life

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北海道・北東北の縄文遺跡群をたずねる

2020年06月23日 | 日記
北海道・北東北の縄文遺跡群の一つ
亀ヶ岡石器時代遺跡
縄文晩期(3,000年~2,300年前)亀ヶ岡文化の指標となる亀ヶ岡石器時代遺跡を見学に出かけた。
 亀ヶ岡考古資料室に最初に到着
 資料室には亀ヶ岡文化(北海道南部、東北地公南部、新潟県の一部)の指標となる土器、装飾品など展示されている。
 あいにく、有名な遮光器土器は国立博物館に囚われているので、展示されてはいないがこの遺跡で出土したのである。






縄文晩期の土器、見た感想は、煮炊きに使った土器というよりも、食器に近い感じがして漆をぬったり手の込んで美しい土器である。


しばし、展示品を鑑賞したあと、亀ヶ岡遺跡の現場に移動、
案内所があるが、土日はボランティアの方がいるそうだが、平日は無人、出入り自由と表示があるので、中に入り案内パンフレットを頂く




縄文晩期の土抗慕が発掘された場所、縄文人が好む、小高い丘の平坦地にある土抗墓遺跡、玉類などが出土し、土抗の底面には赤い顔料の拡がりが見られたとある。


田小屋野貝塚に移動


 亀が丘遺跡に先立つ縄文時代前期中頃~中期中頃(紀元前4000年~紀元前2500年頃)の日本海側には珍しい貝塚遺跡である
この地は、縄文海進時には、十三湖が側まで進出しており、西側の日本海も現在より近かったようで、貝塚があるのもうなずける

イルカやクジラの怪獣骨や骨角器、ベンケイガイの貝輪の完成前の製品の出土や人骨(女性)が発掘されたそうである。
亀ヶ岡遺跡と隣合った小高い丘には、かなり長い間縄文人が住み続けていたようだ。