忘備録の泉

思いついたら吉日。O/PすることでI/Pできる。

傾聴は人を生かす

2019-03-09 15:27:28 | 心理
じっくり傾聴され、相手が自分のことを理解し受け入れてくれたと感ずることができると、心の底に眠っている自覚していなかった思いや願いに気づくようになる。
そうして自分を受け入れられるようになると、自分の気持や感覚に自信がもてるようになり、その自分の正直な気持ちや感覚を大切にするようになる。
自分自身を好きだと思えなかった人も、自分を好きだと感じられるようになる。

自分のありのままの姿を信頼できるようになると、悩み事が減っていく。
それは、他人から悪く思われるのではないかという不安から解放され、他人の目をそれほど気にしなくなり、他人の価値観に振り回されなくなるからである。

物事や他人について悲観的な受け止め方をする傾向があった人も、現実を見つめ、現実に即した感じ方をするようになる。
考え方も柔軟になり、白か黒かで決着をつけなければ気が済まなかった人が、「こういう見方、感じ方、方法もあるな」と、異なる側面を認めることができるようになる。
生きること自体がらくに感じられ、自発性とやる気が湧いてくる。
他人に理解してもらえると自分に自信がもて、自由でらくな生き方に出会い、もっと良い人生にしたいという気持ちが強くなってくる。
人は「心」に生かされるのである。
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傾聴を妨げるもの

2019-03-07 09:37:37 | 心理
人の話に素直に耳を傾けることのできない人がいる。
負けたくないという気持ちが強すぎると、傾聴を妨げる。
幼いころから「強くないといけない」「負けてはいけない」「成功しないといけない」と期待されて育てられた人は、競争しようとする傾向が強くなり、話を聴くのが苦手になるケースが多い。
競争心そのものは悪いことではないが、話を聴くことができなければ、人との関係は疎遠になり、人生において大きなマイナスになってしまう。

仕事関係や近所づきあいなど様々な場面で、「自分が正しく、相手が間違っている」ことを証明しなければならないという思いに発展してしまうと、人間関係がぎくしゃくしてしまう。
自分の正しさにこだわる人は、心が弱く不安定で、間違ってしまうこと、失敗することをとても恐れる。
そのため、話の流れをコントロールして主導権を握ろうとしてしまう。
聴き手が主導権を握ってしまっては、相手の話を聴くことはできない。
どちらが正しく、どちらが間違っているかということにとらわれず、人とのつながりを大切にしながら関わっていくのが傾聴である。

傾聴においては、会話がどんな内容になるのか、どんな方向に流れていくのかは、話し手にも聴き手にもわからない。
相手に話したいことを話してもらい、聴き手はそれを理解しよう、受け入れようとしてついていくだけで、その結果どうなるのかの予測はできない。
とにかく話を聴くときは、話の流れに身を任せることだ。
そう考えれば、どんな人からの、どんな話でも、不安になることはない。
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傾聴とクレーム対応

2019-03-06 10:55:54 | 心理
怒っている相手の興奮を鎮めようと、つい言ってしまった言葉が“売り言葉に買い言葉”になってしまって、事態を悪化させるケースがみられる。
カッカしている相手を目の前にすると、私たちはついつい、その怒りをなだめようとしがちだ。
でも、そんなときに出る言葉は、心のどこかに相手に対する批判的な気持があるので、それを相手は敏感に感じ取り、火に油を注ぐ結果となる。

傾聴の基本は、まず相手の話を黙って聴くことから始まる。
そして、話を聴くときのポイントは、相手を責めないことだ。
相手を責めずに黙って聴いていると、怒っている人の怒りの感情の下にあるものがみえくる。
傾聴に慣れてくると、相手の立場に自分を置き換えてみることができるようになる。
そうなると、相手とのよい距離感が生まれてくる。
あなたが相手の気持を否定したりないがしろにしたりしていないと、相手に感じてもらえることが大切だ。

どのような訴えであっても、その声に耳を傾ける。
相手が感情を吐露できれば、冷静さを取り戻してくれるだろう。
冷静になって慣れてきたと感じたら初めて、「質問」を入れてみる。
傾聴することでクレーム解決率は格段に高まるであろう。
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傾聴は家庭円満の秘訣

2019-03-05 11:26:25 | 心理
恋愛中は、相手に嫌われないように気を使う。
うわの空で話を聞いたりしないし、相手に正対して向き合い、言葉だけでなく、その顔つきやしぐさにまで気を配る。
ところが夫婦となり長年連れ添うと、ついつい話を聞くことをおろそかにしてしまう。
これは多くの家庭に見られる風景だが、とても“聴く”どころの話ではない。

このような夫婦間に生まれやすい心の溝を埋めるにも、傾聴は役立つ。
奥さんにしてもご主人にしても、いつ話しかけても返事はうわの空だとしたら、どう感ずるだろうか。
大切な話をしているときに、相手がテレビを観ながら話を聞いていたらどうだろうか。
人は誰でも自分を大切にしてほしいと感じているから、そんな場合は(この人は自分に対して無関心である)と感ずるだろう。
相手と向き合って話を聴く時間を惜しんでいては、良い夫婦関係が築けるわけがない。
傾聴は、家庭生活の中でもとても大切なことだ。


「この世の最大の不幸は貧しさや病ではない。
それは、誰からも自分が必要とされていない、と感ずることだ」(マザーテレサの言葉)
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傾聴はチームワークの要

2019-03-04 11:19:11 | 心理
経済産業省が提唱している「社会人基礎力」は、社会で活躍できるような人材を育成するための指標である。
その指標は、「3つの能力」と「12の要素」で構成されている。
詳しくは経産省のHPをご覧いただきたいが、「3つの能力」のひとつにチームワークがあり、そのチームワークの要として「傾聴力」があげられている。


傾聴は人と人の絆をつくる。
福祉・医療・心理・教育など、どの仕事についても、人を援助する仕事には気持ちが関わってくる。
それは労働運動においてもいえることだ。
絆があるから、援助者としての力が発揮できる。
傾聴は援助の力を強化するのである。
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