山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

山菜のマーチ

2021年04月08日 | 山菜採り
 ああ~!面白かった!!
 先週の山菜採りで味をしめた3人組。次の山菜採りの日程を調整したところ、5日後の本日に同じ場所に集うことが決定した。明日以降、天気が崩れそうなことが一番の理由だが、私の勤務に合わせてもらっての設定でもある。アリガトね。
 前回と違うのは、集合時刻。日に日に早くなる夜明けに合わせて、前回よりも15分早くして午前5時15分。お互いに100㎞以上の遠隔地から集合するのだが、それでも遅刻はない。顔を合わせるとニヤッと笑い、
「今日は、例の橋。直行な!」
「OK!」
阿吽の呼吸で行動を開始する。
 身支度を調えて山に入る。このところの高温で桜が一気に咲いて春めいてきたので、山菜への期待も自ずから高まる。山に足を踏み入れると、


    花盛り!


    最盛期も近いワサビのお花畑


    食べ頃のタラの芽
 本日は、常備菜用のフキノトウとシドケ(モミジガサ)が貰えれば、あとは、山の空気を吸うだけでいいはずだったんです。でも、もうだめ。じっとしていられない。タラノキにザイルをかけたりぶら下がったりして、山菜採りを楽しませてもらいました。
 これが、最初に書いた「面白かった!」その1ね(若返った気分!)。 以前より進歩したのは、幹を折らないように、上手に加重できるようになったことと、タラノキの棘で傷だらけにならなくなったことかな。今回の収穫物はA氏のもの(絶対量が少なかったので)。
 さて、常備菜のフキノトウを補充しておきます。


  フキノトウの雌花がズンと背を伸ばし始めました
 それから、やっぱりワサビが私を呼んでいる。


 「私を連れ帰って!」
この声には応えねばなるまい。


 コゴミはT氏にお任せ。私、今回はノータッチ。在庫整理に、もう少し時間がかかりますので。
 期待のシドケなんだけど、


    まだまだツブッコ


  その代わり、今週分のアサツキを戴きました
 「T川に行ってみっぺ。」ということになり、大移動開始。
 こちらの林道に今年入った人間は、誰もいないようで倒木が覆い被さっている。車から降りて、T氏と共に鉈で木こり作業。
 「カーン」「コーン」「バサバサバサ」「ドサッ」 
道ができました。久しぶりに鉈を振るいました。こういう作業が楽しいんだよなあ!これが「面白かった!」その2かな。
 車を更に奥へと進める。暫く進むと、今度は、巨木が道を覆っている。周りも雪だらけだ。残念ながら、これ以上は無理ですね。多分、この奥は冬の世界でしょう。
「あと、2週間ぐらいか?」
「1回見ておくと、次の予想立つね。」
「じゃあ、4月の下旬にもう一回来るべ。」
諦めて、雪の消え際から顔を出しているフキノトウを戴いて帰る。


    出始めのフキノトウです
 最初に遊んだN川よりも100mあまり海抜が高いんですが、季節は約2週間ほど遅れて進んでいる感じでした。まだ、春が来たばかり。
 季節は進みつつ、所を変えると、後戻り。こんな行ったり来たりを味わえるところも山遊びの楽しみです。

 「三歩進んで二歩下がる」
 こんな歌あったよな。山菜採りのマーチは、始まったばかりです。