忘備録の泉

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世界の三大宗教からみた「生きる」とは②

2020-08-26 09:08:28 | Library

イスラム教

 

人間は唯一アッラーだけに隷属する存在であり、ほかのいかなる権威にも隷属しないという考え方です。
それはいいかえれば、神以外のあらゆる権威から自由であるということでもあります。
この認識を政治、法律、経済から日常生活にいたる人間の営みのすべてについて貫こうとするのがイスラームです。

神に仕える信徒は、まず宗教的義務を果たす必要があります。
イスラム教では、生きるルールとしての聖典コーラン”があり、すべての行動は聖典に従わなければなりません。
そして聖典に従うということは、一人一人が能力に応じ、自分が主体的に何をすべきかを、聖典の言葉の中に見出すように努力することです。

さらに、詳細を教えてくれるマニュアルとしてのハディースが、人々の確固とした心の拠り所になり、悪いことをしてしまっても良い行いで挽回できる柔軟性も兼ね備えています。
食欲、物欲、性欲に関しても、節度があるからこその快楽という考え方です。

このようにイスラム教徒は、その生き方を厳格にコーランのなかで定められており、自殺することは禁止されています。

 

(つづく)


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