頼りにしていた鶏モツの常備菜(砂肝炒めとレバーの甘辛煮)が底をついてしまった。天候のせいだろうか、スーパーに行っても置いていない。
困った。
普段の食事には影響がないんだけど、勤務先に持っていく弁当のおかずには、ご飯がすすむ常備菜が欠かせないんですよ。できれば、3~4種類は欲しいところで、2種類が消えてしまったのは痛手だ。
・・・ああ、そう言えば、あれもあったな。
冷凍庫にフキノトウを保存していたことを思い出した。
フキノトウの冷凍と言っても2通りあります。
一つ目が、
こちら様
フキ味噌と呼ばれるものです。皆さんお馴染みの『蕾』のフキノトウ。所謂、『春の使者』ですね。これは、定番の調理法で仕上げて保存してあるので、来年の春が来るまで早春の香りを楽しめる予定。
これで、冷凍フキノトウ料理の半分は成功が約束されています。問題は、残りの半分だ。
保存してあるのは、『茎』のフキノトウ。
例年だと、塩漬けにして保存するんだけど、戻して使おうとすると黒く染まってしまう。どうやら、茹でる工程で染まるようだ。だったら、保存する前に茹でてしまえと考えたんです。
茹でて塩漬けとも考えたんだけど
今年は、
真空パックにして冷凍してみました
コゴミがこのやり方でうまくいくので、もしかしたらと思ったんです。それを使ってみますね。
冷凍パックを袋ごとぬるま湯に漬けておくと
潰れてるのは仕方ない。色はいいじゃん
これを普通の炒め煮にしてみます。
・フキノトウをごま油で炒めて、本体200gに対して酒醤油みりん各大さじ2
※今回は、ラー油も加えます。それから、
これも欠かせません
・炒めて、煮始めてから追加しました
・煮詰まったら鰹節を回しかけて馴染ませます
フキもそうなんだけど、フキノトウも、茎を冷凍するとしんなりしてしまうんです。でも、味や食感に問題はなさそうです。まあ、半分成功と言ったところかな。
したがって、本年のフキノトウの冷凍は、「半分 + 半分の半分 = 3/4成功」と言ってよいのではないでしょうか。
これをお弁当に詰めると、
なかなかいい感じになります
華やかな天ぷらを食べちゃった後なので地味ですが、旨いんです。ご飯が旨くて進んで眠くなってしまうほどでした。
ちなみに今回のおかずは、家族みんなの合作であります。
ありがたやありがたや。
今後ともよろしくお願いいたします。
そして、フキノトウ料理に関しては、来年に向けて課題が残りました。来年の収穫期が来たら、また工夫してみたいと思います。