今日は「たのしいひな祭」りです。誰もが知っている「うれしいひな祭り」の一節です。この歌はサトウハチロウさんの作ですが、ご本人が一番嫌っていた作品だと今日の朝日新聞に載っていました。理由はいくつかあるようですが、最大の原因は歌詞でした。「お内裏様とおひな様」とありますが、二人揃ってお内裏様です。ですので、正しくは男雛、女雛となります。また右大臣と左大臣の顔も逆です。お内裏様のことは多くの人が間違って覚えてしまったのではないでしょうか。私も一昨日TV番組で知りました。
この記事には男雛、女雛の左右はどちらに飾るか、確か明治を境に変わったと聞いた記憶があったのですが、その理由や、なぜ埼玉県鴻巣市辺りに人形屋さんが多いのかなど、わかりやすく解説してありました。ありがたや。
ひな祭り＝上巳の節句は桃の節句とも言いますが、結構強引な感じです。今の暦では桃が咲くのは1ヶ月以上先です。太陰太陽暦から太陽暦に変わった時にそのまま引き継がれたのでしょうけど、その当時、違和感は無かったんでしょうか。また、山梨や岡山など、産地で周りに桃の花が溢れる地域ではどうなんでしょう？
伊予の水引で作ったひな人形。
伊予は古くから和紙の産地で、大王製紙もたしかここ発祥です。
