シリーズ 意外だったこと 人災

立春です。今日から新しい年です。江戸時代は節分に年越しそばを食べていたらしい。このブログも3年目突入記念で？いつもよりは固い話で。
東日本大震災で福島第一原発が深刻な被害を受けました。これについては人災であったという論調が一般的です。私がメディアから得た印象では津波は予想できたのに対策が不十分と、「津波」の高さに関する報道が目立ちました。
海外の原発関係者からも人災であったと指摘されています。ただ、視点が違い、津波のことには直接触れていないようです。
専門家でもなく、スペースの関係もあるので、かいつまんで書きますが、原発の重大事故は「過酷事故＝シビアアクシデント」とよばれ炉心が損傷し放射能漏れを起こすことです。この原因は格納容器の破壊、または炉心冷却ができなくなり起こるメルトダウンが考えられます。そして炉心冷却ができなくなる原因のほとんどは電源喪失です。福島第一原発、言い換えれば日本の原発はこの電源喪失に対する備えが出来ていなかった、だから人災だということです。補助電源が津波に流される場所にあったのが問題であったというよりは、そのように電源が完全に喪失した時にどうするかの対策が甘かったと指摘されています。私が見聞きしているメディアからの情報とは随分違いがありました。原発事故は地震、津波だけではなく、テロによっても引き起こされる可能性があります。テロは堤防では防げません。こんなことで大丈夫かと心配になりましたが、調べたところ、専門家の間では海外と同じ視点で安全対策を進めているようです。ちょっと安心。

今日もまったく関係ない写真。
最初から片持ちらしいです。なんか利点があるんだろうか？