
本日、山の神様から戴いてきたのは、アサツキとフキノトウとワサビの3種。
このうち、ワサビは、環境を選ぶデリケートな植物だから、天然の状態で出会ったことのある人はそんなに多くないと思う。
けれども、アサツキとフキノトウは、正直なところ、どこにでも生えている山菜だ。
ただ、山の中で、排気ガスを浴びることもなく、すくすくと育ったと思うだけで、そのありがたみが倍増するってものよ。
先ずは、この純粋培養の山の幸から戴くことにしましょう。
どの山菜も、ひと手間ふた手間かかるんだけど、一番厄介なのはアサツキかな。
何と言っても、このひげ根が全てのものに絡みつきます
山で収穫した時に、可能な限りきれいに洗ってから持ち帰るんだけど、それでもひげ根や茎同士の隙間に汚れが残っています。
これを洗い落として、
ひげ根をすっかり落とすと
瑞々しい美しさ
簡単に言うと、極細のワケギみたいなものなので、香りを楽しみます。
したがって加熱も、沸騰したお湯でサッと湯がいたら、
間髪を入れずに冷水にさらして熱冷まし
あとは普通のおひたしのように寸切りにして
一丁上がり
続いて、フキノトウですけれど、
今回はツブじゃなくて茎
炒め煮にしていただきます。
こちらは、繊維が強いしアクも強いので、花と葉を外したら、
残ったお湯で5分間ほどしっかり茹でました
こちらも冷水にさらしたら寸切りにして味付け
150gあったので
※酒醤油みりんも大さじ1.5
先ずは、ごま油で軽く炒めたら
前述の調味料+ほんだし適量を加えて煮詰めていきます
あっという間に色が変わってきました
中弱火なんだけど、量が少なかったせいか、水分が飛ぶのが思いのほか早くて、危うく焦がすところでした。
2丁上がり
こちらは常備菜にするんだけど、つまみ食いでどんどんなくなっていきます。
まあ、人気があるのは良いことじゃ。
アサツキの方は、
本日の夕食に加わってもらいました
酢味噌和えなんだけど、なぜか酢味噌の作り置きがあったので、それを使わせてもらいました。
ああ、春の味
ここまで辿り着くと、ようやく本日の山菜採りが終わった、という気がしてきます。
山の神様、ありがとうございました。
今年も、美味しい山の幸をお恵み下さい。
感謝とともに箸を置く。
さて、もう一つ山の幸が残っているんですけど、こちらは一晩かかるので、明日のお楽しみになります。
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