「それじゃあ、スープとかシチューとかポトフとか、毎日作ろうか!」
先日まで見ていたアニメに出てきたセリフである。
このセリフが出てきた事情というのが、印象に残っている。
主人公は、心を冷たく閉ざしていた子供を引き取ることになったのだが、なかなか心を開いてくれない。
しかし、いろいろなエピソードを経て、徐々に心の氷が溶けてゆく。
そうして、その子供が、初めて好きな食べ物について語ってくれた時の主人公のセリフなのだ。
その後、それに関するセリフは一切出てこない。
だが、物語の中では、毎日シチューやポトフと思われる温かそうな食事をお互いに作りあうようになっていくことが描かれている。
こういう話には弱いんすよ。
また、真夏の暑さが戻って来るらしいから、その前にポトフを作って我が家の心も温めようと思った。
参ります。
※材料は、ジャガイモ、キャベツ、黄パプリカ、タマネギ、ウィンナー、ニンジン
黄パプリカだけなかったので買ってきました。
とにかく野菜たっぷりが、この料理の真髄です。水は900ml。3人2食分です。
ドバドバと野菜を入れて煮込むだけなんだけど、マタギにも好みがあります。
ニンジンはしっかり茹でて柔らかくしたいが、ジャガイモは溶けだすほど煮込みたくない。
で、順番を少々工夫しました。
・ニンジンは水から茹で始めました
・20分後ジャガイモ以外の具材もすべて投入
この料理の肝、摺り下ろしショウガ少々
味が締まって、温まる。
コンソメキューブ3個も入りました。
野菜にすっかり火が通った感じなので
塩一つまみで味の調整
うん、いい感じ!
このまま蓋をして火を止めて食事時に合わせて一旦冷まします。
・盛り付けの30分前をめどに、ジャガイモ投入。再加熱します
・普通にジャガイモを茹でる感覚で煮直したら出来上がりです
温かいポトフの出来上がり!
それぞれの野菜から出るエキスに、ウィンナーの旨みが絡んで、すごく旨いです。
家族も喜んで食べています。
ただ、後入れのジャガイモだけは味が染みていなくて、ちょっと浮いてる感じ。
可愛そうなことをしたという気もするのだけれど、ここでジャガイモが溶け出してしまうと別の料理になってしまう気がする。
微妙なところです。
ただ、翌朝、残りを温め直して食べてみたところ、ジャガイモが崩れることもなく味もよく染みて美味しくなっていました。
これは、ジャガイモ投入のタイミングですかね。
前半戦終了時に冷ますところで入れておけばよかったかもしれないですな。
いずれ、再チャレンジする機会もあると思うので試してみようと思います。
それにしても、身も心もあったまる料理になりました。
これは、「梅雨だから」なんて言わずに積極的に作って食べた方が健康的かもしれませんね。
八百万の神様、ご馳走様でした!