統合医療日記

ここでの統合医療とは単に西洋医学と東洋医学の統合ではなく、病気を肉体と精神と社会及び自然環境の4視点から見ていきます。

過敏と拘りを取る方法(悪魔と天使が混在する人々)

2019-07-25 21:04:43 | 毎日メンタルヘルス(今日の一言)

ASD:自閉性スペクトラム障害の人が増えていますが、これらの人の中で最も対応が難しいのが彼らの「過敏」と「拘り」の強さです。一応これらの人に対する職場での指導マニュアルは作っているのですが、今患者さん用の自己対処マニュアルを考案中です。下記は職場での対応マニュアルの3番4番ですが、一番大切なところです。

ASDの人はアンテナがとても敏感と言う所でしょうか。過敏を取るには神経を散らすしかありません。

空間的な思考をすれば思考が限局することが少なくなります。

 

今のところ患者さんについて考えているところは下記です。

1.テレビやラジオをつけたり、イヤホンで音楽などを聞いて感覚が集中するのを防ぐ

2.運動をして身体感覚の方を強める

3.0か100の考え方は止める。10割思考でどの程度の事象かを考える(それは3割賛成です、2割中立で5割反対です、等々)

4.嫌な刺激を受けるか感じたら、無視するか黙秘する(知りません、分かりませんとか答えられません等々の返事で対応が望ましい)

5.真の自分の感覚を覚醒させる(痛みや感情の限界を知る、徹底的にとかとことんということには注意)

6.矢は遠くを射るが弱い、槍は近くを刺すが強い(遠くを防衛するより近くを防衛したほうが効果的である)

7.近視眼的思考(遠くばかり見ていると近くが見えない)

8.決断の勇気、失敗する勇気を持つ(世の中やってみないと分からない、プライドは捨てる)

9.情報を入れすぎない(人生はバーチャルな世界ではない)

10.何事もスピードを早くしない、間を入れる

 

今日は患者さんと話して大きな気付きが有りました。それは次回11番目として説明します。

 

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古希の祝い

2019-07-25 10:12:59 | 統合医療村

 

古希の祝い:元々、ガン遺児の子でしたので、孤独で人から誕生日祝いをしてもらったことがあまり無く、してもらっても何となく恥ずかしく戸惑うだけなのですが、古希の誕生日となると、しかしながら感慨深いものがあります。

以前産業医をしていた頃、会社の保健師が「先生はその年まで元気なので羨ましい」などと60代の私に、若い彼女がマイナス思考的なことを言っていました。年を取るのが嫌な私は違和感を感じていましたが、今は確かに70歳まで無事に生きられたことをまずは素直に感謝すべきと思います。

父が45歳でスキルス胃ガンになり、私も50歳まで位しか生きられないと考えていましたが、熊井温泉と霊芝と周囲の方々のお陰で、母親も私も想定よりも長生きする事ができました。

...

昨日は思いもよらずFB友より郵送でプレゼントが届きました。私が若く見えるのでしょうか?還暦プレゼント?!

次に、本日患者さんから自ら手作りのフラワーアレンジメントをプレゼントしてくれました。

しかし何よりも驚いたのは本日来た別の患者さんです。22年に80歳で末期ガンの状態で受診し、元気になった患者さんでしたが、29年にさらなるガンにかかり、もうダメだなと思いました。それ以来受診する事も水を汲みにくる事も無かったので、私もすっかり忘れ、カルテを見ても誰か分かりませんでした。

顔を見てビックリ!!「まだ生きていたんですか!」なんて言ってしまいました。霊芝だけは沢山買っていたので飲んでいたようです。

先日も長らく新参のガン患者の目標「希望の星、潰える」というタイトルでFBにアップしようかと思っていたら、生きてあることが分かりました。霊芝を持って見舞いに近々行くつもりです。

私も多くの末期状態のがん患者さんを見ているので、そこそこの奇跡的なことも驚きませんが、今日はビックリしました!それが誕生日に起こったことは、私に過ぎ去る日々に感謝し、今後も頑張ろうという勇気と自信の誕生日プレゼントになりました。

 

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