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山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

食卓にも春の喜び

2025年04月12日 | 山菜料理

 本日、山の神様から戴いてきたのは、アサツキとフキノトウとワサビの3種。

 このうち、ワサビは、環境を選ぶデリケートな植物だから、天然の状態で出会ったことのある人はそんなに多くないと思う。

 けれども、アサツキとフキノトウは、正直なところ、どこにでも生えている山菜だ。

 ただ、山の中で、排気ガスを浴びることもなく、すくすくと育ったと思うだけで、そのありがたみが倍増するってものよ。

 先ずは、この純粋培養の山の幸から戴くことにしましょう。

 どの山菜も、ひと手間ふた手間かかるんだけど、一番厄介なのはアサツキかな。

       何と言っても、このひげ根が全てのものに絡みつきます

 山で収穫した時に、可能な限りきれいに洗ってから持ち帰るんだけど、それでもひげ根や茎同士の隙間に汚れが残っています。

 これを洗い落として、

       ひげ根をすっかり落とすと

 

       瑞々しい美しさ

 簡単に言うと、極細のワケギみたいなものなので、香りを楽しみます。

 したがって加熱も、沸騰したお湯でサッと湯がいたら、

       間髪を入れずに冷水にさらして熱冷まし

       あとは普通のおひたしのように寸切りにして

       一丁上がり

 続いて、フキノトウですけれど、

       今回はツブじゃなくて

 炒め煮にしていただきます。

 こちらは、繊維が強いしアクも強いので、花と葉を外したら、

       残ったお湯で5分間ほどしっかり茹でました

       こちらも冷水にさらしたら寸切りにして味付け

       150gあったので

 ※酒醤油みりんも大さじ1.5

       先ずは、ごま油で軽く炒めたら

       前述の調味料+ほんだし適量を加えて煮詰めていきます

       あっという間に色が変わってきました

 中弱火なんだけど、量が少なかったせいか、水分が飛ぶのが思いのほか早くて、危うく焦がすところでした。

       2丁上がり

 こちらは常備菜にするんだけど、つまみ食いでどんどんなくなっていきます。

 まあ、人気があるのは良いことじゃ。

 アサツキの方は、

       本日の夕食に加わってもらいました

 酢味噌和えなんだけど、なぜか酢味噌の作り置きがあったので、それを使わせてもらいました。

       ああ、春の味

 ここまで辿り着くと、ようやく本日の山菜採りが終わった、という気がしてきます。

 山の神様、ありがとうございました。

 今年も、美味しい山の幸をお恵み下さい。

 感謝とともに箸を置く。

 

 さて、もう一つ山の幸が残っているんですけど、こちらは一晩かかるので、明日のお楽しみになります。



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