本日の山からの戴きもの。
キノコのプリンセス、ハナイグチです
何かに似ていませんか?
そうです。ナメコによく似ています。この色といい、艶といい、ナメコにそっくりです。
ただし、大きな違いが幾つかあります。その一つが大きさ。
こっちがナメコ 同じ入れ物に入れたところです
同じように出始めのツブなんですけど、大きさが全然違います。そんなわけでマタギは、このハナイグチのことを『ナメコの親分』とも呼んでいます。
で、このキノコ、大きい上にナメコのようにツルンとした食感が魅力。さあ、どうやって食べようか。まずは、下ごしらえですね。
・軽く洗って、塩水に浸けて虫だしします(最初の画像、殆どない)
・軽く湯がいてから、細かい汚れを落としました
お昼に蕎麦を食べるというので、小粒の物だけ選んで、キノコ蕎麦にしました。
ボリューム満点のナメコ蕎麦という感じ
美味しかった!さすがはナメコの親分です。食感は、ナメコにそっくり。ただし、ほのかに針葉樹の香り。これは、松の葉の香りですね。秋に落とした、落葉松の葉から栄養をもらって育つこのキノコは、ナメコにはない香りを持っています。そこが、なかなかお上品。さすがプリンセスとも言えます。
さて、大ぶりな方だけど、ちょうどセンボンイチメガサのナメタケがなくなったところだったので、代わってもらいましょう。ということで、作るのは。
≪ハナイグチのナメタケ≫
となります。
作り方は、いつもと大体同じですが、大ぶりなので、
・縦に細く割いて使います
・酒醤油みりんで煮詰めていくんだけど、ちょっと量が多いので
・煮詰まる前に半分を取り出して、残った方を仕上げてしまいました
・続いて、取り出した分に南蛮醤油をかけてピリ辛味に仕上げます
はい、完成
お好みで、お好きな方を選んでお召し上がり下さい。
早速、夕食のおひたしにかけて食べたんだけど、さすがは親分です。ツルンとして非常に美味しい!
暫くは、我が家の食卓に花を添えてくれることでしょう。
山の神様、本日もありがとうございました。
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