山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

スルメイカの季節が始まった!

2023年07月05日 | 日記とレシピ

 仕事から帰ると、妻がモナリザの微笑み。

 むむっ、これは何かある。

 そして、

 「つい、買ってきちゃったのよ。」

「ふうん・・・。それは、『か』で始まるもの?」

「残念。『か』が入っているけど。」

 さて、何でしょう。

 マタギは、このところ暑くなってきたから、冷たい料理の食材と考えた。

 この発言から推察すると、海鮮系でしょう。

 だとすると、『カ』ツオの刺し身なんか食べたいよな、と思ったんだけど違ったみたい???

「なんだあ?」

冷蔵庫を開けてみると、可愛いサイズのスルメイカが3杯。 そうか、スルメイカの季節が始まったんですね。夏だもんね。

「スーパーで流しているビデオが、すごく簡単そうで美味しそうだったから買ってきてみたの。『イカのマヨポン炒め』だって。」

「鶏肉のガーリックマヨポンって作ったことあるけど、今回は、イカなのね。」

「ガーリックじゃなくて、バターで炒めてポン酢を和えて、マヨネーズをかけるだけみたい。」

「なるほど、俺、作っていい?」

「作ってくれるの?」

「はっはっは、任せなさい!」

・・・なんだか、うまく乗せられたみたいな気もするのだが、あまり気にしないことにしましょう。早速、作ってみます。

  ≪スルメイカのポン酢炒め≫

 下ごしらえの部

 ・イカの筒から身を丁寧に抜き取って、筒に残っている軟甲を抜き取り、軽く洗います

 ・身に付いているワタを外します

 ※普通は、足についている吸盤をこそげ落とすんですけど、今回は小さかったので省略

 ※『肝』は、スミ袋を外して、自家製『塩辛タッパー』へ

 代わりに、熟成した塩辛を1本取り出しました。

       これが、超旨いのよ!!

 ・筒は、幅1cmほどに切り分けて

 ・足や頭も食べやすい大きさに切り分けます

 ※カラストンビの嘴と目玉は廃棄。あとは全て活用しました。

 調理の部

       使った調味料は、この3つだけ

 ・フライパンにオリーブオイル小さじ2ほどを入れて加熱

 ※試していないんですけど、バターよりもこっちの方が美味しいと思った

 ・下味全くなしでイカを投入

 ・ゆすりながら炒めて、色が変わってきたら、ポン酢大さじ2ほどを回しかけて、煮ます

 ・あんまり頑張らずに、ポン酢が沸騰して全体に馴染んできたら加熱終了

 ・皿に盛り分けて、マヨネーズを適量かけて出来上がり

 妻が言うように超簡単でした。味付けとしても文句なしです。それから、特筆すべきなのは、イカの身の柔らかさ。加熱時間が短かったせいなのか、ポン酢が入ったせいなのか、はたまた、イカ自体が小ぶりだったせいなのか分かりませんが、これほど柔らかいイカの炒め物を食べたのは、初めてです。

 いやあ、甘露甘露!やっぱり、イカは旨いっスねえ。

 妻よ、ナイスでタイムリーな買い物でした。感謝!

 ・・・暦が夏を示したら、その季節の魚介類が食卓を彩ってくれる。何よりもありがたい天の恵みです。

 願わくば、この季節の恵みが、未来永劫楽しめる世の中でありますように。