忘備録の泉

思いついたら吉日。O/PすることでI/Pできる。

語彙力を高める(2)

2017-06-30 08:51:46 | Library
「ポイント3つ挙げ」
グルメ番組で、料理の感動を伝えたいと思うとき、「おいしい!」とだけ話したらどうだろう。
単純なワードだけではその「美味しさ」は伝わらない。
そんな時は、単純なワードのあとに、具体的な描写を付け加えるといい。
たとえば、「おいしい!さくさくしていて、歯ごたえがあって、そのくせとろけるような味わいですね」といった感じである。
単純ワードをほかの言葉に置き換えるときのコツは、ポイントを3つ挙げることだ。
たとえ5つあっても、3つにまとめる。3つがポイントだ。
語彙力を、この「ポイント3つ挙げ」訓練を使って鍛えてみよう。

慣用句や四字熟語
集中して語彙を増やしたい場合は、中学受験で使う「四字熟語」や「慣用句」に目を通す。
ことわざなどの昔から残っている言葉は、語呂がよかったり、口に出したときのリズムがいい。
しかも、真剣さやユーモア、空気感までも言い回しひとつで表現することができる。
うまく使えるようになると、がぜん言葉に勢いが出てくる。

「論語」
人間と語彙を磨きたければ、「論語」をインプットするとよい。
論語は、孔子と弟子たちの問答をまとめたもので、「大学」「中庸」「孟子」と並んで儒教の「四書」に数えられる書物である。
論語の言葉の明快さと深さにはそのつど感銘を受ける。

「アウトプット5回の法則」
インプットした言葉は、アウトプットすることによって定着する。
頭に定着していない言葉を間違えて使うと、嘲笑の対象になり易い。
そんなリスクを避けるためにも、最低5回は使ってみる。
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語彙力を高める(1)

2017-06-29 13:14:08 | Library
「語彙(ごい)」とは
毎日の仕事や日常生活のなかで、私たちはどのくらいの言葉を交わしているだろうか。
ほんの何分間でもプレゼンを聞くと、その人の持っている語彙や言葉の密度が分かる。
それは話の中で、「複数のことがらをひとつの言葉で表現しようとするか否か」で、判定できる。
語彙が少ない、教養が乏しいと感じる人は、とにかく言葉の選び方が貧困な人だ。
少ない語彙で表現することはたしかに便利で、言いたいこともなんとなく伝わるが、それ以上でもそれ以下でもない。
ただし、その便利さと引き換えに、語彙が少ない人は大きな代償を払っている。
人は無意識のうちに語彙を通じて「相手のレベルや知性」を判断しているから、相手から低いレベルで見られてしまうからだ。

ここでいう語彙とは、ただ「たくさんの言葉を知っている」という暗記的知識を指しているのではない。
豊かな語彙は、たくさんのインプットから得られる。
本や映画、テレビなどのメディアからも、そして人生経験そのものからのインプットである。
先人の紡ぎだした言葉や言い回し、リズム、そこに込められた教訓を身につけているということでもある。
それは単なる「知識」ではなく、「教養」以外の何ものでもないから、語彙力とは「教養」そのものだ。


素読のすすめ
素読とは、意味や内容を詳しく理解する前に、とりあえず声を出して本を読むことだ。
意味をじっくりと考えて頭で読むことを「精読」というが、幕末・明治初期まで、日本ではごく普通に素読が行われていた。
意味より先に音と言葉に身体を慣らすという、文字どおり「習うより慣れろ」が素読である。
本来、語彙を身につけるには、その言葉が含まれる文章ごと文脈のなかで覚えるほうがずっと楽だ。
豊かな日本語を声に出して読めば、それがそのまま「あなたの語彙」になっていく。
シェイクスピアでも、太宰治でも、川端康成でも、そして古文や漢文なども声に出して読んでみよう。

(つづく)
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プレゼンやディベートの学習

2017-06-28 08:50:36 | Library
プレゼンテーションやディベートといった発表や討論を行う学習活動が盛んだ。
その背景にあるのは、現実社会において相手を説得する力や、討論を行う力が必要であると認識されるようになってきたからである。
社会人として働く場合、こうした力はコミュニケーション力とも呼ばれ、公的な様々な場面において不可欠である。
社会人の第一関門とも言える就職活動における面接(公的活動)で、まずはこうした力を評価されることになる。

さて、一方で、私たちが日常生活の中で発表や討論を行う機会はどのくらいあるだろうか。
たとえば、スピーチはその機会のひとつでもあるが、日常生活でスピーチすることは、せいぜい結婚式披露宴ぐらいだろう。
おなじように、相手を説得しようとプレゼンテーションを始めたり、討論によって相手を打ち負かしたりすることも、なくはないが一般的ではない。
つまり、プレゼンもディベートも、すべて公的な場面での話し合い活動であり、私的な場面での話し合い活動とは性質が異なる。

それでは、どのようにして、プレゼンやディベートといったコミュニケーション力を高めるのか。
よく使われるのが「ロールプレイ」だ。
ロールプレイとは、ある課題に対して、参加者に役割を与えて模擬的なプレゼンやディベートをさせるものだ。
参加者に「演じる体験」をさせることで、自分の言語活動を見つめ直す機会を持たせることができる。
日常の中で起こりそうな場面で、かつ自然には遭遇しにくい場面を演じることで、参加者の言語活動の体験を補充し、さらにその言語活動を参加者同士(自分自身も含め)の振り返りにより「評価」することで学びが得られる。
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誤解を招きやすい言葉

2017-06-27 08:07:53 | Library
発問するとき
発問や指示は、生徒たちの「次の行動」を促す言語行動である。
教室でのコミュニケーションにおいて、強く求められるのは、「生徒たちが次に何をすればよいかが明確である」ことである。
その方策として、「できるだけ具体的な指示をする」

指示の一貫性
「また今度ね」とか「また次にね」とかいう言葉はよく使われる。
「今度」というのは、一番近い未来を表し、「次」は基準点から見た直後を表す。
教育現場では生徒たちの行動を指示しなければいけないので、「今度」や「次」という表現は当然のように使われる。
不用意に言葉を使うと指示があいまいになる。
曜日や日付をはっきり言えば、「今度」でも「次」でも混乱を招いたりはしないが、常に自分の言葉の使い方を意識することは大切だ。

理由を述べる「だから」
意見を述べるうえで、理由が言えるようになるのは極めて大切だ。
理由を述べる表現には、「~なので」や「~だから」という複文や、「~です。だから~」や「~です。そのため~」のような接続詞がある。
話し方の指導としては、理由と帰結の関係を考えさせるようにするとよい。
ただし、「だから」には落とし穴がある。
「だから」には、相手を非難するような用法があるからだ。
「だから、なんだって言うの!」「だから、もううんざりなんだ!」と言う風に…。
このような用法は非常に相手に悪印象を与える。
さらに、「だから?」と疑問調にすると相手を馬鹿にするような印象になる。
よりよいコミュニケーションをつくれるよう努力させることも大事だ。

反語を使うと感じが悪い
反語とは修辞法の一種で、相手の判断について、賛否を逆にして疑問の形で述べることだ。
「なんで、勝手にしゃべるんですか?」とか「いったい何をしているんですか?」という使い方である。
こちらの趣旨は(静かにしてください)とか(早くしてください)という意図だが、反語にすると非常に押しつけがましい感じになる。
できるだけ誤解を招かないようにするためには「反語」の使用は避けるべきだ。


いずれにしても「語彙(ごい)力」は高めたい。
「語彙が豊かになれば、見える世界が変わる」ということで、極論言えば、人生そのものが楽しくなるということ。
思考は、頭のなかで言葉を駆使して行われる。
つまり、何かについてじっくり考えて意見を持つためには、先にたくさんの言葉をインプットすることが必要不可欠だ。
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コミュニケーションのモデルとなれ

2017-06-26 13:29:06 | Library
「子どもは大人の鏡である」

けなされて育つと、子どもは人をけなすようになる

叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう

励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる

誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ

見つめてあげれば、子どもは頑張り屋さんになる

子どもに公平であれば、子どもは正義感の強い子になる

「こころのチキンスープ 愛の奇跡の物語」より
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