先日全身ガンに侵されながら最後まで生ききって亡くなった樹木希林さん。
NHKスペシャル「“樹木希林”生きる」をみた。
ひとりのディレクターが1年間の密着取材を許されてつくられた番組だ。
その時々に出されるディレクターの質問に答える形で、いつしか樹木希林の生き様が語られていく。
人間がほかの動物と決定的に違うのが、大きな脳と言葉の存在だ。
ふだんから何気なく話される会話。
日常会話は相手と水平関係にある。
病気を宣告されるときの言葉や上司からの命令。
それらは否応なしの垂直関係にある。
ディレクターと樹木希林の会話はそのどれでもない。
質問に対して深く考えながら樹木希林は答えていく。
「こんなんで番組がつくれるの?」と樹木希林はディレクターを追い詰める。
ディレクターも深く考えながら樹木希林と向き合っていく。
そして1年間の密着取材の録画をディレクターは樹木希林に見せた。
通して見ると樹木希林の生きた物語が浮かんでくるさまに、彼女は満足そうだった。
「話す」でもない「告げる」でもない「語る」という姿をそこに見た。
人間は誰でもそれぞれの物語を生きている。
その物語にはあらかじめの脚本も筋書きもない。
ただその人の生きてきた軌跡が「物語」になる。
どこで終わるのか、どういう形で終わるのかも見えない物語。
樹木希林がこれまで断り続けてきた密着取材をなぜOKしたのか?自分の人生そのものを最後の最後まで生ききってみせた役者の姿を見た思いだった。
「広告コピー秀作集」
プロ野球選手の初ホームランは、
きっとバッティングセンターで生まれている。
NHKスペシャル「“樹木希林”生きる」をみた。
ひとりのディレクターが1年間の密着取材を許されてつくられた番組だ。
その時々に出されるディレクターの質問に答える形で、いつしか樹木希林の生き様が語られていく。
人間がほかの動物と決定的に違うのが、大きな脳と言葉の存在だ。
ふだんから何気なく話される会話。
日常会話は相手と水平関係にある。
病気を宣告されるときの言葉や上司からの命令。
それらは否応なしの垂直関係にある。
ディレクターと樹木希林の会話はそのどれでもない。
質問に対して深く考えながら樹木希林は答えていく。
「こんなんで番組がつくれるの?」と樹木希林はディレクターを追い詰める。
ディレクターも深く考えながら樹木希林と向き合っていく。
そして1年間の密着取材の録画をディレクターは樹木希林に見せた。
通して見ると樹木希林の生きた物語が浮かんでくるさまに、彼女は満足そうだった。
「話す」でもない「告げる」でもない「語る」という姿をそこに見た。
人間は誰でもそれぞれの物語を生きている。
その物語にはあらかじめの脚本も筋書きもない。
ただその人の生きてきた軌跡が「物語」になる。
どこで終わるのか、どういう形で終わるのかも見えない物語。
樹木希林がこれまで断り続けてきた密着取材をなぜOKしたのか?自分の人生そのものを最後の最後まで生ききってみせた役者の姿を見た思いだった。
「広告コピー秀作集」
プロ野球選手の初ホームランは、
きっとバッティングセンターで生まれている。