気をつけるべきことはたったふたつ。
- 相手の気持を受け止めること
- 相手に「聞いている」とつたえること
そもそも「聞く」とは何をすることなのか?
ここでは、「聞く」ということを、
「相手の気持を受け止めて、相手に『聞いている』と伝えること」と定義した。
3つの聞き方の違い
①情報を収集する聞き方
②自分中心の聞き方
③相手中心の聞き方
相手の話を「相手はどうなのか」という視点で聞くやり方
そもそも自分と相手は違う価値観を持っているという前提で話を聞く。
これが、相手の気持を受け止める「共感」ベースの聞き方だ。
共感をベースにする聞き方は、事実関係を明らかにしたり、個人的な興味で聞くのではなく、「相手の気持を聞く」聞き方だ。
「共感」と「同感」はまったく別物
「共感」と「同感」は一般的には、同じような意味で使われるが、心理学ではこれをはっきり区別する。
「同感」や「同情」は、相手の意見に賛成することを意味する。
一方、「共感」は、自分の気持ちをひとまず横において、「あなたはそうなのですね」と相手の気持を理解すること。
心の色眼鏡をはずす
相手の話を楽に聞けるようになるテクニックは、自分の中にある「フィルター」を意識するという方法だ。
それは、共感ベースの聞き方をするときの心構えの一つでもある。
会話とは、自分たちが話すときと聞くときのお互いのフィルター、枠組みの見せ合いっこであり、ズレや誤解を修正していくことである。
共感ベースの聞き方はスイッチでオンオフ
「傾聴とはスイッチだ。それを入れるのも切るのも、あなたが決めることだ」
誰の話でも、どんなときにでも、常に共感をベースに相手中心に話を聴かなければならない、などと思う必要はない。
ときには相手中心の聞き方もできるという選択肢を持っているということが重要。
(「魔法の聞き方」渡辺直樹著参照)
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