人間というものは弱いもの。
「誰にも迷惑をかけないかぎり、自分らしく振る舞えばいい。」
「人間関係をつくるのは、ゆっくりでいい。」
「自分が望まない関係性は、間合いを遠く持とう。」
人は一人では生きられません。
だから基本のコミュニケーションだけは大切にしようと思います。
あいさつすること。返事をすること。嘘をつかないこと。
人生をゆっくり楽しむようにしたいと思います。
「余にはボディガードが必要だ。極く限られた人数でよい。ただし、100万人といえども我行かん、自分の兄弟に対しても向かってゆくという気概を持った男でなければならない。20人でひとつの都市を相手にするーただし絶対に余のみに忠誠を誓う人間であることー男たちは、“得体のしれない大人数”よりもずっとよい」
アドルフ・ヒトラーのこの言葉によって、ナチス親衛隊(SS)は生まれた。
これはゲリー・S・グレーバー著「ナチス親衛隊」からの抜き出しである。
占領という言葉は「他国による自国の強制的管理」の意味で使われるが、ドイツの場合はナチスが権力を握ると、それに続く時代は警察国家装置が存在し、それが社会にだんだんくいこんでいき、ナチスによるドイツ占領となっていく。
ナチスが一番強力な支持基盤を得たのは大学であった。支持基盤がないところには味方の教授を投入した。選挙民へのアピールには300名を超える大学教授がヒトラー支持に名を連ねた。
アドルフ・ヒトラーの忠実なる僕のハインリッヒ・ヒムラーは親衛隊長としてドイツ国内に「SS帝国」を築き上げていく。まずはSSのえじきとなった犠牲者たちとは普通のドイツ国民だった。国家の敵として目をつけられた者たちは勝手に逮捕されていく。裁判などなく強制収容所送りだ。そして戦時中のジェノサイドが始まる。背筋が寒くなるような状況がこの本(「ナチス親衛隊」)には綴られていた。
ヒトラーは、ユダヤ人の世界陰謀という神話にのめりこみ、狂気の世界に入り込んでいった。
これに異を唱える者はSSの手によって粛清されるから、誰一人としてヒトラーの前に立つ者はいなかったであろう。
- 不快になったら「今を献上する」と唱える
誰かに関して不快なことを考え始めたら「今を献上する」という言葉を頭のなかで唱える。これはカウンセリングの「逆説」という考え方を使ったテクニック
相手のことを考えて嫌な気持ちになり、不快感でいっぱいのときは、他のことは何も考えられない状態になっている。つまり、私の「今」という貴重な時間を相手に「献上」してしまっているわけだからとんでもないことである。
「とんでもない!あんな奴に私の貴重な時間を献上なんかしたくない!」という気持ちになるわけである。
「今を献上する」と唱えて、逆説的に相手に自分の今を与えなくなれば、自動的に自分の孤独と向き合い、それを認めることができる。人間は元来、一人で生きて、一人で死んでいくものなのだ。誰にも煩わされるな。
- 孤独を解消して「逃げられる自分」になる
孤独で人の気持ちを考えることがやめられなくなっていて、自分らしく生きられなくなった
自分の力でなんとかしようとしないこと。「孤独の発作を起こしているんだな」と認めるだけでいい
ムカつく人、嫌いな人も孤独だと認める。「相手も自分と同じで孤独の発作を起こしているんだな」
自分の孤独の発作を認めたときに、意識がつくり出す幻想の孤独の世界から逃れられる - 孤独なのは自分だけじゃない、みんな孤独なんだ
誰もが孤独を感じていて、そのために発作を起こす